表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の歩んだ半生  作者: 白黒赤
18/51

帯状疱疹とエイズ

無職になって1年ぐらいが経過した時だろう。

肛門に何かデキモノができた。


何か膨らんでるけど、まっほっときゃ治るだろう。そう思って自分は放置した。

できた場所が場所だし恥ずかしいし。


放置して1週間ぐらいたった頃、小便がでなくなった。尿閉塞というやつだ。

尿は絶対にある。尿意もある。だが、でない。


1日間尿が出ない状態になって、流石にこれはやばいんじゃないかと思い、深夜タクシーに乗って病院に行った。


病院に着くなり、看護師に尿が少し溜まってるレベルで大袈裟だと言われたが、こっちはそれどころでは無い。今考えるとその看護師も患者によくそんな事が言えたなと思う。


原因を調べるのと尿閉塞の対処をする為、尿道にホースを無理矢理さされ、肛門に指を突っ込まれた。


もう人形状態です。


ホースから大量の尿が出ていた。


結果、帯状疱疹という名前の病気だった。

これは、小児や老人や免疫力低下している人間になりやすいというものだった。

発症する部分は、まちまちで肛門にできるのは、かなりレアなケースらしい。


5日程の入院となった。

人生初めての入院だ。禁煙なのが、かなり辛い。


そのたった5日で大きな出来事が2つあった。


まず1つ目、これは軽い笑い話である。

4人部屋に入院し、前と横の患者がオナラで会話していた時に若い看護師が私のところにきた。


勉強の為に肛門見せてくれませんか?


待ってくれ。君は、医者でも無く看護師だろう。

見る側はいいだろうが、見せる側は苦しかない。

私はそんな変な趣味も無いし、普通に拒否をさせてもらった。

今となっても衝撃的な出来事だったと思う。


2つ目は、医者にほぼエイズであると言われた事だ。帯状疱疹で入院した時の血液検査で、性病が見つかり、その性病自体は薬で治るのだが、その病気になっている大半の人はエイズにもなっているらしい。


性病の心当たりがあった。

パチンコ屋の元彼女だ。別れた後に1度性行為をした。かなり誘ってこられたのでしてしまったのだ。

よくよく考えたら、その時のパチンコ屋元彼女の携帯待受が今の彼?とのツーショット写真だった。

怪しい事この上無かったが、気にせず性行為におよんでしまったのだ。


経緯はいいとして、医者にエイズの可能性が高いと言われた俺は気が気でなはなかった。


血液検査をして結果を待つ俺。

その結果が出る前に私は退院した。

すぐに近くの神社にお参り。出来ることはもうそれしかない。

神に頼むしか方法がない。困った時の神頼みだ。


後日、外来にて検査結果を言い渡された。

陰性だった。神に感謝した日だった。


その後、性行為が少し怖くなってしまったのは言うまでも無い。


退院後も尿閉塞は続いていたが、退院後1週間程で尿がでるようになった。


そこから、私の再就職がはじまった。

次の仕事は電話交換機の設定等だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ