訴える作者
感想について読者へ訴える作者さん――また訴えるエッセーを書く作者さん。
批判をオブラートに、幾重にもして包んでくれと言う。
前回の話と矛盾するかもしれないが、「面白くない」とハッキリと言うのはやめて欲しいのは、作者本人が『自分の作品は面白くない』と思っていることをズバッと刺されてしまったと思うから、あーだこーだと「どこが面白くないんですか?ハッキリとその箇所を出して見なさいよ!」と、不貞腐れたからの感想批判なんだろうか?
図星だから?
……いや、「そんなことはわかってんだよ!」の逆ギレか…
キレるまではいかないものの、でも、そんなに言うならば魂から叫べばいいのに。
「ほら、みんな嫌がってるんですよ〜傷ついちゃうんですよ〜」
ではなく。どっから引っ張り出したのかわからん第三者の代弁みたいに冷静を装って読者に語っていないで、自分自身が思っていること、自分には何故批判しか来ないんだ、評価されないんだ、オレの作品の良さってどこだよー!と、心の底から叫べばいいのにと思ってしまう。
自分のことじゃない。なぜか他人の目線で、なぜか諭しだすから読んでいる方は「は?」となってしまうんだ。捻くれている私なんてさらに喧嘩腰で読んでしまう。
でも、読んでしまうんだよね。ムカつくのにさ…
気を引く文章を書けるんなら、そういうスタイルで他の作品も書けばいいんじゃないかと思う。ついでにもう少し客観的に見られるようにして、偽善者な主人公またはヒロインヒーローもしくは敵、それに立ち向かう主人公(ry を書いていけばいいんだ。
本文では偉そうに、「私は皆の代表として」の面構えでいて、感想返信にて言い訳がましくつらつら本音を出してくるなら、最初から出せやい!って話ですよ。感想すら書かずに文句言っている毒者ですけどね…
読者は気を遣うべきだと言うなら、作者はその分、ご自分の文章を読み返しましたか? 読者が気を遣う分、作者は読者に気を遣いました?――だと思う。あれやこれやと読者に注文つけてくる作者さんは。
勢いで感情をぶつけてくるエッセーは大好きだ!大好物だ!
しかし、本人の感情ではないと上から目線のエッセーは腹が立つ。誰のエッセーだよ、誰の感情だよ、と鼻で笑ってしまう。
訴えたいなら、本心をぶつけりゃいいのに。どうせ“気になる”感想ばかりになるなら、間に見知らぬ被害者の誰かさんを挟んでいないで、アドバイスを貰えばいいんだ。ちょっとキツめだろうと、勿体ないよ。せっかく、人を惹き付けるタイトルを書けるなら…
読まれること自体、難しいと思っている作者さんは沢山いるんだろうから。うん、勿体ないよ。




