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⑫中田、怖がる

 母親が現れるかもと、中田に怖れが生じていた。工場から、「中田は、何時も飄々としている」

 中田は幼少期に父親に引き取られていた。兄がいる。母親に引き取られていた。父親は婿入りだったが、幼い記憶に殆ど家にはいない。士農工商、自分は士の出たとのプライドは、中田は理解できなかった。父親は、婿で苛められた話ばかりしていた。当時は、その様であろうが実際、真偽は分からない。中田にとってはどうでも良いことである。

 美紀は一人娘、婿取りで子も二人いる。

 美紀と美沙子は部所のとなりにある試験室に向かい合わせで机がある。中田が試験をしていると二人は家の話に興じていた。上司は、めったに来ない部屋である。美沙子にも子が二人いる。そう、二人は既婚である。地方の工場、基本的に早婚、高卒での社員が殆ど管理職も同様である。

 中田が入社した頃、二人は遠慮なく会話をしていた。中田は嫌われている事を自覚していたし、寧ろ歓迎していた。

 美紀が、単身赴任の夫の愚痴を話すのも耳に入る。(婿さんか、大変なんだな)と思っていただけだった。

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