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次なる妨害?



ぎぼぢばずぃ(気持ち悪い)のぉ~~」おえぇえ~。

ぐったり彩桜が もそもそ動いているが起き上がれないようだ。


あまりに可哀想なので、青生が治癒を纏った手で背を撫でている。

「もう治癒眠も効かなさそうだけど眠った方がいいよ。

 お稲荷様、瑠璃。どうすればいいの?」


「双子なのだから同じ神力の筈なのだが……」

何故(なにゆえ)に反発するのやら……ドラグーナは?」


ぎでづぢでづ(気絶してる)ぅ~」うううう~。

心話すらも無理らしい。


「青生の方は?」


「彩桜の表現を借りるなら全拒絶ヒキコモリです。

 彩桜から伝わるので避難しているようです。

 俺も……けっこう(つら)いですね、これは」


【おい! さっきから何事なんだよ!】

白久の声がし、慌てた様子の兄弟が揃った。

「彩桜!?」一斉。囲んで撫でる!

「サクラお兄ちゃん!?」

帰宅していた紗も加わった。


「父様、アミュラ様の所に行って参ります」

「私も!」ラピスリとランマーヤは術移した。



「おい青生、説明し――青生!?」

「気絶しちまったな。彩桜もか」

「「「お稲荷様?」」」睨む×5。


「スタリーナの神力をドラグーナの魂核に込めた結果だ。

 故にラピスリとランマーヤはアミュラ様の所に行ったのだ」



―・―*―・―



輝竜兄弟(サポートメンバーズ)は昼食が未だだったようですね。

 ですがサンプルとしては先程の演奏で十分なのでは?」


「そうですね。

 メインは その曲でいきましょう。

 本当にアンサーソングは明日には形になるんですか?」


「問題ありませんよ」にこにこ。


「それなら……で、どうする? 泊まるか?」

「そうだな。ホテルを取らないとな」


「輝竜家にお泊まりください」にこにこにこ。



―・―*―・―



【あれ? 先輩、寝ちゃったの?】


【うん。眠らせたんだよ。

 響と ゆっくり話せないから――】着信音~♪


【私のだ。お姉ちゃんかも。出てね♪】


【うん。お義姉さんだね】

「はい、響さんは運転中ですので代わりに。

 ……今夜中に1曲……月曜からレコーディング。

 ……はい、頑張ります♪

 では後で。失礼します♪」


【いきなりレコーディング?】


【響の『想い』と、そのアンサーソングがカップリングなんだって。

 さっき白久お兄さんから、月曜からレコーディングだってのだけは聞いてたんだ。

 その話をしようと思ってたんだよ。

 でも、もうだいたい伝わったよね。

 それじゃあ先輩を起こすね】


【待って待って!

 それなら私から……とっておきの話ね。

 普段は恥ずかしくて言えなかったんだけど、ソラ、ユーレイだっての気にしてるでしょ?

 子供は無理かも、って】


【え?】そんな話、ボクしたっけ?


【いつも何か言いたそうにしてるけど、結局 言ってくれないの、それなんでしょ?

 だからね、So-χ(ソーカイ)も踏み出す時って言うか……シングル2枚目なら次はアルバムでしょ?

 そんな今だからチャンスだと思って。

 私も言えてなかったから……】


 もしかしてサーロンのをボクが

 言えなかったのを誤解したとか!?


【えっとね、子供なんてできなくてもいいの。

 私はソラと ずっと一緒に生きていけたら、それだけでいいの。

 私も将来はユーレイだから待っててね。

 だからユーレイだってこと気にしないでね。

 私ね、ソラがユーレイなの、ホントに嬉しいの♪】


【嬉しい? どうして?】


【だってソラがユーレイになってなかったら出会えてないんだもん。

 これは前にも言ったけどね。ほら、ゴールデンウィークに。

 生きてたら、まだ小学生でしょ? 11歳だっけ?

 西海(にしみ)村に私が行くとしたら海水浴場くらいだし。

 だから会えてもないし、会えたとしても大学院生と小学生だよ?

 結婚なんて話になると思う?】


【……たぶん、ならないよね】


【だからソラがユーレイで幸せなの♪

 結婚できて、一緒に大学院生になれて、これからもずっと、私がユーレイになっても一緒って言ってくれただけで十分なの♪

 子供は産めなくても養子とかでもいいよね♪

 それに私、やっと生き人も大丈夫になったけど、やっぱりユーレイがいいの♪

 乗り越えられたのもソラが居てくれたからこそだし♪

 だからね、気にしないで私の夫してね♪】



―・―*―・―



〈ちょっとトシ!

 まだ卒業だなんて言ってないでしょっ!!〉


叫べど戻らず。

ユーレイ利幸(トシ)は行方を眩ませた。


〈ヨシさん大声なんて出して、どうしたの?〉


〈ツカサちゃんもトシを探して!

 具現化が出来たとたんに勝手に卒業だとか言って消えちゃったのよぉ〉


〈ホウジョウと娘達にも頼んで捜すわね!〉



〈またキツネ様の所かもしれないわね。

 行ってみないと!〉

トウゴウジに続いてヨシも瞬移した。



――〈ええっと、静かだから来ていないのかしらね?〉


〈あ♪ おばあちゃん♪〉


〈あら理人(あやと)、キツネ様を知らない?〉


〈ボク、友だちと瞑想してたから……〉


〈お友達?〉


〈うん♪ また増えたんだ♪

 アスカ君とユーロン君♪〉

〈よんだ?〉〈あ、ヨシさん こんにちは♪〉


〈あらタカシさんの〉〈はい♪〉

〈だったらお願いしようかしら?

 トシを見つけたら知らせてほしいの〉


〈オニーサンまた脱走(ダッソー)?〉


〈そうなのよね~。それじゃあお願いね♪〉


〈はい♪〉



―・―*―・―



【狐儀様、力丸が苦しんでいるのです。

 お願いできますか?】


【はい。では直ぐに戻りますね。

 メイは力丸に付いていられますか?】


【はい。では、お社ではなく動物病院に】


【青生様と瑠璃様は?】


【お戻りになられないのです】


【そうですか。では急ぎ参りますね】



―・―*―・―



〖ふぅむ……アタシも まだまだだねぇ。

 何か見落としちまったかねぇ。

 ラピスリ、現状を見せてもらいたいから壁に入っておくれ。ランマーヤもね〗


【【はい!】】


〖ちょいと遠いから時間はかかるよ。

 すまないねぇ〗



―・―*―・―



【彩桜……隠れているの? 彩桜?】


呼び掛けを繰り返していると、暗闇に薄紅色の小さな光が明滅した。


【其処なんだね。行くからね】


目指して進む。

動き難さもあって意外と遠い。


泳ぐように進んでいると、唐突に引き寄せられてシュポッと明るい場所に入った。

【青生兄~♪ ドラグーナ様も一緒だよ♪

 イッチバン奥に隠れてもらってるけどね~。

 アレ何だろねぇ。

 闇禍みたくて闇禍じゃにゃいのぉ】


【あれ、って? ……確かに何か……意思のある何かが居るね。あっ、動いたね。

 あの謎のモノがスタリーナ様の神力に入っていた?】


【そぉみたい~。

 先にヒキコモリしてたドラグーナ様が俺の魂核に何か入ったからって、俺も俺の真核に引っ張り込まれたの。

 そしたら気持ち悪いの消えちゃった♪

 スタリーナ様の無垢神力は ちゃ~んとドラグーナ様の魂核に入ったよ♪

 もっちろん余裕綽々♪

 でもねぇ……アレ、ドラグーナ様 乗っ取ろぉとしてるのかにゃ?

 ドラグーナ様が瓦礫の街の天で輝いてたの、乗っ取られドラグーナ様が壊したとか?】


【これから俺達が退治するんだから有り得ないよ。

 あの場面はドラグーナ様が陽の代わりに地上に光を届けているんだよ。避難する人々の為にね。

 夜なのか、とても暗い曇天だったからね】


【そっか~♪

 でも青生兄、俺トコどぉやって入ったの?

 俺も青生兄に入れる? お互い避難所なる?】


【たぶん今の俺は、結界壁のアミュラ様みたいな思念じゃないかな?

 魂は身体に残っていると思うよ】


【じゃあ俺ナカで戦うしかないんだね。

 アレが何か、だよねぇ……】


【例えば、だけど。闇禍に憑かれた異界の神様の残滓とか?

 ブルー様が生まれる前とか、まだ成長途上で浄化光が完成されていなくて残ってしまった闇禍の影響が残る何らかの魂――拾知が反応したね】


【うんうん。また押さえつけられちゃったけど~。

 青生兄 話してる間も『動くな』されてたけど、俺達に味方してくれたね♪

 アミュラ様の浄化でも残れちゃったモノだから異界で確定だよね。

 魔女も そゆ残滓が入ってたのかにゃ?

 スタリーナ様もアレのせいで分からず屋?】


【そうなのかもね。

 原因不明。生み方でも育て方でもないらしいからね。

 とにかく封珠に込めて、ブルー様の箱に封印しないとね】


【うんうん!】



―・―*―・―



〖……そうかい。

 見えたよ。嬢ちゃん達の結婚の絆から垣間見えた程度だけどねぇ。

 兄弟は異界の異物と戦おうとしているよ。

 スタリーナに取り憑いていた異物らしいねぇ〗


【では見えぬのも滅せぬのも当然。

 スタリーナ様の神力と共に彩桜に入ったのですね?】


〖そのようだねぇ。

 急ぎ戻って支えてやっておくれ。

 浄化と治癒を絶やさず、昇華と供与で。彩桜の真核を堅固で護る。あの兄弟達なら得意中の得意だろ?〗


【【はい! ありがとうございます!】】



―・―*―・―



【ええ~っ、もうすぐなのに渋滞?

 なんなの~?】


【何が原因なのか見てくるよ】

具現化を解いて消えた。


【やっぱりユーレイ便利よね♪

 あ♪ お帰りなさい♪ 早いね♪】


【次の降り口近くで多重追突(たまつき)事故。

 原因になった車の運転手さんと、もう1人が『男が横断した』って言ってたんだ。

 走ってたけど飛んでたって】


【それってユーレイしかないでしょ♪】


【だよね。各々が離れた場所でお巡りさんに話してたから本当なんだと思う。

 その男ユーレイ、30~40歳くらいの大柄で、とっても笑顔で宙を駆け抜けたって】


【なんかぁ、嫌な予感しかないんだけど?】


【だよね。東合だからね……】







なんだかアッチコッチでバタバタと……これも超越者様の妨害なんでしょうか?

ソラが彩桜に神眼すらも向けられていない状況は、そうなのかもしれませんよね。

ソラの浄化はとても強くなっていますから。




青「それはそうかもだけど、今回の異物は

  封印するからね。ドラグーナ様を

  乗っ取らせたりなんかしないから。

  それよりも、アミュラ様が本文外で仰った

  言葉を俺の台詞に入れないでもらえる?」


凜「ん?」


青「(とぼ)けるの?」

桜「じゃなくてモーロク~♪」


凜「彩桜コノッ!」


青「なら故意なの?」


凜「それは~~~、拾知したってコトで♪」


青「あのね……」

桜「やっぱりモーロク~♪」


凜「彩桜ウッサイ!

  早く書いて終わらせないとね~♪」逃げっ!



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