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「いいぜ、かかってこい」


その言葉を機に女が向かってくる。

移動スピードには対応できるな。

俺よりかは遅い。

無茶にこちらから出るよりかはカウンターを狙った方がいいだろう。

両手で構えを取って待機。


「はっ!!」


左足を軸にした回し蹴り。

移動スピードとは比にならない速さ。

咄嗟に屈んで避けたが当たったらまずかったな。

頭上をものすごい風が通過した。

だが驚いてばかりでもいられない。

一瞬の隙に鳩尾を狙った右のストレートを繰り出す。

簡単に左の手のひらで受け止められるが想定済みだ。

すぐに右手を開いて手首を掴み、そして引っ張る。

そのまま頭突きを食らわせ・・・られなかった。


「甘い!!」


「ぐっ!?」


右の回し蹴りの再来。

右に大きく飛ばされて壁を破壊した。

手を使いながらでも回し蹴りを使えるのか。

寸前のところで左腕で防いだが、衝撃で痺れた。

右半身も強く打ちつけた。

どんな馬鹿力だよ・・・。

いや、しかし万策尽きた訳ではない。

まだ作戦はいくらでもある。

俺は負けない。


「この勝負、もらった。」



:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



「は?」


「俺の勝ちだ、って言ったんだ。」


「何、腑抜けたこと言ってんの?」


私が負ける訳がない。

私が負けた相手はこれまでで1人だけ。

これまでもそう。これからもそうだ。


「なら来なさいよ。その傲慢打ち砕いてやるわ。」


「ああ、行くさ」


そう言うと走って向かってくる。

スピードはなかなかだけど、その程度じゃ私は負けない。

舐めるのも大概にしてほしいわ

まあ、そういう奴を真正面から叩きのめすのも嫌いじゃないけどね

さて、どう調理してくれようか・・・

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