だから何?
エッセイ…という皮を被った、ただの文句。
そりゃあ人のことをとやかく言える自分ではないが、問題提起しといて自分なりの解決策や提案など書かずに終わるエッセイはそれこそ垂れ流しの愚痴に見える。
せめて、どうしてそうなった、だからどうしたらいいんじゃないか――とか最後まで書いてくれればいいのにとエッセイランキングを覗いて思った。
以前、ずっと作品は読んでいたが初めてポイントを入れた作者さんがいる。やっとその人が何を書いているのかわかった、というか最初から最後まで飽きずに読めた。
だから、文章評価は5入れた。
でも、結局、読み終わったあとに「この作者は何がしたいんだ?」と可もなく不可もなくストーリー評価は3入れた。
ただ単に言いたいことを言う。
それでいいと私も思う。
でも、だから何?と、作者の思考の結果が書かれていないのだ。
今日見たエッセイランキングに載る、とあるエッセイもそんな感じに思える。また、読者のことを言いたいのか作者のことを言いたいのか、それとも両者の質について語りたいのか……締めが自分のレベルはね、で終わってしまっているがそういうことじゃないんじゃないのか?と( ・ั﹏・ั)ウーン…
でも、魅力的…且つぷち攻撃的なタイトルに惹かれて押し上げられているので後書きの実現で成功したんだろう。――が、盛り上がりはあまりなさそうだ。読者はそのテーマに疲れを感じているんだろうか?
そういえばだいぶ前に『読者が馬鹿だから』なエッセイがあったな、と思い出す。あのときは燃え上がっていた感想欄だったが、今回は読者側の立場だからかイマイチのようだ。
でも、よく読んでみると……作者側じゃん。
何が言いたいのか、作者さん。
そして評価した読者は何を思って評価したのか、その数字の理由の方が私は知りたい。




