気づけばいつの間にか伝説に...
ギリセーフです(よね?)
なんだか最近めちゃくちゃキツイー!
クロさんとレイさんとフレンドコードを交換し終えた僕は、再び町の中心街へと戻った。町中で、前来た時にやり残したことがあったからだ。それは、長蛇の鉄の出来ていたマイさんのお店へ行って、新しい薬草炒めとお金を貰うということだ。
久々の中心街にはまだ行列があったが、前に見たときよりは人の数は少なくなっていた。さっそく、列へと並び、マイさんの店へと向かう。
「こんにちは」
「いらっしゃいませー!!あら、ユウちゃん!久しぶりね!連絡手段も何も無くて、野菜炒めのお金どうすればいいのか分かんなかったから、来てくれて助かったわ!」
マイさんのお店では、小さな雑貨やお皿、箸などの木材を加工するアイテムを売っていた。
「あの日の野菜炒め、めちゃくちゃ好評だったわ!!でもすぐ売り切れちゃって…。巷じゃ、伝説の料理人とか言われてるのよ貴方。あとで、掲示板の料理人スレをみたら分かると思うけど…。まあ、とりあえず、売り上げは5割ずつでいいかしら?」
タダ同然の薬草を炒めただけで、売り上げの50%も貰っていいの!!!?しかも伝説の料理人!!そんな大したことしてないんだけど!!!そんな思いが顔に出ていたらしい。
「いやいや、初日から料理をするプレイヤーなんてなかなか居ないから!しかも、それがおいしいとなれば、評判になるのも納得だわ。で、お金だけど、売り上げの5割でいいかしら?それで納得してくれるなら、今回の売り上げは10万コルずつの山分けよ」
10万コル!!!!!!!!!!!?森で拾った草を炒めただけでこの値段というのは、端的に言ってぶっ壊れているだろう。
「で、お願いなんだけど、もう一度作って売ってくれないかしら。売れすぎて、すぐに無くなっちゃうのよ」
そういうと、久々にあの半透明の奴が現れる。
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クエスト≪マイの依頼≫
薬草炒めを作り、マイへと納品せよ!
クエストを受けますか?YES/NO
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こちらこそ、そんな値段で買ってくれるのならば、作ることになんの文句も無い。僕は迷わずYESを押す。
「出来たら、早めに連絡頂戴ね」
そんなわけで、マイさんともフレンドコードを交換し、さっそく僕は薬草炒め作りに勤しむことにした。
「ふーん、最初にバックレたときには黒かと思ったけど、どうやら白臭いわね」
これが、私が彼女に下した結論である。彼女には、ある疑惑があったのだ。それは、連続突然死の黒幕ではないかということだった。売った中の1割くらいだったが、「謎の突然死をした」と、わざわざ私に文句を言って来た人たちがいた。彼らの言い分は、町を出たら、急に死んだというものだった。そして、その日の夜に彼女が来なかったことで、実は黒幕説が私の中で密かに来ていた。しかし、今日来てくれて、しかも追加注文も受けてくれるということで、もうそれは無いだろうとおもっている。店の前で、おばあさんをかばって狂犬とPVPをしていたのもちらっと見ているし、何より表情にこわばりや嘘が見られなかったのだ。何が原因なのかなぁ…と私は一人心地ながら、再び店内へと意識を戻した。
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