読者の不自由 2
感想を書いて、思った。そして、スッキリした!
なんで読者は「面白かった、面白くなかったの一言以上のことくらい書けんだろ?」と責められねばならないのか!? と、胸のあたりがモヤモヤとしていたが、それは作者が素直じゃないからだ――
特に、「読者は〜」とどこか上から目線で言う方は、ぐちぐちと言葉を並べ立てる。
自分で自分の作品を「面白くない」「なんで評価もらっているのかわからない」「この数字の意味、青いバーの意味が知りたい!」ってことなんじゃなかろうか?
だから、一言以上の感想が欲しいと読者を責める。嘆く、悩む。
でも、活報で独り言のように「書くのが楽しくなくなって来た…」と書いてあるたまに見かける素直な叫びではなく(あと感想欲しいと書いてあるやつとか)、強気いうか無意識にでも読んだら感想書くのは当たり前と思っている又はそれが当然だと語る作者は、もらうことに慣れてしまったのだろう。正直に言って可愛げがない。
俺の小説、文章の魅力はなんだ? 面白さはなんだ? この付けられた数字は書いたもののどこを指しているんだよ!
って、感情むき出しに叫んでいたら違うのかもしれない。
エッセイ作者の褒め言葉は「同感」「納得しました」「目から鱗です」みたいなもんだろう。恐らく、そんな感想が多ければ多いだけ作者は毒されていくんだ。
私は正しい――
エッセイを書く作者にとって必要なのは、「俺いいこと言ってるわぁ」の酔いではなく、もっと感情剥き出しな言葉じゃなかろうか?
そして、自分も謙虚さを身につけるか、思いっきり毒吐くかハッキリしていこうと思った。
そして、あのエッセイはもう読みに行かない。だって、完結していない、続きを書き続けているのに『完結』にしてあるから。マナーを口にするなら、まず自分からだろうと思うもの…




