仕事
入社後、3ヶ月間他社の教育機関に通うことになった。
目標としては、下記のどれかの資格を取る事だった。
・MCP マイクロソフト認定資格
・LPICレベル1 Linux認定資格
・CCNA cisco認定資格
全てベンダー資格と呼ばれるもので国家資格とは違い、資格に有効期間もある。
私は、CCNAを勉強して取得した。
今となっては期限切れの資格だが。。
兎にも角にもこれで準備は整った。
私の職場は、入社してから知ったのだが人材派遣事業だった。(入社前に調べろ!って思ってる方、申し訳ありません)
この資格という武器で、人材アピールをするのだ。
正社員になっているのに再度他社で面接ってのも変な感じだった。
3社ぐらい受けたところ、大手の会社のアウトソーシング部門に協力会社として行く事になった。
仕事内容は、色々あるが最初はサーバ運用がメインだった。
次第に設計や構築もするようになった。
簡単に説明するとこうなる。
・運用
サーバやスイッチ等の今ある機器を管理すること。エラーや機器が壊れたら障害の対応をする。
基本現状維持の24時間管理体制。
時間については、サービス内容によっては異なる場合もあるため、確実に24時間体制というわけではない。エラーが発生すると、監視部隊より自分の携帯に電話がくる仕組みとなっており、深夜でもその障害をなおしにいかなくてはならない場合もある。
・構築
言葉を使う場所で異なるが、私の場合の構築とは
サービス開始時のサーバやスイッチへ各種OSをインストールしたり、設定したりする事をさす。
先に構築設計書を作成していたりするので、それを元に機械の設定をする。
機器の配線等も実施したりする。
・設計
どのような機器を使用するか選定したり、どこに機器を配置するかやIPアドレスの割り振りから各種設定項目における設定値を決定する。
サーバのスペック不足により稼働ができないとか、アクセス負荷に耐えられるように負荷分散をおこなうかどうかなどを検討し決定したりする。
大まかに話させて頂いたが、そこまで間違ってはいないと思う。
入社して5年たった頃だろうか、私は会社に行く事が出来なくなってしまった。
起きて会社に行こうとすると背中に激痛が走ったり、電車で気分が悪くなったりしたのだ。
その時は、設計や構築の作業が終わり仕事内容が運用になり、極端に仕事量が無くなった時だった。
それまでの設計や構築の作業はきつかった。
基本タクシーで帰るのが当たり前だった。
睡眠時間も2時間や3時間程度で次の日を迎えては、作業を続けた。
その時は大丈夫だったんだ。
しかしながら、仕事量が無くなった途端、よくわからない症状で会社に行けなくなった。
教育機関で1つ小話を聞いたのを覚えてる。
会社員のリストラ方法だ。
大波小波という方法で、仕事量を極端におおくしてから、一気に仕事を無くすという方法。
これにより、人間に虚無感がうまれ辞めさせられるという話だった。
それに偶然自分が当てはまってしまったのだろうか。。
その後、何度か会社に行ったものの、私は派遣先からクビとなった。
派遣元の会社はというと、あっさり私の自主退職を促してきた。
あの時、精神科や心療内科に行ってれば話は変わってたかもしれなかったが。
私は無職となった。
評価ありがとうございます。




