表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

三話 旅の始めは村救い→脅迫

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

よう!キュリオス・レイ・ブレイボルだぜ!今、目の前に、なんか、いる。うん。こう、なんだろう。なんかとしか表現できないなんかが、いる。というより映像見てるみたいだな。

「余の名はネルロム。闇の王、魔王である。余の封印は時間の経過により不完全になっている。よって三年後、完全顕現する。そして余は、配下の者どもを送り込むことにした。さあ、思う存分戦おうじゃないか!」

そう言い終わるとネルロムは消えた。そして、俺の意識は暗転した。


~次の日~


ふぁー。起きた起きた。何で寝ちまったかなー俺。…ってか、昨日倒した風のどうちゃらとかいうやつ倒したらだめだった?うーん。まあいいか?いいよな。うん。いい。よし!先に進もう!

そうして歩き出し、二時間ちょっとたったころに村が見えてきた。ん?んー。うん。あれって魔物に襲われてるよね?旅の始まりで村が崩壊しましたって悲しいし助けるか。しかし、近づくにつれ、見えてきた光景は思っていたものとは全くの別物だった。おそらく百はいる魔物を相手にしているのは一人の人影でその後ろに守られるようにしているのが二十人ぐらいの人々だった。魔物は一匹一匹確実に仕留められているが、数によりだんだんと優勢になっている。成る程な。これは悠長に構えてられんな。

「かがめ!!!!」

戦っている人影は一瞬戸惑ったようだったが自分達に投げかけられた言葉だと理解すると即座にかがんだ。それを見た守られていた人々もワンテンポ遅れてかがんだ。能力スキルを使うかはとてつもなく迷ったが発動条件を満たすことが出来るか賭けだったので使わない。が、わざわざ適正のない武器を使ってなぎ払うことにした。

「『物質構成マテリアルコンバティーション スイックル』」

鎌は死神の鎌と言えばいいだろうか。そんな形状をしており、適正のない武器故あまりしっくりこない。しかし、一撃の威力の高い武器であることも事実。

「全員まとめて死にやがれ!“殺戮万里鎌”!!」

そもそもが魔力を込めて振る一撃。そこにさらに大きな魔力を乗せて押し出すことにより刃渡りを増やす+斬撃を飛ばす効果を付与。それにより、圧倒的威力の斬撃が生まれる。それが“殺戮万里鎌”。なので魔物の首が全て飛び、更にその奥の木々まで倒れているのも当然の結果ともいえる。

「ふぅー。流石に疲れたな。大丈夫だったか?」

そう助けた人々に聞くと返事はなく、代わりに感謝と恐怖の目を向けられた。その中で一人だけ全く恐れず返事を返してくるものがいた。それはさっき戦っていた人影の正体。片手に銀色の、もう片手に黒の拳銃ピストルらしきもの。ベルトには弾薬のようなものと複数の筒。明らかに銃士のような格好をした同い年ぐらいの人だった。

「ありがとう!すごいねーまだ小さいのに。」

「…何歳?」

「ボク?ボクはねー、十六歳だよ?何で?」

「年上…。」

「へ?」

「俺の方が年上…。今十七だよ。」

「…。ご、ごめんなさい。」

「まあこの姿だとしゃーなしな気もせんでないけどね。」

「なんの話?…ですか?」

「無理に敬語はつかわんでいいよ。ちょっ、疲れた。一端寝る。」

そして意識が途絶えた。……倒れる直前になんかめっちゃ戸惑ったような声が聞こえてきた気がする。気のせいか?


~翌朝~


ふぁーあ。よく寝た。ってなんか知らん屋根だな。ん?なんか温か…。

「ウワッーーー!!」

下を見たらなんかくっついて寝てる奴がいるんだが!

「んー?あっ、起きたんだ。」

「なんでいんの?」

「えっ?なんか寒かったからくっついてたら寝てた。」

「…。」

心臓に悪いからやめてほしい。

「ボクの名前はイノル・フロー。君、めっちゃ強いね!」

「お前も相当だと思うが?まあ、とりあえず…俺の名前は…キュリオでいい。」

「オッケー。キュリオね。ボクのこともイノルでいいよ。」

「うん。わかった。」

「で、早速なんだけどさ、キュリオ。」

「ん?」

「ステータス見せて!!」

「…は?」

「ステータス見せ」

「いやいや聞こえてるよ。個人情報ぞ?そんなすぐ見せんの?」

「駄目?じゃあボクの見せるから!ほら!『解析・鑑定』」

◇◆◇◆◇◆

ステータス

イノル・フロー 性別 男

称号:〈狙い撃つ者〉

職業クラス:銃士ガンファイター 適正武器:ガンアロー(小)

Lv.65

体力 564

魔力 126

攻撃力(近) 12

攻撃力(遠) 586+(魔法拳銃マジックピストル拳銃ピストル)125

速度 325

防御力 358

使用魔法:無し

能力スキル:【見聞家けんぶんか

        ー[超視力]

        ー[超聴力]

アーツ:???

流派 我流〈名称無し〉

◇◆◇◆◇◆

「マジで見せてるな…。まあアーツは隠してるけど。ってかお前男なの!?」

「ふーん!どうせ女っぽいですよ!ボクは!」

「そう怒るなって。な?しっかし偏ったステータスだこと。攻撃力(近) 12て…。そしてなぜしらっとスキル持ってんだよ。何者?」

「ふっふっふー。わかんない。」

「わかれよ!!(なんかこのやりとりやったことある気が…)そういや、なんで魔法拳銃マジックピストルなんて持ってんの?。」

「…ボクは捨て子だったんだ。この村の入り口に捨てられてて、それを村の人が拾ってくれた。昔のボクってなんのおねだりもしなかったんだって。」

「嘘だろ…。」

「ホントだよ!それでそんなボクが一つだけほしがったもの。それが魔法拳銃マジックピストルだったんだ。それで、村の人たちは寄付して魔法拳銃マジックピストルを買ってくれた。旧型で、弾も10発しかないけど嬉しかった。だから今まで、自分で買った拳銃と二丁で村の守りをやってきたんだ。っていってもさっきも負けそうになってたし、もう魔法拳銃マジックピストルも壊れそうだしね。」

「……よし!わかった。その魔法拳銃マジックピストルってそのままじゃないと駄目?」

「別に別物じゃなかったらいいけど…」

「じゃ、貸して?」

ニコッと笑ってそう言ってやると

「はい。」

素直に渡してきた。

「よし。『物質改造マテリアルモディファケイション』」




「はい。みてみろ。」

「うん。『解析・鑑定』」

◇◆◇◆◇◆

ステータス

武器名:魔法銃マジックガン(改造) ランク:特殊スペシャル

攻撃力(遠)+147

人の手によって改造された魔法拳銃マジックピストル。その威力は一・五倍にも及ぶ。成長式の武器で、使用者の適正にもよるが特殊効果も備わる。

◇◆◇◆◇◆

「げっ何これ。」

「どうだ!!俺、すごいだろ。」

「すごーい!天才!ありがと!もしかして魔道技師だった?」

なんかそこまで褒められると逆に胡散臭いな。

「いや、一応資格は持ってるけど違うな。」

「ふーん。で、ステータス見せて?」

「うっ…。」

このまま隠し通そうと思ったのにな~。ま、いっか。

「見せれるとこだけだぞ?」

「うん!!」

◇◆◇◆◇◆

ステータス

??? 性別 男

称号:???

職業クラス 魔道剣士ウィザードソードマン 適正武器:片手剣バスターソード(極大)・両手剣グレートソード(極大)・双剣ツインソード(極大)・細剣レイピア(大)・かたな(小)・スピア(極小)・片刃両手斧ハルバード(極小)・片手斧トマホーク(極小)・両刃両手斧アックス(極小)

Lv.674

体力 562786

魔力 456892

攻撃力(近) 286856+(???)???

攻撃力(遠) 65278

速度 125685

防御力 98789

使用魔法:???

能力スキル:???

アーツ:???

流派:???

◇◆◇◆◇◆

「………………………。」

なんか返事が来ない。悲しい。

「どったの?」

「いや、バカだろ!!!!何だよこのステータス!!!!!!!」

「俺の師匠とか多分魔王も俺より強いよ?」

「嘘だろ!?なあ、ボクが弱いってことか!?ステータスってそんな天文学的数字になるものか?!?」

…なんか性格ちがくね?うーん。まあ、常識的には間違ってる自覚はあるけどね…。やっぱ見せない方が良かったかなぁ。

「ま、まあ落ち着けって。はい、深呼吸ー。スッスッハッハ。」

「………………………。そういえばさ。」

「ん?」

「ボクがここにいる理由って知ってる?」

「え?寒いからとかどうとか言ってなかった?」

「あれは、くっついて寝てた理由。本当の理由は……君を殺すため!!」

「…。」

「君、魔王の手下なんだろ?」

「勘違いも甚だしいな。全く…後ろに3人、横に合わせて10人か。勘違い野郎の数は13人。いや、もっと多いな。」

全部・・お見通しってわけね…。さあ、動くなよ。」

「……。あんま使いたくないんだがね “動くな” 。」

言霊ことだま 呪術の一つで、言葉により相手の行動を制限することが出来る。しかし、格下相手で無ければ自分に何らかの代償デバフが付与される。

「えーっと…そこの奴、なんで魔王の手下だと思ったの?」

「はぁ?お前が強すぎるからに決まってんだろ!!それに村長さんがそう言ってたんだよ!!ていうか何しやがったんだ!!」

村人Aが言うところによると強い=魔物みたいな数式ができてるってことかな?で、村長がそうしろと言った、と…。

「村長の家ってどこ?」

「話を聞け!!」

「いや、村人Aには聞いてない。」

「誰が村人Aだ!!ゴラァ!!」

「おい、イノル。お前村長の家まで案内しろ。どうせお前、演技だろ?さっきの本性と違うし警戒緩すぎるし」

「──ッフハハハハ、やっぱお見通しか。」

「なっ──お前!裏切ったな!!」

「ボクは元から反対だったよ?さてと、行こうか、こっちだよ。」

「へいへーい。あ、そうだ言霊解除しなきゃ。“前言撤回”。じゃあね!」

………………………

「なんだったんだ?あいつ。」




「ここだよ。」

その家は、人の家と言うには禍々しすぎる魔力オーラが立ちこめていた。

皆さんこんにちは。又はこんばんは、おはようございます。筆者の白い虎です。今回はどうしてこんなに物語は長いのか。それはここで一区切りつけようと思ったのに失敗したからです!!!これからこんなことが多々起こると思いますが見守っていただけたら嬉しいです。

この作品を少しでも「面白い!!」とか、「続きを読みたい!!」と思った方は絶っっっっっっっっ対に評価といいねを押してください。筆者のエネルギーになり、不定期更新の幅が縮まるかも!?よろしくお願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ