表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

転生したら乙女ゲームの悪役令嬢だったと彼女は言った。

作者: 大貞ハル

転生したら乙女ゲームの悪役令嬢だったと彼女は言った。


彼女の名前は リズベス = フェアフィールド 。フェアフィールド公爵家の御令嬢だ。

長身でスマートだが胸は大きな金髪美少女だ。


今日は公爵家で行われた第一王子の婚約者内定のためのお茶会だ。

つまり出来レースである。


一応、王子の前後1歳の貴族令嬢は全て集められたため、男爵令嬢であるウィニフレッド = フォレスターも参加させられていた。小柄なピンク色の髪の少女は場違いなお茶会で居心地の悪い思いをしていたところ、リズベスに声をかけられ、少し離れたガゼボに連れてこられたのだ。


「私、貴方をいじめないといけないのですが、いじめってどうしたら良いのか分かりませんの…」


「そう言われても困るのですが、実を言うと私は前世の記憶がございまして、他の世界で死んだらこの世界に転生して、その後断罪されて死亡した リズベス = フェアフィールド と言う公爵令嬢でした」


「え?」



後日、リズベスとウィニフレッドが2人で話し合っていると、後ろに控えていた侍女のダイナがこう言った。


「実は私、前世の記憶がありまして、他の世界で死んだらこの世界に転生して、公爵令嬢に生まれ変わるも断罪されて処刑されさらに転生、断罪された公爵令嬢を救おうとして殺された男爵令嬢で、ウィニフレッド = フォレスターと言う名でした」




それから何日経っただろうか、彼女らはついに王女殿下へと辿り着いた。


「私は公爵令嬢→男爵令嬢→メイド→公爵令嬢の母親→公爵令嬢の友人の侯爵令嬢→学園の教師ときて、今世で王女ですわ」

「「「………」」」


「やあ、このお茶会はなんの集まりなんだい?」

「だ、第一王子殿下…」


彼女たちの認識では公爵令嬢を断罪して死に追いやる男である。


「実はかくかくしかじか…」

「あ、話ちゃうんだ…」

「な、なんだと?!」


王子は驚きながらもこう言った。


「実は私には前世の記憶があって、異世界で死んで公爵令嬢に転生(中略)王妃としてなんとか断罪劇を食い止めようとしたがダメだったが、気づくと再び転生したのだ」


「どういうことなのん…」



この後、最終的に全員死んで逆行転生した。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ