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第2話 初めての火魔法

ファイヤーアローの魔法を教えてあげる代わりに、火薬草集めを手伝ってもらった。

集めた火薬草は、その場で火炎丸に錬金魔法で加工した。


火炎丸は、1センチほどの玉で、火炎草を7束使って錬金する。

これがあれば、1個で30センチのファイヤーボールが撃てる。


だから、ちょっとぐらい強い魔物が出てきても大丈夫だ。


何しろ、魔道具を全く持ってない状態の迷子なのだ。

魔物に襲われたら目を開けられない。


「このくらいでいい?」

「おー、手伝いありがとうな」


ふたりが集めてくれた火薬草で火炎丸が全部で35個も作った。

とりあえず、よっぽど強い魔物に出会わなければ大丈夫だろう。


「それじゃ、火属性の魔法、ファイヤーアローを教えよう」

「「わーい」」


まぁ、13歳だから大人になってしまった人と違ってまだまだ魔法を身に着けることができる年齢だ。

あっという間に、身体の中の魔力移動を覚えて、ファイヤーアローを出して撃つことをマスターした。


「すごい。僕も魔法使いになっちゃった」

「私もっ。魔法なんておとぎ話だけだと思ってた」


うーん。そんなすごいものじゃないんだけどな。

魔法と言っても火薬草があるから、できること。

もし、火薬草なしにやろうとしたら、魔素を集めなきゃいけないから一気に難しくなるなぁ。

もちろん、私はできるよ・・・さすがにそのくらいの魔法実技は・・・30年やっていないけど・・・


「お兄ちゃん、さっき、草から玉みたいの作っていたよね。それ、何?」

「あ、これは火の魔法を使うときに使うアイテムなんだ」

「どう使うの?」


まぁ、一個くらいいいか。

久しぶりの練習も兼ねてね。

ちょっとデモンストレーションしてみよう。


「ほら、あっちに大きな岩があるだろう」

「うん、白いのだよね」

「そうそう」


ふたりが注目している所で、火炎丸をひとつ左手に握って魔力を込める。

右手を開き前に突き出す。

左手から魔力を身体全体に巡らせて、右手の平に集める。

そこから外に出して、火炎で出来たボールを作り出す。


「よし、いい感じだ。たぁっ」


別に掛け声いらないけど、子供たちは、そういうの期待しているのが分かるから応えてみた。


40センチの大きさのファイヤーボールが飛んでいき、白い岩にぶつかる。

すごい音がして、白い岩を削ってファイヤーボールは消えた。


「「すげーーーー」」


尊敬のまなざしでふたりが見てくれる。

なんか、気持ちいいな。


順調にブクマが増えています。うれしいです。

この調子だと12時の更新でランキング100位に入れるかもです。

うれしいから、早くも次の話をアップしちゃいます。


今日は連続6話アップする予定です。


ブクマ、よろしくお願いますね。


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