表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/16

➀入社

 (内定通知?)

 雅生は、送られてきた茶封筒を手にして思った。内定の意味がわからないのだ。指導教員が設定する会社は、悉く面接で落ちた。同期の学生は通ったようだ。教員に合否が知らされる。成績は問題ない、何故か?と問うと、「面接が」と。

そもそも、雅生も駄目だろうと思っていた。履歴書は正直に書いていた。学生になる前は、二十歳過ぎまで出稼ぎや流れ者もいる土木宿舎、飯場に五年もいたから土木作業員と書いた。

「建設会社に、いたのは?」

「食うためです」雅生は、そういう他はない。

 指導教員は、最後の手段なのだろうか、知る化学メーカー の専務を研究室に呼び出した。卒業研究に没頭している雅生をみる。


 雅生は、また土木作業員になれば良いと思っていた。訳のわからぬまま、会社の素性もわからぬまま入社式に行く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ