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今、生きているあなたへ  作者: ひびき
雷鳴の如く
87/92

第82話 赤ペン案件

 ひと月程前に受けた資格試験、無事に合格できました!してないかもですが、応援ありがとうございました!

 合格したことをその場で上司に報告したら、「それくらい仕事にもやる気出せ」から始まり、受かったはずなのにボコボコに怒られました。納得いきません。泣いてもいいですか?


 そんなしょうもないかすみてぇな自慢話は置いといて、今回は戦闘回なのでまじで時間かかりました、遅くなってすみません。

 それでは、本編へ行ってらっしゃい!

/639年11月1日/

〜仮想空間〜


         *視点 戦闘時*


 光の速さでタイトとレインの目の前に現れた、全身に電気を帯びたイブリン。その右手には、今にも振り下ろしてきそうな剣が握られている。


タ(これ、電気っ!!)


 タイト達は咄嗟に、金属製である刀を収納魔法に投げ入れて、イブリンの身体中を走る電気を引き寄せないようにし、お互い離れ合うように大きく飛んで回避した。


 速さも乗っているためか、地面に大きくヒビが入り、砂埃が立ち込めた。


バチィッ!


 立ち込めた砂埃の中が光出した瞬間、一瞬にも満たぬ程の速さでタイトに向かって一直線にイブリンは距離を詰めた。

 速度を乗せて、線で引っ張られているかのように首元目掛けて迷いなく振り抜くイブリン。


 タイトはぎっくり腰になりそうな勢いで、上体を反らして顔のスレスレを剣が駆け抜けていく。


タ(電気がピリピリしてちょっと痛い!)


 続けて剣を握り直して、再びタイトに切りかかるイブリン。タイト目線、右下からの逆袈裟斬り。負けじとタイトも氷の剣を生成し、ありったけの魔力を流し込んで強化。

 タイトは、剣を正面から受け止めるのではなく、起動を若干ずらすように剣の側面を下から上へと叩く。


 タイトの頭の上へと強制的に剣を上げられたイブリン。

 タイトは振り上げた剣をそのままイブリンの首元目掛けて振り下ろす。


 イブリンは大きく後ろに飛んでこれを避ける。

 着地点に合わせて、レインが距離を詰めてすかさず追撃を開始。イブリンの背中側、レインは左肩から水平方向に剣を振るう。

 イブリンは右足を後ろに引いて着地し、体をレインの方へと向ける。イブリンは体の右側から剣を、やや下へと下がる水平方向の剣で、レインの剣を正面から受け止める。

 真剣と氷でできた即席の剣。強化していようとも、強度には決定的な差がある。


パキン!


 レインの剣が音を立てて崩れ始めた。受け止められた剣の勢いを、さらに力を込めてレインに振るい始めるイブリン。


キンッ!

イ「ッ!!!」


 突如、イブリンの腕が振り上げられた。レインの右手にはバラバラに砕け散った氷の剣の柄と左手には新品の氷の剣。


イ(2つ作って隠してたか、)


 すぐさま攻撃を叩き込むレインに、イブリンは再び体に電気を纏わせて人間離れした速さで、先に振り始めたレインの剣をいなし続け、やがて追い越して剣撃を叩き込み始めた。


 右上からの剣を体の左へと叩き落とし、水平方向は上へと、間に合わない剣は大きく体を動かして躱し続けるレイン。


 幾度と繰り返し、完全にイブリンが食いついた瞬間に、レインは大きく横へと飛んだ。

 レインの後方では、円錐形の土魔法の準備が完了しているタイトがそれを最高速度で放っていた。


 イブリンは全身に纏っていた電気を、剣へと1点集中させて、放電し、音が鳴り止まぬ電気の剣で切りかかり、その魔法を粉々に粉砕させた。


 大ぶりの剣で隙だらけとなっているところに、レインがすかさず斬りかかりに行った。

 未だ剣のみに電気を纏わせた剣で応戦するイブリン。3度、4度と剣を交えた後、レインは大きく左足を踏み出しながら、上体を反らしてイブリンの剣を避け、右手をイブリンのお腹に押し当てて風魔法で吹き飛ばした。


 木々の間を縫うように飛んでいくイブリンは、逆手に持ち替えて剣を横方向に伸ばして木に突き刺して勢いを殺した。両足を後ろで踏ん張りながら、左手を着いてゆっくりと起き上がるイブリン。

 剣を木から引き抜いたと同時に、四方から囲むように飛んでくるタイト産の魔法達。


イ「遅い」 


 そう一言こぼしたイブリンは、その場からほぼ動くことなく、タイトの魔法を全て避けた。


タ「あっ、やべ!全部避けられた」

レ「速いね。電気魔法が得意、もしくは電気系の神技だね」

タ「診た感じ、魔力も技力もそこまで多くは無さそう、」

レ「だね。あれだったら限界は早いと思うんだけど、そんな状況であんなに使いまくるのかって話だよね、」

タ「刀もまともに使えないのはきついな、」

レ「苦戦を強いられることになる」


タ「・・・レイ、あいつは俺が引き付けて何とか時間稼ぐから、2人の方行ってきて」

レ「…前回、!自由にしていいって言ってたのに!」

タ「前回とか言うんじゃありません!」


 悲しそうな表情でメタ発言をするれに、咄嗟にツッコミを入れてしまったタイト。


タ「さすがに、あいつ1人に2人分の時間をかける訳にはいかない。

あっち今、シキ達がいるとはいえ、4体2だからさ、お願い!」

レ「・・・、」


 不満を含んだ湿っぽい視線を送るレイン。それを察したのか、タイトが苦笑いしながら言い訳をする。


タ「大丈夫、俺逃げんの得意だから。

のらりくらり、あれから逃げてるからさ、向こうを速攻で片付けて助けに来て欲しいなーなんて、」

タ「・・・ね!」


 言葉がこれ以上出てこないタイト。圧でゴリ押すことに決めた。


レ「・・・わかった。その代わり、あれがこっちに来ないようにちゃんと時間稼いでね。リューソーとパルスは太刀打ちできないから」

タ「任せてくださいませ!」

イ「さっきから、あいつだのあれだの、呼び方酷くない?!イブリンって名乗ったはずだろ!」


 さっきからの会話が聞かれていたようだ。ちょい怒りのイブリン。


レ「タイト、頑張ってね」

タ「そっちも、向こうの方を任せたよ!

ボコボコにしてきてね!」

レ「余裕」


 氷の剣を捨て置き、颯爽と森の中を走り去って行くレイン。


イ「なんだ?お前一人で私の相手するつもりか?3等星の私を、5等星のお前が、?」


 挑発的な態度でタイトに圧を掛けるイブリン。


タ「ふっふっふ、」


 それに対し、不敵な笑みを浮かべるタイト。そんなタイトを見て、何かあるのではと身構えるイブリン。



タ(わすれてたぜ。

階級2つも離れてるとか無理だろ。無理無理解散。

次回お楽しみに)



 第81話 ~完~



タ(て、いうのは冗談で、どう逃げ回ろっかな〜?)

タ(電気使う時と使ってない時あるから、制限もしくは条件があるんだとは思うが…まぁ、逃げながら調べるか〜)


パリピッ!

タ「粉バナナ!」


 イブリンが電気を全身に纏って光並みの速度でタイトとの距離を詰める、と同時に剣の突き。タイトは左足を軸に右足を後ろに引いて脇腹すれすれの紙一重で躱す。


 イブリンは纏わせた電気を消失。剣を握り直してそのままタイトの方へと右足を踏み出しながら剣を振るう。

 右足を素早く地につけて、氷の剣を手に右腕1本で応戦するタイト。ところがどっこい氷の剣で真正面から受けてしまうタイト。


タ(やっちゃったぜ☆)


 タイトがレインのように2本準備しているとか用意周到な訳はなく、氷の剣はいとも容易く砕け散る。


タ(今は電気なし!これで行くしかない!ダメだったら死ぬだけじゃ!)


 タイトは折れた氷の残骸をポイ捨てし、撃ち合ったことで勢いが少し衰えたイブリンの剣が振り抜かれるよりも先に右腕を引き戻しながら収納魔法へ手を突っ込む。

 そしてそのままイブリンの剣目掛けて、勢いよく収納魔法から刀を引き抜く!


ガキィ!

タ「焦ったァ!!」

イ「お前さっきから一人でジタバタしすぎだろ!!視界がうるさい!」

タ「誰のせいじゃ!」


 鍔迫り合いのさなかに叫び合う2人。お互いに押し出し、後ろに飛ぶ。

 移動しつつ、木の影に隠れた瞬間を狙い距離を詰めるイブリン。タイトはそれにも対応し、お互いに場所を入れ替えを繰り返しながら一進一退の攻防を続ける2人。


イ「あぁん!?大人しくやられりゃァ、それで済むだろうが!〇ね!」

タ「お前ほんとに隊長か?!口悪すぎんだろ!」

イ「はぁ?!隊の中で1番階級低い奴に言われたかないわ!警鐘気取りか?」

タ「おっと、火力の高いこと落つる稲妻の如し」


ハチィッ!

タ「マトリョシカ!」


 剣に電気を纏わせたイブリンの攻撃にタイトは、刀を自身の手ごと氷漬けにして電気を封じ、イブリンの剣を受けた。

 そしてタイトはそのままイブリンの剣を押し返して、後ろへと飛ばす。


 後方へと飛ばされたイブリンは空中で左手に剣を持たせ、右手に電気を集めてタイトの方へと何かを放るように腕を伸ばす。電気を空気中に放電させながらタイトの身につけている金属目掛けて、電気が道を創る。

 タイトはイブリンが右手に電気を溜めているのを確認した瞬間に右足から地面へと魔力を流し、イブリンが放出すると同時に地面の表面を蹴り上げた。

 巻き上げられた砂に電気が到達するも、そこから砂を伝って地面へと地絡させ、タイトに届くことはなかった。


 タイトは反撃が来ることに備えて、罠魔法を半径5m範囲の、隙間多めにそこら中に展開。

 罠の中心にて、タイトはイブリンの行動を伺う。


 イブリンは罠に気づいていないのか、そのまま一直線にタイトの方へと走り出した。そして踏み抜いたァ!


タ「罠魔法発動ッ!」

イ「にぎゃ!」


 突然足元から風魔法が繰り出され、放物線を描きながら空を飛ぶイブリン。そのまま受け身も取れずに背中から地面へと不時着。


イ「て、てめぇ…1発殴らせろ…1発でいいから、終わったあとにぃ、、」

タ「盤外での話かい!せめてここだけにしてくれ!」


 仰向けの状態から両足を地面につけて、空気を入れ始めた風船のような、ぬるりとした立ち上がり方を見せるイブリン。


イ(罠ねぇ、今までにも何人かおったな…)

イ「スゥー、ハァー、」


 直立姿勢になり、1度深呼吸するイブリン。吐いた息を再び吸い込んだイブリンは真っ直ぐにタイトを見つめる。


イ「発動前に、最高速度でぶっちぎる!」

タ「そう来るよな、!」


バチ、!

 電気のピリッとした独特の気配を感じ取ったタイト。


タ(どこからでも来い!)


タ(・・・うそ。なるべくそのまま真っ直ぐ来て欲しい。)


バァンッ!!

 一瞬にして目の前から姿を消したイブリン。木から木へと、タイト周囲を飛び移るように高速移動する。


タ(右斜め後ろ!)


 1番最初に発動した罠魔法の信号を受け取るタイト。予め地面に流していた魔力を、土魔法として成立。イブリンが足を着けそうな場所1点を土魔法で地面を隆起させる。


 だが、タイトの魔法が少し遅かった。イブリンはタイトの魔法を右足で確実に踏んでいたが、発動するよりも速く左足を前に出していた。

 結果として、イブリンの速度を落とすことには成功したが、体勢を崩すには至らなかった。


 急いで刀に魔力を流し氷を生成。イブリンの速度の乗った剣を真正面から受け止めたタイト。


ガァンッ!

タ(あ、これ無理なやつ)


 あまりの力、勢いに完全に負けてしまい、大きく後方へと飛ばされた。


タ(背中痛ぇ、)


 後ろにあった木を何本か貫通して、木に背中を強打したタイト。背中に回復魔法をかけながら立ち上がる。


イ「今、あいつ地面に触れずに形変えてたな、」

イ(さっきも土の弾丸ブッパしてきたし、砂を巻き上げてたな。土系統の神技か?ちょいと相性悪めか)


 タイトに近づきつつ、イブリンはタイトの能力の分析をして、

イ「た〜だァ〜!」

イ「全部ぶっ壊せば関係ねぇよなぁ!?」


 いるわけがなかった。自信満々に戦略を投げ捨てる発言をするイブリン。そして、タイトも負けじと声を上げた。


タ「面白い!」

タ「こちらとて、おツムがツムツムしてるお前の判断能力じゃ、電気食らう気しねぇがな!」


 イブリンの発言を煽りと捉えたタイトが、無駄に!イブリンを煽り始めた。


イ「」

タ「」


 時間が凍ったかのように、一瞬の無音の世界が訪れた。お互いに見合う2人。

 


イ「はっはっはっはーーー!」

タ「へ、へへへへへへへへ」


そんな状況に耐えかねたイブリンが突然笑い始めた。タイトも控えめに笑い出す。


イ「ぶち殺してやる」


バチィッ!バチ、バチバチバヂヂっ!


タ(見ただけでわかる…

やばい…激怒してる)


 じり、じり、、と超速移動が可能な状態なのに、わざわざゆっくりと歩いて距離を詰めてくるイブリン。ねじ曲がったような重苦しい雰囲気。剣がカタカタと音を立て、顔に血管が浮き出てやがる。


タ「に、にぃげるんだよォ!」

イ「逃がすかよォッ!!」


 生存本能に危機を感じたタイトは走り出した。生きるために。イブリンも走り出した。タイトを殺すことのみを目的として!


タ「こぉれやられたら、現実世界の俺にも影響ありそうで嫌だぁぁぁ!!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


リ「あぢゅいッ!」

パ「次声上げたら、指の1本1本をゆっくり切り落としてお前の前で獣に食わせる」

リ「それなんて名前の拷問?」


 腕を切られたことにより、血がとめどなく出てくるリューソーの腕を風前の灯のような火魔法で炙って止血をするパルス。


パ「一応お前の腕あるけど…要る?」

リ「要るけど、俺ら2人とも回復使えねぇから要らねぇな。捨てとけ捨てとけ」

パ「自分の元腕に対する態度じゃねぇだろ

餞別の言葉でもかけてやれや」

リ「この程度で取れる腕なんぞ、朽ちてしまえ」

パ「お前の落ち度だけどな」

リ「落とされた腕だけに?」

パ「うおぉぉぉ!!!飛んでけぇぇぇぇぇ!!!」


 相手に居場所がバレることも厭わずに、パルスが叫び声をあげながらリューソーの腕を敵めがけてシューート!


リ「生のロケットパンチを喰らえぇぇぇ!!」

ギ「気をつけろ!何かあるかもしれない!」


 あるかもしれない何かを警戒して声を張り上げて危険を知らせるギガ。その声に反応して他の2人がギガの背中に隠れる。


・・・ドチャッ、


 ただ投げただけの5kg程度の肉の塊。敵に当たるはずもなく、そもそも届くことなく敵の目の前に無様に不時着。ついでに火魔法で燃やされた。


ス「・・・私たち、今からあのイカれた奴らと戦わないといけないの?」

ホ「頭のネジまで切り落とした覚えは無いよ?」

フ「ああいうのは常識で考えてはいけない。ただ、侮ってもいけない。確実に完璧に一切の慈悲もなく叩き潰す」

ギ「容赦なくてワロタ」


ス「あれ?うちの隊長さまはどこぞにいかれたのかね?」

フ「今日の天気は晴れ時々血の雨だヒャッハー

て言いながら、恐らく敵の隊長目掛けて突っ込んで行った」

ホ「いつも通りだね」

フ「そんな、思考回路が常に過負荷で短絡している人のことは忘れて、目の前の戦いに集中しようか」


ギ「そうだな!おら!出てこい!そこの木の影にいるのは、さっきのでバレてないとでも思っているのか!」

ス「いや、もうそこにはいないよ?」


 そう言いながら、スターリーは手のひら大の水魔法を生成し、それを大豆程度の大きさまで圧縮した後、それを右側の木へ目掛けて放出。


バガァ!!


 過大な力によって圧縮されていた水は、岩をも穿つ、棘へと変貌を遂げ、木を豆腐のように貫通させた。


リ「こ…殺す気か!!!」


 体をくねらせて、何とか避けて服を掠めるだけに留めたリューソー。リューソーの後ろでは、あまりの水圧に地面すらも抉れてる。

 

ス「そのつもりだよ」

ホ「ずっと監視してたのに一瞬で移動。移動系の神技ねー」

フ「ギガ、来ますよ」

ギ「あいよー」


 <瞬間移動>でパルスがフレーバーの後ろへと移動。パルスに背を向けたままのフレーバーへと剣を振り下ろすパルス。


パ(まずは司令塔!)


ビィン!

 パルスが剣を振りかざした瞬間、フレーバーとの間に緑色の半透明の何かが遮ってきた。フレーバー達4人を丸々と覆うほどの半球上の防御壁。


ビィン!

 突進の勢いで剣を防御壁に突き刺すリューソーだが、防御壁は壊れる気配を微塵たりとも見せない。


リ「チッ、!堅ぇなぁ!」


ギ「ふんっ!」


 ギガが両手を勢いよく広げる、と同時に覆っていた防御壁がまあまあの速度で広がり始めた。


リ「ッ!」

パ「おぉ〜」


 リューソーは咄嗟に木の後ろへと飛び、パルスは<瞬間移動>で回避。全方位均等に広がり始めた防御壁は、1番近くの木にぶつかると動かなくなった。


リ「知ってっか?アニメや漫画じゃあ、防御系の能力は相手を強く見せるための噛ませ役って、お蕎麦が決まってんだよ!」

フ「相場ね。」

パ「残念だったな!それが世間一般の上出来だ!」

フ「定石ね。」

ス「あいつら、馬鹿しかいないの?」

ギ「愉快な奴らだ!」


ホ「私先に行ってるねー」

ス「行ってらっしゃい、きをつけてね!」

ホ「任せてー、行ってきます、!」


 スゥー、

 だんだん色が抜けていきその場で完全に消えてしまったホロー。


リ「あー、やっぱ消える系ね。りょーかいりょーかい、タネさえ分かればこっちのもんだ!」


 リューソーはゆっくりと目を閉じて、ホローの行方を探り始めた。


リ(目だけに囚われず、音や気配で…)

リ「ッ!そこかぁっ!」


 何かを探知したリューソーは反射の領域で剣を振るった。そして、剣を振るった先にはなんと、ただの火魔法があった。しかも人を丸々飲み込む程度の大きさの上、剣はかすりもしなかった。


ボォォォ!


パ「何してんだおめぇはよォ!」

リ「・・・いや?ちょうど寒かったから。わざとだから。別に空ぶったとかカッコつけたとか、そんなんじゃないから」

パ「仮想空間(こんなか)の季節は春だよバーカ!」


ガァン!

レ「パルス、集中しないと」


 リューソーを罵倒するパルスのすぐ真横で金物同士ぶつかり合う、刺すような甲高い音と火花が四方へと散る。

 気配の全くしなかったレインがパルスの目の前にいた。レインが刀を振るったその先では、何も視界には映ってはいない。


 レインはさらに、その場で左足を軸に回転しながら目の前にいる透明なホローを蹴り飛ばした。


ホ「きゃっ、!」

ス「だ、大丈夫!?」


レ「透明なやつがいるね」

パ「あぁ、リューソーはそいつに、気付かぬままに左腕を切り落されたなり!」

レ「落ちた腕がもし、まだ健在なら回復魔法でくっつけるけど、ある?」

パ「敵に向かって投げたら燃やされた!」

レ「・・・???」

パ「おいやーめーろーよー。そんな、やっとこさ捕まえた鼠が、人間が動かしていただけの玩具だって気づいた時の猫みたいな目で見るなよ〜」

レ「ん〜、長い上に共感しづらい」


 2人でくだらないやり取りをしている横で、何も言わずに氷魔法をレインに向かって放つフレーバー。

 パルスとの無意味なやり取りのせいで、それに気づかないレイン。


パキンッ!

 どこからともなく飛んできた矢が氷魔法を砕いた。お空から飛んできた矢は、そのまま地面に突き刺さった。と思いきや、地面に突き刺さったまま、もごもごと動き犇めき暴れだした。


パ「こ、これは!」

レ「もしかして、!敵の能力?」

パ「違う!シキから貰ったコクウ取り扱い説明書によると」

レ「『コクウ取り扱い説明書』?!」


 パルスが肘の折り目から小さな紙を引っペがして、広げて内容を見始めた。

レ「何その収納方法。何処にしまってたの?てかしまえてたの?」


パ「・・・あった!意味は『さっさと戦いやがれこの野郎!』てことらしい!」

レ「ぇ?見えてるの?」

シ「見てるし聞こえてるし、何その説明書!私知らないんだけど!」

レ「シキ…?」

パ「いや、これは…えーっと、、、あった!コクウは自分の声をシキの声に変換して届けることができるらしい!」

レ「なにそれすごい」

シ「いいから戦って!リューソーが大変なことになってるから!」


リ「ひぇぇぇ!助けてくれぇぇぇ!」


 大きな斧を振り回すギガに近距離を、少し離れたところから嫌らしい所へと魔法を放つスターリー、無警戒のところから透明状態で攻撃してくるホロー。そしてたった今、4人目のフレーバーが参加した!

 渋滞しそうな攻撃の嵐の中で何とか、首かわ1枚、紙一重で神回避しているリューソー。


パ「リューソーがそろそろくたばりそうだから参戦しようれ」

レ「あ、余裕があったらでいいんだけど、」


 参戦しようとするパルスを呼び止めて、敵に聞こえないように小さな声で、


レ「なるべく敵を1箇所に集めて欲しい」

 と、耳打ちをするレイン。それに対しパルスは、親指を立てて了承。


 そのまま2人は戦闘態勢に移行。


 2人はまず目の前で今にも電池切れを起こしそうになっているリューソーを救出に走り出した。瞬間に一斉にリューソーから離れ出す敵達。そして間髪入れずに斜め上から風の竜巻がリューソーに直撃。


パ「あ、死んだ」

リ「勝手に殺すな!!つーかシキだろこれ!!」

レ「危ない、」


ギン!

ス「なんで見えてるの!?」

レ「目がいいからかな?」


 リューソーを攻撃しようとしていたホローの短剣を受け止め、そのまま弾き飛ばすレイン。


パキパキ、

レ「ッ!」


 地表に走る、目で可視化される程の冷気。それが、音を立てて空気すらも凍りつかせ、巨大な棘となって3人に差し迫った。


 咄嗟に上へと大きく飛び上がり、木の葉を超えて氷の棘を回避するレイン。そこへ安息は許さないと言いたげなフレーバーから魔法の連続追撃。

 レインは空中では捌ききれないと判断。左手に魔力を流し、手のひらを上へと向けて風魔法を放ち、反動で下へと降りた。


 木の中を突き破り、着地の衝撃をしゃがみながら膝のバネで緩和。そこへ全速力で走って突っ込んでくる斧を振りかぶったギガ。レインは目の前まで迫ってくるギガを見つめて、突拍子もなく左手を横に広げ始めた。


パ「どうもー」


 <瞬間移動>でレインの左手付近に飛んできたパルスは広げているレインの手を軽く叩き、神技でレインをギガの真横に移動。間髪入れずに自身も神技でレインとギガを挟むように移動。


 無防備となっている左右から、同時に刀と剣を叩き込む2人。


ビン!

 左右の近接攻撃、さらに真上からの矢、その全てを半透明な防御壁で受け止められた。


レ「硬さ粉落としのラーメンくらい硬い」

ギ「それと同等なの悔しいのだが、」


ビン!

ギ「え?!」


 突然鳴りだす、防御壁が何かを防いだ音。それらしいものが何も見当たらず、困惑するギガ。


 防御壁を壊そうと、さらに刀を振りかぶるレインへ魔法による横槍を入れるフレーバー。

 連射された数々の魔法を、レインは最初の数発を切り落とし、左から右へと刀を振るった際に、そのまま体重を移動させて魔法の軌道から外れて走り出した。


 大きく回り込み、木の影に隠れながらジグザグにフレーバーとの距離を詰めるレイン。

 フレーバーを守ろうと一目散に走り出すギガと、その目の前へと神技で移動し、行く手を阻むパルス。


 あと数メートルまで近づいたレインは、フレーバーが放った魔法を、周りの木々諸共全て切り伏せて最後の詰めに走り出した。


パチンっ、

 フレーバーが指を鳴らした瞬間、レインの周囲を囲うように突如現れた魔法陣。


フ「飛んで火に入る夏の虫、」


パキィ!

 魔法陣の1つ1つから周囲の熱を奪う、空気を凍りつかせる氷魔法を発動。フレーバーの魔法は、レインごと空気を瞬時に凍らせた。


フ「驚いた…!まだ、倒しきれていないとは…」


 そう言いつつ、上へと向かって魔力を放ち、シキの高威力の火魔法をかき消すフレーバー。


フ「ギガ、そいつを早く倒せ。こいつは2人がかりで倒さないと不可能だ」

ギ「そうしたいのはそうだが、こいつ、!ちょこまかと!」


ガン、!

パ「ちっ、!おめぇなぁ!」


 斧とギガの体格から来る思い一撃を剣で受け止めたパルスは、とんでもない勢いで後方と吹き飛ばされてしまった。


ビキビキ、、、

 大きな氷に亀裂が入る。そして、

バキィ!


フ「封印が解ける化物かよ」


 封印の解けたレインは吹き飛ばされたパルスの方へと走り出し、パルスの体を受け止めた。


レ「大丈夫?」

パ「うわっ、冷たっ!お前の方こそ大丈夫かよ」

レ「余裕」


 フレーバーがギガの後ろに隠れるように、数メートル離れた位置で立ち、2人の方へと近すぎず遠すぎずの位置でこちらの様子を伺う。


レ「交代してみる?」

パ「お、いいのか?」

レ「うん。罠魔法と遅れて発動される魔法に気をつけて。」

パ「合点」




 スターリーの氷を地面を走って回避していたリューソーは、そのままスターリーを仕留めに距離を詰めていた。


 スターリーは近づかれまいと、圧縮した水魔法、限界まで細く尖らせた土魔法、森の木々をらくらく斬り裂く風の刃を連続的に繰り出していた。

 それらの魔法を斬り、避け、隠れながら徐々に近づいて行くリューソー。


ササッ、


リ「ッ!そこか!?」

ホ「残念、少し惜しかったね」


 リューソーが振り向きざまに剣を振るうも、剣はしゃがんだホローの頭上を通り過ぎており、ホローは短剣をリューソーの右足の太ももに突き刺していた。


リ「ぐっ、」


 リューソーはホローに向かって今度は上から振り下ろして攻撃を試みるも、ホローに命中した手応えはなく、右足の短剣だけが残った。

 恐らく短剣を何本か持っているのだろう。ずっと手にしていた短剣とは少しばかり色や装飾が異なっている。ハナから刺して逃げる算段だったのだろう。

 リューソーは短剣を引き抜いて自身の収納魔法へと投げ入れた。


 スターリーはそんなリューソーに一縷の慈悲もなく、氷と水と風魔法の混合、擬似的な吹雪をリューソーへと放ち始めた。


リ「〜〜っつ、」


 右足の痛みが鮮明で上手く走ることが出来ず、リューソーは直撃を避けるために、やむなく木の影に身を隠した。


 ただ、吹雪を防ぐには細い木に隠れるだけでは足りず、リューソーの体は徐々に冷えていく。


リ(この木に命預けんのは、厳しかったかー!)


 何か打つ手を考えるリューソー。そこへスターリー目掛けて火魔法が飛んできた。


 スターリーが火魔法に当たることはなかったが、なかなかの規模の火魔法のおかげで周囲の温度が上がった。さらにスターリー目掛けてとんでもない曲がり方をして飛んで行っていた矢はスターリーのすぐ近くの空中で叩き落とされた。


リ(2人とも今近いとこにいんな、)


 リューソーは走っている最中に、右足の痛みで止まらぬように、拳で傷口を殴りつけて痛みを上書きする。電気が走るような鋭い痛みにリューソーは顔をしかめる。が、すぐに気合いを入れ直して、走り出した。


ホ「あの子、まだ走れるの?!」

ス「なんでまだあきらめないの!?」


 スターリーは圧縮した水魔法の玉を風魔法に乗せて射出。風魔法の押し出しによって、爆発的な速度で放たれたいくつもの水魔法の塊。

 リューソーはそれを必要最低限で斬り、他は全て避けながら距離を詰める。


ス(速い…!

どう考えてもさっきよりも!

・・・いや、最初から徐々に速くなっていってる!)


ホ「スターリー、下がって」

ス「わ、わかった、!」


 ホローがスターリーに後ろへ後退するよう言い、自身はあえてリューソーの目の前で透明化する。


 魔法でリューソーを妨害し、時間を稼ぐスターリー。それでもなおスターリー目掛けて足を止めないリューソー。それを見て、横へと回り込んでいたホローは、遠隔でリューソーの目の前から魔法を放つと同時に、持っている短剣のうちの1本を投げつけた。


 リューソーはそれを視認することなく、走りながら顔を少しずらすのみで短剣を避けた。そして、ゆっくりと短剣が飛んできた方へと振り返り何かを思いついたのか、ニィっ、と嫌なニヤケ顔を見せた。


ホ(しまった!間違えた!)

リ「居場所が分かればこっちのもんだ!」


 リューソーがさらに加速してスターリー目掛けて走り出した。スターリーは対抗すべく、四方八方、上からも下からもリューソーへと魔法を絶え間なく放つ。リューソーはそのほとんどを流れるように回避。途中火魔法をもろに喰らうも、その程度では止まらない。


 ついにリューソーは剣の届くギリギリの射程圏内まで近づいた。しゃがんで魔法を放っていたスターリーは咄嗟に立ち上がることはできない。

 リューソーは大きく左足を踏み込む。と、踏み込んだ先が泥沼と化し、リューソーの左足は、ドプンと沈みこんでしまった。だが、リューソーはすぐに右足を左足よりも前へと出して、地面を強く踏み締めて気合と根性で左足を抜き取り、そのまま再度左足を踏み出した。


 泥沼に嵌った時点で、逃げではなく攻撃に転じていたスターリーはリューソーの復帰の速さに攻撃が間に合っておらず、完全なる無防備状態でリューソーの剣を右肩に深く傷を負った。

 とめどなく出てくる血。それでも攻撃をしてこようとしているスターリーに対して、リューソーは相手に背を見せるかのように、大きく体を回転させて体の中心をずらした。と同時にリューソーの後方から1本の短剣が飛んできて、それがスターリーの脇腹に直撃した。


ス「あぐっ、!」

ホ「あっ、ごめっ!」


 リューソーはそんなこともお構い無しに、右足を踏み出し、左肩から水平方向へと剣を振るう。短剣が刺さったことで、攻撃の流れが途切れたスターリーは咄嗟に魔力を自身の右側を守る土魔法の盾に回した。


ゴッ!

ス「くっ!」


リ「カッチカチやなこれ!」


 リューソーの剣の威力ではヒビすら入らなかった土の盾。ただ、空中に作り出したものであるため、勢いは止められず、スターリーは左腕を負傷しつつ土の盾ごと横に吹き飛ばされた。


リ(…っ!!)


 リューソー、何かを感じ取り、後ろを振り返りつつ剣を振るった。


ガキン!!


ホ「なっ…!」

リ「当たったー!!」


 ホローは透明で見えてはいないが、大体の位置で剣を振りまくるリューソー。ただ、命中した感覚は少なく、気づいた時には、


リ「あでっ!」


 右手を短剣で突き刺され、激痛と衝撃に右手から剣が抜け落ちてゆく。リューソーが剣を拾うまもなく、ホローは短剣を既に振りかぶっていた。


リ「ここら辺か!?」


 リューソー、勘で左足で足元辺りを薙ぐように、思いっきり切り抜く。


ホ「きゃっ!」


 命中した感触。ホローは片足を蹴飛ばされ、体勢を大きく崩されていた。

 リューソーは蹴りぬいた左足を大きく踏み出し、山勘でホローの場所目掛けて、右手の拳を腰の位置からやや持ち上げるように殴りかかった。


ホ(あっ…、当たる)


ドッ、!

 リューソーの右手の拳に鈍く重い感触。そのまま拳を振り抜き、ホローをやや弱めの勢いで殴り飛ばした。


リ「あ〜…躊躇した〜、もっとガチで殴っとけば良かった」


ス「大丈夫!?」

ホ「う、うん、私は大丈夫!スターリーは?!」


 リューソーが反省会開いている横で、殴り飛ばした先で再び合流した2人。


ホ「ごめん!私のせいで!すぐに治すね!」

ス「ありがとう、でもホローのせいじゃないからね?」



コ「お?まだちょっと遠いけど、敵4人の居場所が近くなってきたね」

シ「ほんとだね。それじゃあ、準備を始めようか」

コ「前からやってみたかったんだよねー。この()()()()()!」

シ「相手に防御持ちいるから、当たるかはわかんないけどね、、、」

コ「防御壁ごと吹き飛ばせるよね??」

シ「どーだろうね…でも、やってみる価値はあるね」


 コクウとシキで半分冗談混じりでそんなことを言い合いながら、コクウは所持している矢を全てとそこら辺で折った木の枝、そして金属製の棒を地面に準備。シキは<エクスプロージョン>をすぐに展開できるように杖を構えた。


コ「行くよぉー!全軍、出撃ー!!!」


 コクウが<ベクトル操作>で、地面に落ちている矢と木の枝と棒を持ち上げ、放物線を描くように4人がいる方へと飛ばし、雨のように降らせ始めた。



 ヒューーー、という風きり音を聞き、その場にいた7人が空を見上げた。


レ「あ、来た。」

パ「虫の大軍みてぇ」


 飛ばされたそれはレインやパルス、リューソーなどの仲間は綺麗に避け、敵にのみ影響のあるように飛ばされており、敵4人は対処のために走り回りながら、時に撃滅して回避していた。


 途中、フレーバーの罠魔法がレインとパルスの目の前で発動した。人を確実に殺す、という勢いのある魔法を2人は無言で見つめていた。



 矢の雨が過ぎ去った時に4人が気づいた時には、背中どうしが触れ合うほどに近づいていた。


ギ「お?!」

ス「あれ!?」

ホ「偶然だね!」

フ「いや…これ誘導されてるね」


 フレーバーが気づいた時にはもう遅い。既にレインがコクウに言われたとおりに電気魔法を金属製の棒に流し始めていた。

 流した電気魔法はやや離れた位置にある金属製の棒へと繋がった。その棒がまた隣へまた隣へと伝播していき、やがて、


バチィッ!

 4人の周囲に鳥籠状の電気魔法が流れ始めた。


ギ「捕まった!!」

ス「電気魔法か…出られそうにないな」

ホ「上のあれ浮いてる?!」


 あたふたして状況整理をしている4人へ、対処法を考えさせまいと、続けてシキが電気魔法の気配を頼りに、神技と魔力を流し込んだ。

 4人の足元に浮かび上がる魔法陣。シキの神技発動の合図。ギガが咄嗟に仲間を自身の近くへと集まるよう声を張り上げた。


ギ「なんか来るぞ!みんな俺の方に近y/ザンッ!

パ「させるかぁー!!!

リ くたばれぇ!!  」


 ギガが神技を発動して防御壁を展開するよりも先に、パルスとリューソーがギガの体に剣を突き刺した。パルスが<瞬間移動>でギガの近くへと飛んで心臓の辺りを。リューソーは木からギガ目掛けて飛び移るように電気の籠を強行突破し、首元へと剣を突き刺した。

 ギガは首と心臓を刺されたことにより、その時点で絶命し、神技は不発に終わる。


パ「え!?おまっ、なんで!?」

リ「根性ーーー!!!」


 一際光り出す魔法陣。


シ「<エクスプローーーー、ジョンッ>!!!」


ドゴォォォォ!!!!

 爆風が木々を揺らし、空気の振動が鼓膜へと直接伝わってくる。天まで届きそうな程の黒煙。


レ「破壊力、さすがシキ」


 シキの神技に感心するレイン。


レ「・・・でも…、」


 突如、黒煙の中からレイン方へと飛んでくる、明らかに殺意の乗った、正確な氷魔法がいくつか飛んできた。

 見えていたレインは難なくそれを回避。


フ「まさか、電気魔法の檻を強行突破する人がいるとは…

というか、君すごく目が良いね。そういう神技?」


 晴れる黒煙の中から出てきたフレーバー。渦中に居たというのに、爆発に巻き込まれた様子が一切ない。


レ「それはこっちの台詞。あれで生き残ってるんだ?」


ヒュンヒュン、

 フレーバー目掛けて飛んでいくシキの魔法とコクウの矢。それらは、フレーバーへと的確に飛んで行った。

 だが、それらはフレーバーに直撃することはなく、魔法はフレーバーに直撃する直前で消滅、矢はそれ以上進めないと言うかのように空中で静止し、地面に転がり落ちた。


フ「今回は皆、改善点が多く目立つ」


 ぽつりとフレーバーが眼鏡を中指で押し上げながら言った。

 そしてゆっくりとレインの方を見て最後に一言。


フ「赤ペン案件だな」

 この前、試験勉強が終わりましたね。試験勉強が終わったということは何が始まると思いますか?そうです。また試験勉強が始まるんです。

 というわけで、次の話で一応この戦いが終わり、一区切りつくので、そこまで投稿してから、また11月中旬まで試験勉強の為失踪します。

 ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします!

 ではでは、おやすみなさい!

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