表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の歩んだ半生  作者: 白黒赤
3/51

初恋

私の初恋はいきなり訪れた。


その相手は、佐藤といった。ここでは、仮名とする。

佐藤の顔は整っていて美人だった。

頭が良く、長髪の黒い髪、整った顔、短気な性格が特徴だった。


小学5年生の私は、佐藤とちょっとした口喧嘩をした。女性には優しくするのが基本だ。もしかしたら女性と対等に喧嘩できるのは、小学生ならではなら特権かもしれない。小学生の時は女性の方が成長早いし、下手したら女性の方が強いかもしれないしね。


話しを戻そう。

喧嘩の際に、いきなり腹部に強烈な右ストレートをかまされたのだ。

その時に私の初恋が始まった。

決してMだからではない。

人と変わっているかもしれないが、私は佐藤を好きになってしまったのだ。

腹部にも物理的な衝撃を受けたが、心の方の衝撃の方が大きかったのだ。


男にも物怖じしない性格に自分は魅了されてしまったのだろう。


好きになったからといっても、何か進展があるわけでもなかった。

自分だけが佐藤を意識し、授業を受けながら佐藤を見ていた。


そして時だけが流れた。


体育の整列で腰に手を当てる役の小さな私の初恋は、小学校卒業と同時に終わってしまったのだ。


理由は、佐藤の私立進学によるものだ。

同じ中学校に行っていたら。なんて考えた時もあったが、それでも付き合えたなんて到底思えない。その時の自分は、小心者でいじめられっ子だったからだ。


小学校卒業後の次に彼女を見たのは、30歳の時だった。


彼女は、自分の夢のアナウンサーという職業についており、私はテレビを通して彼女を見た。


当時のように凛々しい顔をしており、ネットで調べたら結婚もしていた。


30歳の私は無職独身だった。。


夢を叶えた女性、無職の自分。不甲斐なさだけが心に残ったのを覚えている。






ブックマーク並びに評価ありがとうございます。

小説というより日記に近くなってしまってますが、どうぞよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ