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くさくさっと清々と  作者: こさじ
▲ 今日も一日生きてます
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地震



 昨日、スマフォをいじりながらごろごろしてたら、警告音が凄くてね。そして、自分の条件反射もすごいわと思いながら、気の済むまでテレビで地震速報を見て――今朝。

 

 夜で家にいて良かったと思う反面、そのときにならないとどこで何しているかなんてわからないと電車が途中で止まっている映像を見てつくづく思う。

 まず、何をしたらいいのか――と考えるが、揺れに驚くことくらいしか正直出てこない。次に何するか…家にいれば答え、どう動くか出て来るけれど、出先での対応はと考えるといくら経験しても瞬時にはまとまらないのだ。そして、苦しくなる。


 スマフォの充電は常に100%にしておこう。

 現金は持っておこう。

 騒がず、情報を得よう。

 

 そうしてゆっくり考えて今頃思い出すのである――


 防災グッズの入ったリュックを準備していたことを…、普段使わないものはやっぱりすぐに脳裏に出てこないものだと思う。記憶があの日あの時で止まったままになっていて、その経験をしたから出来る行動に繋がっていないということに気付く。


 スマフォと金のことしか出て来ない。それで乗り切ったということが頭に残っている分、「もしも」で用意していたことが身についていないことに情けないなと、ダメだなと、そして反省出来る時間があることに甘い考えであることと、今のありがたさを感じるのであるが余震がありませんようにと祈ることしか出来ん。


  

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