2/400
服に興味がなさすぎて
いざ、遊びに行こうと思ってもいつもの味気なさで行くしかない。滅多にどこかで食料やゲーム以外のものを買おうとしないから、すごく困るのだ。
だから、一月に一着、何か買おう。
食料品がないところへ、ゲームソフトがないところへ、このままの自分でも好きだが、似合う服を着て、これいいなあと思った靴をはいて、変わらないいつもの道を歩いたってバチはあたらんだろう。
自分は何したってどうってことない。着飾ったって大した人間にはならないことを免罪符にして隅っこを歩くのは、やめたい。堂々と歩くことは出来なくても、犬の糞に気をつけながら俯いて生きるのはもう楽しくないのだ。
今更遅いのかわからない。でも、省みたって誰にも迷惑をかけるわけでもなし。
もうちょっと気楽に人と接してみたいのである。そのためにまずは自分の服装に興味を持とうかな…