どうして自ら同じ立場に来たのに、己は違うと他者に説くんだろう…
ときには謙虚でありたい……と夢見るが、突っ込まずにはいられない。
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『相手へ伝えること』みたいな内容の作品があった。他者へ伝えたいときは、まあ見下すな的な話だと思う。押し付けがましい善意を上からぶっ掛けるなって感じかな?
でもね、その文章に作者の謙虚さがなけりゃ、いくら明るいような雰囲気を醸し出しても作者さんもまた同じなことだろうと思うよ。
だから、人に伝えるって難しんだ。
ハナさんが納得してくれても、太郎くんが「お前だって説教垂れてんじゃん」って思えば話者は伝え方を考えなけりゃならないだろうし、今度太郎くんが理解してくれてもハナさんが待ったをかけるかもしれない。
確かに人に伝えるために噛み砕いたり、優しく話かけたりするのは大事だろう。けど、話の中に自分を入れずに枠の外、また第三者的な立場にして伝えることは、誰かにとってしたら『見下されている』と思われてしまう――と思う。
うん、難しんだよ。すっげー難しい。とくにあっちも立ててこっちも立てて……両方ぶっ潰してやりたい、ねじ伏せちまうぞ!とグラグラ腹底を煮立たせながらなんて、「うっせーハゲ!」の一言で終わらせてやりたくなる。
相手にうまいこと説明するとき、理解してもらいたいとき、「あたしもさ〜○○だったんだよね…でもそっちの方が大変そうだね、けど考えてみなよ…」なんてお決まりの寄り添いが一番効果的だと思うんだ。所詮、コミュニケーション…私には虫唾が走る宥め愛……
だから、そんな宥め愛のない一方的な話なんぞは、相手に理解してもらう方法云々の前に、まずエッセー作者さんもおかわりなく同じお仲間さんであると私は思うのであります。
また、お仲間を見つけてしまった――
貉さんバンザイ!
自分のことは棚上げ主張するやり方は大好きだ!
だけど、そうだってことをわかってんかわかってないのか…いや感想欄を見る限り無自覚さんのようなので、噛み付きたくなる。
お前さんも蓮の上にはいないと思う。みんな泥沼じゃ〜




