ブーメラン
エッセーで誰かに対して批判…いや、批難すると大抵自分に返ってくる。勿論、言いまくりの私も全て自分に返って来ている。
だって、常に「矛盾してんなぁ…」と思うもの。
それを理解して、批判者…いや批難するエッセー作者はいるんだろうか?
批難するとき、迷うもんだ。悩むもんだ。そして、ブーメランで自分の元へ返って来ないように小賢しくなり、開き直るもんだと私は思っているが、熱に任せて荒振るままに批難エッセー投稿する人は、正直、批難感想を押し付けてくる人と変わりない。
いろんな人がいる、読者それぞれ感じ方は違う。似たりすることはあるけれど、少しは違うものである。それは私とあなたという人間だからだ。
でも、怒りのままに綴る人は、読んでいて面白いけど、やっていることは、腹を立てている相手と大差ない。
誰かを批難すること、晒すこと、同じ考えを持つ者達で叩く――正義はあるかもしれないが、自衛出来ることを態とですか?と訊きたくなる程に見ないふりし、読者に与えず、「コレは酷いでしょ!?」と自己主張ばかりするのだ。
よく見たら?
自分が全てか?
と、お返ししたくなるのだ。
所詮、同じ。




