初戦闘
ぐぬぬ……。日間37位…。くやしいなぁ……。あ、車に轢かれなかったっすね!だからかぁ…(錯乱)
あと、pvが2000くらいと前日を下回ってしまった…
もうちょい文才が欲しい今日この頃…
おばあさんの家から広場のある大通りまでは、そこまでかからずに行くことが出来た。大通りを西に進み、薬草の森へと向かう。15分くらい歩くと、うっそうとした森が見えてきた。想像以上にうっそうとしており、森の入り口には柵が刺してあった。
“この先 クマ注意”
!!!!???
いや、シャレになんねぇえええええええ!
叫びたいのをぐっとこらえ、薬草を探してみるが見つからない。手に持っている薬草が萎びていて確実ではないが、おそらく入り口の辺りに薬草はないのだろう。そう考えた僕は、森の奥へと進むことにした。
こそこそとあまり足音を立てないように進む。10分くらい奥に進むとそれらしき草が生えていた。
思わず、よっしゃ!と言ってしまい慌てて口を塞ぐ。幸いなことに、魔物に見つかったような様子はなく、辺りはシーンと静まり返っていた。
今がチャンス!とばかりに、急いでそれらしき草を集める。そして集めたアイテムをアイテムボックスの中へと入れる。アイテムボックスに収集した草の数を数えると26枚もあった。
ふぅ、集め終わった。あとは帰るだけ!
その油断がまずかったのだろう。背後でバキバキッ!っと音がしてとっさに振り返る。そこにいたのは巨大なクマだった。脳裏に浮かぶのは、“この先 クマ注意”の看板である。
やっべええええ!死ぬぅううううう!
後ろを振り返った僕に対して、クマは先手必勝とばかりにバンザイポーズで飛びかかって来る。
おいいいい!巨体で飛びかかってくるのは反則だろぉおおおお!
そんなことを考えながら、イチかバチかで左に跳んで避ける事を試みる。幸いというかなんというか、クマはさっきまで僕のいた位置に正確に飛びかかってくれたため、僕は巨体に潰されずに済んだ。しかし、その代償として、受け身をとれなかった僕のHPは半分を切っていた。
僕に避けられ、背中を向けていたクマが反転しこちらを向く。クマはもう、さっきのバンザイポーズではなく、4本足で立ち、前足に力を蓄えた戦闘態勢だ。少し怒ったような様子で、どうも逃げられそうにない。
「仕方ない。やるか」
僕も立ち上がり、体勢を立て直す。いつの間にか体が光を纏っていた。
「グウァァァァァァァァア!!」
「♪♪」
クマが大きく吠える。僕は、吟遊詩人として初のスキルである歌唱を、スキルガイドに沿って発動させ、少しでも防御力を上げて死ににくくする。
さあ、第二ラウンドの始まりだ!
「さあ!!、存分に殺し合おうぜ(やりあおうぜ)!!!!!!!!!!!!」
余裕だぜ!!こんなのはよぉ!!!ぬるいんだよぉ!!
クマとの第二ラウンドが始まってから数回クマが攻撃を仕掛けてきて、それを避けた時にふと思った。これはクマに勝てるんじゃね?
その理由は、さっきよりも圧倒的に楽だからである。さっきは、後ろからの不意打ちを受け、その結果ギリギリでの回避を強いられ、HPが半分以上持って行かれた。しかし、今度は正面からの攻撃をただ見切って避ければよいのだから、HPが減る心配はない。しかも、こっちは勇者のオーラってやつで回復までしちゃうおまけつき。今、6割程度まで回復しているから、後2~3分も避け続ければ全回復できる!
あー、後はアイツにどうやって攻撃しよう……。魔法攻撃するには動き止めないとな…
そんなことを考える余裕すら生まれてくる始末である。そして、またクマの攻撃を避けて次の攻撃に備える体勢になったタイミングだった。
ドンッ!!!!!!!!!!
!!!?
「ガハッ!!」
不意に後ろから訪れる攻撃。その攻撃だけで、まだ6割程度しか回復しきっていない僕のHPはゼロになった。歌唱で多少は上げているとは言え、しょせん防御力ゼロである。あんなにクマ相手に余裕をかましていたのが嘘みたいに、僕はあっけなく死んだのであった。
まさかの初戦闘で余裕かましてからの負けるというムーブかましていくユウちゃんw
そして、実はユウちゃんバトルジャンキーだった疑惑(確定)
あと、吟遊詩人のくだりなんですけど、歌を歌って防御力を上げるってのを初心者用のガイドに沿ってするってのをうまく表現できずにスキルガイドとか「♪♪」(←これは特に酷い)とかにしたんですけど、いいアイデアありましたら感想欄で教えてくださるとうれしいです…
あと、戦闘シーン下手くそかよ!とか、あんなに余裕かまして負けるんかい!とか思った人や少しでも面白い、続きが読みたいと思った人は是非、ブクマ、評価、感想をお願いします!
pvが前日に負けちまったし、日間順位も下がってしまったオラにみんな元気(pt)を分けてくれ!