第18話 【完結】
「あ、あの……。」
「もう少し……もう少しだけ、このままでいて。」
HYEIさんの顔は見えないけど、今、彼は、人なんだと思った……そして、きっと明日には神に戻る……そんな気がした。
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あれから、3カ月、Noelは次の新曲で1位を取った。
遂に来た。私の推し活の卒業。
何があっても、Noel がNo.1になるまで推すと決めていたけど、こんなに直ぐだなんて思わなかったな。このまま推しててもいいんだろうけど……いや……もういいんだ……さよならだ。
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それからも推し活が無くても、日常は続くし、たまに街中でNoelの曲を聴けば、懐かしさもあるし、HYEIってカッコいいよなぁ〜って思う。もう、推しじゃないけど、好きなバンドなのは変わりない。
新曲を出す度に1位を取ってるみたい。
板倉さんのボランティア活動はずっと続けてるからかな?たまに咲夜さんが来たりもする。
「マユちゃん、HYEI Tシャツはもう着ないの?w」
「あはは。咲夜さん、やめてくださいよ。もう推しじゃないですから。もうNo.1じゃないですか!」
「そうなの?推しじゃなかったら、マユちゃんにとってHYEIって何なの?」
「……もう推しでも神でもないです。」
「ふーん。だってさ、HYEI?」
カタン!
子供食堂のドアが静かに開いた。
「え?HYEIさん??」
「俺のこと忘れた?」
「え?」
「お前、どうして、ライブ来ねーんだよ?!」
「え?あの。そういう勧誘はその、良くないかと……。」
「は?勧誘?勧誘じゃねーし!お前勧誘してどうすんだよ?!」
「さぁ?どうするんですかね……。」
「咲夜のばーちゃん?こいつ借りるわ。」
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「え?え?え?なんなんですか?」
「は?なんなんですかとか?なんで分かんねーのかな?」
「え?全く分かりません!って言うか、いいんですか?ここに居て?No.1ですよ。」
「は?ホストみたいなこと言うな!!」
「あれからずっと……。」
「え?いつのことですか?」
「はぁ?お前、忘れたのか??」
___ 身体がふわっと浮いた ___
また、抱きしめられていた。そして、照れながら彼は言った。
「結婚を前提に付き合ってください。」
「はぁーーー???」
END
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!
今回も、ゲラゲラ笑いながら、時には徹夜しながら、楽しく書き終えることができました。
この物語も、一応ここで完結です。
ですが、スピンオフも気が向いたらまた書くかもしれません。
それが3日後かもしれないし、数年後かもしれませんが……
そのときは、また読んでいただけたら嬉しいです。
最後に。
ここまで付き合ってくれた読者のあなたに、心からありがとう。
……ルカより。
(え、まさかのオチまで持ってくの!?)
※お約束の後書きでしたw(ΦωΦ)




