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⑩美紀がボソッと言った。

 美紀がボソッと言った。

「何で、お母さんの所に行けなかったの」

 中田は、試験機でデータを採っていた。美沙子はいない。中田はうつむいた。聞こえぬ振りをした。先日、中田の部から工場に移動になった井元から、すれ違いざまに「貧乏だったんだって」と言われた。

 (あーあ、何て間の悪い)中田は、思う。俯くと、涙が出た。工場に向かう。

(どうしょう)辞めれば、学校に入った意味がなくなる。平穏に過ごしたい。(やはり、流れ)

 博には、行くと連絡してしまった。久し振りに、パチンコ店に行く。博の母親は敷地内でうどん、蕎麦の軽食店をしている。中田は、その手伝いをしながら学校に通ってもいた。

「中ちゃん、行ってくれるんだって」裏にある換金所でうどんを啜る中田。辛そうに、頷く。

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