読まれないわ〜と嘆く恐らく中堅どころ
なろう作者の一番のお悩みってなんなんだろう?と思う今日この頃。
エッセーランキングを見ると、読まれるか読まれないかと不安で仕方がない評価云々の前の初心な気持ちを抱えた作者より、一人二人、PVも三桁までいかないものの二桁は普通なことであると思っている恐らくは慣れ始めた気持ち中堅どころ向けに対してのメッセージばかりに思う。
けど、初心だろうと中堅だろうと、悩むことはまず『読んでくれる人がいるかどうか』だろう。読まれなきゃ始まらないのだ。そんなエッセーをあまり見掛けなくなったなと思う。
――ということはその読まれるための第一歩はクリアされているってことか? 高評価、ランキングを気にしない読者が増えたってことかな?
だから、やれ評価だ、やれレビューだ感想だーがランキングに長くいるのかもしれない。……が! 評価されないってことは、所詮その程度の作品であったということだ。
久しぶりに短編を書き、投稿が多いだろうジャンルにお邪魔させたてみてそう思った。
長い説明タイトルでもない、タグにはチートもハーレムもない、恋愛でもないバトルもない、ファンタジー要素の獣人ではあるが、それでもネタバレあらすじでなくても読んでくれた人がいる。まあ、数人であるのだが、読まれたこと自体驚きである。
エッセーは投稿すると、日にもよるが長くて半日は新着1ページ目にいる。しかし、人気ジャンルだとあっという間によくて数十分、悪くてパッと一瞬新着1ページに載ってさよならである。投稿したものもあっという間に新着6ページまで行っていた。
だが、読んでいる人がいる。…人であることを願っているが、読まれないってことはもうないのかもしれない。完全PV0はないんだろう。
誰か見てくれている。評価感想レビューを閉じてから約三年、評価等がないことが当然、普通と思うことに慣れた者にとって、ただ読んでくれたということだけに胸をほっこりさせる。
それだけで十分だと思う。
評価がないこと、感想がないこと、レビューがないこと、ブクマがないこと――読まれるか読まれないかのことより大事なことなんだろうか?
読者は読んでくれているよ。
相互お気に入りが0でも読まれる。
評価等がないのは読者のせいじゃない。問題は、作者である自分自身だ。




