表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

クリームシチュウを食べよう。

作者: 川島けん

クリームシチュウ


 2019年1月7日。

 新年を迎えて最初の仕事日。といっても今日は多分暇である。明日は、通常の下版日だから少し忙しくなるだろう。ということで気分も乗らない初仕事日だった。

 10時を過ぎた頃に起きて、メールチェック。やはり、仕事関連のメールは来ていない。

 SNSとネットニュースをチェックして、あっという間にお昼。

 冷蔵庫に余っていたうどんが合ったので、焼きうどんを作った。それだけでは足りないので、甘く煮た油揚げに酢飯を突っ込んでいなり寿司を作った。

  甘辛いいなりと酢の効いた飯が絶妙だった。

 

 お昼を食べていた頃、チラシ修正のメールなどが数件あった。それらは急ぎではないようで、催促の電話もなかった。

 修正の対応が終わると、やはりまた手が空いてしまった。

 時間もあることだし、今日は少し時間を掛けて夕飯の準備をしようかと思った。そこで思いついたメニューがクリームシチュウ。今日は特に寒くてたまらないというほどでもないが、シチュウを作る。

 クリームシチュウってちょっと甘くて良いんだよね。何故か甘いものが食べたいのだ。

 

 材料は基本、家になるもので作る。冷蔵庫と相談だ。

 鶏もも肉があった。よし、クリームシチュウには鶏肉だよな。

 常備菜のじゃがいも、人参、玉ねぎもある。少し風邪気味なのでニンニクも入れよう。バターも少量だがあった。牛乳もある。

 自分の食べたいクリームシチュウのイメージが固まった。

 よしっ、作ろう。

 

〜〜〜〜〜〜

鶏もも肉は一口大に切って塩胡椒をしておく。

玉ねぎは溶けてもいいので細かく切る。

人参は少し小さめの乱切り。ニンニクは摩り下ろしておく。

じゃがいもは大きめに切る。煮込むと溶けてしまうから。やはり、シチュウのじゃがいもは溶けてしまっては悲しい。


 炒めるのに使うのは大きめの片手鍋。ステンレス製の3重構造のやつだ。野菜炒めとか麻婆豆腐を作るときは鉄のフライパンで作る。鉄分が取れるからだ。

 なるべくテフロン加工のものは使わないようにしている。


 料理する時、わたしは材料を予め揃えておく。

 材料の入れ忘れを防ぐためでもあるが、プライパンに火を入れながら刻むとか難しい。

 わたしはプロではないので、これでいいと思っている。

 ステンレス製の片手鍋にオリーブオイルを入れて火にかける。油煙が上がるまで鍋を熱する。油と鍋を温めておかないと、焦げ付いてしまう。

 

 十分温まった鍋に鶏もも肉を皮の方から入れて強火で焼き目をつける。少し焦げたくらいの状態が好みだ。

 焼けた鶏肉は一旦取り出します。洒落ではないです。

 鍋は洗わずにそこへ刻んだ玉ねぎを入れて弱火で炒めていく。玉ねぎは旨味が出るから結構色んな料理に入れている。おでんを煮込む時も丸のままの玉ねぎを入れておいたりする。玉ねぎにおでんの汁が染み込んで凄く美味いおでん種になる。


 玉ねぎは飴色にする必要はない。透明になればそれでいい。次に人参、じゃがいもを順番に入れて炒めていく。

  炒める時間は適当だ。じゃがいもも油で炒めたら透明なかんじになる。

 そこまで炒めたら、料理酒を入れてアルコールを飛ばす。ワインの方が雰囲気出るが気にしなくていい。さらにそこへ調味料と水、牛乳を入れる。コンソメ。ほぼこれを入れるだけで味が決まるのではないか。最後にバターを入れて味見する。


 夕日を見る前にクリームシチュウの調理が済んでしまった。

 今日は仕事が忙しくない。シチュウは作りたてより時間が経つたほうが好みなのであえて早めに作っておいた。これから夕食までの間に一度シチュウが冷えて味が馴染むだろう。

 久しぶりにワクワクする夕食が楽しめそうだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ