『腐』の疑問
とあるエッセーを読む。
同性愛についてだった。
まあ、BL話だが、何故に『腐女子』『腐男子』になったんだろ?ってそのことばかりが気になる。
『腐』とは何に対しての言葉なのか?
人のエロ話に萌える――同性愛者のエロ話に興奮する己らのゲス具合に対しての『腐』ということなのか、“同性愛者”だという部分に『普通(異性愛者)があってそこに在る』意味で使われているんだろうか?
私もBLは読みます。そしてGLも読みます。またNLも読みます。「BOYZ」「GIRLS」「NORMAL」って表現も時々どうなんだろうなんて思ったりもしますが、男か女かと区別があるのは全世界共通だからそれもそうかと納得する。
――が、『腐』の不愉快さ……
よく好きで読んでいる人も自分のことを『腐女子』だと書かれてある。それが常識のように言葉として綴られている。
異性同士だろう同性同士だろうと、愛を確かめ合う行為、寂しさを紛らわす行為、傷の舐め合い、ただ楽しみたい――興奮することは異性も同性もないように思う。
やってることは同じだろう?……そう思う。うまく言えないが…
『腐』って使わないといけないものなのか?
そのエッセー作者はBLが好きな方だそうですが、差別しているのはあなただって同じだろうと、どうしてもその作者さんの言葉が納得出来ない。
“人”のエロ話にちょっと興奮しちゃうこと――ドキドキしちゃうことに『腐っている』ことは一つもないはずだ。
「受け入れられない」人が使う分には、はいそうですか〜と何も思わないんですけどね……




