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見てみぬふりをする斎藤さん。

作者: 七瀬





私の職場には、、、見て見ぬふりをする【斎藤】という男性ひとがいる。

彼の年齢は、31歳独身、口下手の奥手で照れ屋で引っ込み思案の斎藤さん。

私や他の職場の女性が困っていても、見て見ぬふりをするのよ。


でもこそっと、不器用ながらに私たちに教えてくれようとする斎藤さん。



私はずっと女性に興味がないものなんだと斎藤さんをそんな風にみていたの!

なんだか? それは、少し違うのかなと思うようになってきたわ。



 ▽



私の名前は 『景井 里緒菜』24歳、彼氏募集中。



斎藤さんは、よく誰かが何かあると?

見て見ぬふりを1度はするのだけど、、、?


最終的には、根が優しいのか?

助けようとしてくれるのだけど、不器用過ぎて相手に伝わらない!



___以前も、こんな事があったわ!


職場の女性がコピー機の紙がないと言って、その日の機嫌も悪かったのか?

コピー機を、【バーン】と思いっきり叩いて壊してしまったの!



『・・・えぇ!? どうしよう? コピー機、壊れちゃった!?』

『___えぇ!?』

『業者呼んだ方がいいんじゃないか、、、?』

『でも、まだコピーしないといけない書類が残ってるのに、、、!』

『じゃ、なんで? 叩くかな?』

『・・・スミマセン。』



___遠くから見ていた斎藤さんは、、、?

その時は、見て見ぬふりをしたけど、お昼休憩になると、、、?


一人、黙って! コピー機を直していたの。


___お昼休みから、戻ってきた!

コピー機を壊した張本人は、コピー機が直っている事にビックリしていたわ!


『誰が? 直してくれたんだろう、、、?』

『___さあ?』



 ▼



___ただ斎藤さんは、、、?

不器用なだけで、いい人なんだと私は思っているのよ!




___それに?

斎藤さんは、女性と話したがらないから、、、?

てっきり、私の中で斎藤さんは【女性が嫌い】なんだと思い込んでいたの!




 *



___でも、ある時、、、?

斎藤さんが、私に言ったわ。


『景井さんは、僕の中で、、、女性として見ていないから、、、!

とっても話しやすいよ!』

『えぇ!? 私はてっきり斎藤さんは、【女嫌い】なんだと思っていました。』

『・・・えぇ!? 僕が!? ただ女性と話すのが苦手なだけだよ!

僕は、どちらかと言えば、、、? 【女好き】だからね!』

『・・・・・・』



真面目な顔で、顔色変えず! 私にその言葉を言った斎藤さんは、、、?

私の知っている斎藤さんじゃなかったの!


私は斎藤さんから【女嫌い】という言葉を期待していたのかもしれない!



・・・それなのに。

【女好き】と言った斎藤さんは、私が見たことのない顔をした斎藤さんだった。




【・・・ひょとして? 私! 斎藤さんの事が好きなのかも!?】



___そんな風に思えていたけど、、、?




斎藤さんが、職場の中でもかなり年配の女性を見る目がやらしいと

いう事に私は気づいたのよ!


___ひょっとして? 斎藤さんって?

【熟女好き?】なの?



そんな風に、思った私は斎藤さんへの気持ちが一瞬で冷めたわ。



『___まあ、斎藤さん! ドンマイ!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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