第72話 初見殺しにも程があるだろ!!
前回、スパイルの仲間たちの階級を記載するの忘れてました。
タイト達には自己紹介の時に伝えているていでお願いします。
それぞれの階級は名前の横に書いときます!
/639年9月30日/
〜仮想空間にて〜
*視点 戦闘時*
シ「今回の戦場は街の中か、珍しいな」
リ「意外と楽しいんだよなー」
パ「これって建物の中にも入れんのか?」
コ「もちろん」
タ「しゅ、しゅげぇ...」
レ「再現度が高い」
目の前に広がる街並み。連なる家々や、店、教会、時計塔までも再現された空間。人がいないこと以外は普通に1つの街として見ることの出来る程の出来栄えに感心するタイト達。
天の声「それでは決闘開始ー!」
リ&パ「アッシェンテ」
開戦の声とともに敵が居るであろう方向へ向けて歩き出すタイト達。
コ「さーて、目に魔力を込めとこうかね〜」
パ「たま〜にやるけど、これ疲れるんだよなー」
タ(目に魔力ならいつでも込めてる)
レ(常に見えてる)
タ「リューソーはできるの?」
リ「おう、できるぞ!
そもそも俺、魔法使わないだけで、魔力自体は扱えるからな!」
シ「でも、見つけたことろでどうするの?掻い潜れる程度ならいいけど。
相場は魔法で遠距離から起動させるとかだけど...」
リ「それならいい作戦があるぜ!」
リューソーが少しためて、自信満々に答えた。
リ「罠を設置する前にぶっ飛ばす!」
シ「それを人は、考え無しと言う」
ドヤ顔のリューソーに苦笑いでツッコむシキ。パ「その手があったか!」コ「おバカちゃんたちめ」
魔力探知を切らすことなく、建物の間を縫って何度か曲がりながら歩いて近づいていたタイト達は、未だに居場所の掴めない相手に油断していたのだろう。
レ「ッ!伏せて!!!」
タ̶「え̶?̶」
ズパァ!
何かを見たレインの咄嗟の忠告。刹那、目の前、後方に広がっていた建物全てが、横方向に真っ二つに斬られた。まるで、そういう仕掛けかと勘違いしてしまいそうになるほどに、同時に斬られた。
レイン、リューソー、シキはギリギリのところでしゃがみ込み、回避。コクウとパルスは上方向に回避し、敵の居場所を確認する。
パ「うお、!あんな遠くからこっちに神技飛ばしてきてたんか」
コ「後ろの方にもかなり影響あるねこれ」
コ(敵は遥か向こう。この前、ローネが使っていた魔剣と同じような能力か
ただ、今回のは範囲と速度が段違いすぎる)
咄嗟の出来事に反応しきれず、身体がタイ̷トとなってしまったタイトは、早々に脱落してしまった。
タ「結局、!世の中は不平等って訳よ!」
リ「タ、タイトーー!!ハデブラー!」
さようならタイト!君のことは忘れない!
パ「タイトがやられたか...」
リ「だが、やつは四天王の中で最弱」
シ「それだと2人ハブられてることになるよ!?」
リ「安心しろ!右腕が俺で!」
パ「左腕が私だ!」
シ「更なる上位存在がいるの!?」
パ「ローネだ!」
シ「ついていけないよ!」
1人犬死にしたというのに余裕そう。
コ「レインが居なかったら、即敗北だった」
レ「危なかった」
シ「と...とりあえず、全員の距離が近いと斬撃で一掃されかねないから、二手に分かれて近づこう」
コ「わかった!」
シキの指示通り、家の物陰に隠れつつ距離を直線的に詰めるレイン、パルス、コクウ。シキ、リューソーは相手の横に回り込むように移動を開始。
エ(三等星)「ふむ...当たったのは1人だけか」
ス(三等星)「チッ、見えてたやつでもいたのか。
・・・まぁいい、」
ファ(四等星)「今回は手応えありそうなヤツらだねー」
ナ(三等星)「なかなかやるのです」
マ(四等星)「さて、行きましょうか」
キ(四等星)「あいつら、二手に分かれてこっちに向かってきてる。1つは正面から、もう1つは左方向から」
エ「それじゃあ...あとは頼んだ」
ス「何もう休憩しようとしてんだよ戦え」
建物の間を縫うように走り抜けるシキ。
シ(まだここら辺には罠はなさそう)
シ「ッ!、魔力探知に敵が掛かった。たった今、敵も何人か移動を始めたみたい!」
シキは走りながら、状況を一緒に居るリューソーに伝える。
シ「2人、こっちに向かってきてる」
リ「了解!」
戦闘態勢に入りつつも、足を止めることなく敵の後方へ目掛けて走り続ける2人。
シ「屋根の上から来るよ」
リ「了の解」
シキの忠告通り、建物の上から飛び降りて2人に襲いかかる1人の人物。フードを深く被ったその敵は、剣に自身の体重を乗せて右手1本で振り下ろしてきた。
ガッ!
リューソーが敵の剣を、自身の剣で十字になるようにして受け止めた。
リ(思ったより軽い...女か?)
リューソーが相手を押し返そうと力を込めようとしたその時、敵が背中に伸ばされた左手で握っている、太陽光を怪しく反射させるそれが目に入った。
ファ「もういっちょー!」
リ(二刀流ッ!?)
ファーレンは左腕1本で軽々しくリューソーに向けて横方向に剣を振りかざしてきた。
ゴォッ!
敵の剣がリューソーに届くよりも前に、シキが風魔法で相手を吹き飛ばした。
ドガッ!バキッ!
敵は建物の壁を何枚か貫通して吹き飛んで行った。ちょっと痛そう。
リ「ありがとう!シキ」
シ「どういたしましてー」
ヒュン!
後ろから気配を消して近づいてきていた別の敵、ナンサーの短刀をシキは最小限の動きで避ける。
敵は続けて追撃をしてこようとしていた為、シキは大きく距離を取り、リューソーが入れ替わりでその敵に近づき、剣を振るう。
ガンッガンッ!
敵はリューソーの剣を正面からは受け止めず、別方向へ力を逃がすように攻撃を2度いなした。
ナ「さすがに厳しいのです」
短刀と剣では射程の差がありすぎるためか、距離を取りつつ、ナンサーはリューソーに対して左手に持った小さめの魔法の杖から魔法を四方八方から放つ。
リューソーは全方位から飛んでくる魔法の全てを、剣で切り捨て、体を捻って回避し、無力化させた。
最後の火魔法を左手の裏拳でかき消し、敵に視線を戻したが、敵は既に建物の影に隠れてしまっていた。
シ「ごめん!魔法で追撃したけど、逃げられた」
リ「俺も逃がしてもうた!
まぁ!そのうちまた出てくんだろ」
シ「あの子、魔女みたいな帽子を被っておいて、近距離型なのなんか新鮮だね」
リ「ほんとよな!俺の剣が結構簡単にいなされたし」
シ「魔法も悪くなかった。なんだろうね...見た目の割には戦い慣れてる感があるね」
パチン、
シキがリューソーと情報共有をしている最中に指を鳴らした。
その次の瞬間、ファーレンが2人に向けて全速力で射程圏内まで近づいてきた。が、
ズガッ!
ファ「きゃっ!」
ファーレンが踏みしめていた地面が、急に勢いよく隆起し、そのあまりの勢いにファーレンは大きく空中へ舞い上がった。
シ「掛かった!行け!リューソー!」パチン、
リ「俺の扱いがポ〇モンで泣く。。。
まぁ、行くが」
リューソーは、シキの土魔法で先程同様に隆起した地面の勢いと、自身の足の力を合わせて、ファーレン目掛けて大きく飛んだ。
ヒュ、ガッ!
シキが事前に仕込んでいた氷魔法を発動させて、ナンサーの短刀を瞬間的に防ぐ。
シキは右手に魔力を流し込み、電気魔法でナンサーに触れようと手を振りかざすも、素早い動きで距離を取られる。
ナ(なんだか、行動を読まれているみたいで気持ち悪いのです)
シ「見た目と戦い方の相違に驚きはあるけども、君みたいな戦い方をする人は何人か知っているからね」
ナ「心まで読むのは、本当に気持ち悪いのです」
シ「戦いにおいては、褒め言葉だね」
シキは魔法の杖を棒武器を扱うかのような持ち方に変え、敵の出方を伺う。
シ(魔法が達者なのに近づくのは、神技が関係しているのか、それとも武器に何か効果があるのか...
どっちにしても、あまり不用意には近づかない方がいいな)
ナンサーはシキに向けて、大きめの火球とシキの後方から氷魔法を放つと同時に走り出した。
シキは魔法の杖をくるくると体を基点にして回しながら、氷魔法には土魔法で石の塊をぶつけて砕き、火球には強めの風魔法をぶつけて拡散させた。
さらに、シキは回している杖の遠心力をそのままナンサーへの攻撃に利用して、体の左側から杖の末端部分を振るう。
ナンサーは見るからに木製であろうその杖を叩き切ろうと、短刀で左肩の位置から袈裟斬りで振り下ろして切りつけにかかる。
ガッ、!
しかし、刃が杖にぶつかって受け止めただけで、切る事も、折ることすら出来なかった。
ナ(なんっ、!固!力、、強い!)
バン!
ナ「ふぐぅ、」
それどころかシキの杖に力で押し負け、勢いを相殺できず、軽く建物の壁へと叩きつけられる。
シキは右手1本で、体の前で杖自体を回転させながら、右手で円を描く。杖の軌跡に、幾つもの魔法を生成しながら。
20を優に超える数の魔法を、体勢を立て直したばかりのナンサーに向けて一斉照射する。
ナンサーは魔法の数を見て、咄嗟に両手の短刀と魔法の杖を<交換>でただのタオルと紙切れに交換。それらを手に持ったまま、ナンサーは頭の帽子に手を伸ばして手に取る。
その魔女のような帽子の中身を見せつけるように体の前に持ってきたところでナンサーがつぶやく。
ナ「<貪欲な魔女>」
それまで真っ直ぐに飛んで行っていた魔法全てが、急に軌道を変えてその帽子の中へと押し込まれ、消滅させられた。
シ(なるほど、魔道具だったわけか)
静かな動作で帽子を被り直した後、両手の物を再び<交換>で、短刀と魔法の杖に交換。
ナ「はぁ...はぁ...」
ナ(魔法主体のくせに、近距離も対応可能とか卑怯なのです...本当に3等星なのですか?)
シキから目を離すことなく、静かに深く呼吸をするナンサー。それに対し、余裕が有り余るかのようにいつもの笑顔を浮かべながら敵を待つシキ。
呼吸を整えたナンサーは、突然その手に持っていた短刀をシキ目掛けて投げた。と、ほぼ同時にナンサーは走り出す。
シ(避けるも弾くも簡単。そんで、予備の短剣か何かを出して意識がこれから逸れたところで、杖とそこら辺に転がってる短刀を交換。
やりたいことはこれだろうな〜)
シ「てことでこれは、没収だ」
バシィ!
自分の顔目掛けて飛んでくる短刀をシキは、全く動じることなく、顔の前でその短刀を掴み取った。
ナ「ふぇぇへ!?」
ナンサーは走りながら収納魔法の中から、別の短剣を取り出している途中であったが、顔をピクリとも動かすことなく、笑顔のまま短刀を掴んだシキに驚きを隠せない様子。
シキは奪った短刀を自身の収納魔法に放り込んだ。そして、すぐさまナンサーを迎撃できるよう構える。
1度走り出した足は止めることはできない。ナンサーは重要な一手を失ったまま、シキに挑む。
2人はど近距離で攻防を繰り広げる。防いでは攻撃、攻撃されては防ぎ、お互いに自分の攻撃の手を辞めず、魔法も扱いながらの戦い。
シキは基本、その場から大きく動きはせず、相手の出方を待ちながら、手先で杖を扱って敵の攻撃を防ぎ、魔法と大振りの攻撃を主体にナンサーに圧をかける。
ナンサーはシキの周りを建物の影に隠れながら走り回り、魔法と短剣で攻撃を仕掛ける。
シ(そろそろ決めに来る頃合かな、)
シキはナンサーの短剣を弾くように見せ掛けて、直前で杖の力を緩め、短剣の力を吸収するように杖を引く。元々、衝突を前提で全身に力を入れていたナンサーは、思わぬ抵抗のなさに重心を崩す。
ナ「あっ...」
ナ(まずいのです、!)
シキはそこへ容赦なく、左足を大きく踏み出して刺すような鋭い勢いでナンサーの左脇腹を蹴った。
<インパクト>
ナ「アグっ、!」
シ(お!久しぶりに出た!5割だったから恩恵はそんなにないけど)
シキの見立て通り、ナンサーはあまり大きな打撃にはなっていない様子。15m程先で地面を滑るように転がったが、ナンサーは手を地面に着けてすぐに立ち上がり、シキ目掛けて正面から真っ直ぐに攻撃を仕掛けに行った。
シキはとどめを刺すため、杖を腰の右側に回して右手を逆手に握り、先端を体の後ろに向けて構える。シキが構えてすぐにナンサーが射程圏内に入る。ナンサーも短剣をこちらに突き刺すように腕を体の後ろへと引いた。
シキが杖を振ろうと揺らした瞬間、ナンサーの左側に地面を変形させた土の壁がシキの杖が当たらぬようにと聳え立った。
それを視認したシキは、、、勝利を確信した。
シキは左手を完全に手放し、逆手で持っていた右手で、ナンサー目掛けて最短距離で胸を突き刺した。
移動速度と杖の速度が足し合わされた一撃は、ナンサーの体からなんとも形容し難い音を鳴らした。胸を穿ち、背中を貫く杖を前に、未だ勢いの止まらぬナンサーはシキの方へと近寄る。
突き刺す予定であった、短剣は今や力なくシキの顔へと伸ばされ、シキの耳に触れた。
シ(何をする気だ!)
シキは気づいた。ナンサーはシキの両耳を両手で触れていることに。
シキは咄嗟に杖を手放して離れようとしたが、一瞬遅かった。
ナンサーは血反吐を飲み込みながら、空気を吸い込んだ。
そして、母親が子をあやすかのような優しく温かく、柔らかな空気の振動でナンサーは笑いながらシキを見て呟いた。
ナ「<おやすみ>」
瞬間、シキを襲う抗い難い急激な眠気。
シ(まず、い...
きょ、りを...とっ...て.......)
シキの意識は穏やかな海の底のような夢の中へと堕ちた。
ナ(良かった...せめて、相打ちにできて)
ナンサーは命が尽きる前に、眠りについたシキの首に短剣を突き刺して、2人は脱落した。
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*リューソー*
宙に浮かんだファーレンは剣を振り回して、空中で体勢を立て直し、追撃に備えた。そして、下の方を見てファーレンはギョッとした。
ファ(追撃は魔法じゃないの?!)
ファーレンは魔法が飛んでくると思っていたようだが、ところがどっこい飛んできているのは人間でしたとさ。
リューソーは自身の勢いを利用して、右肩から水平方向へ体を大きく捻って剣を振るった。
ファーレンはそれを防御しようと、2本の剣を体の前で交差させて、リューソーの剣を受け止めた。
しかし、空中で踏ん張りが効かないこともあり、ファーレンはリューソーの剣の勢いに押し負け、左肩に切り傷が付きつつ、横方向に少々飛ばされてしまう。
ファーレンは体勢を立て直すこともできずに、背中から建物の屋根へと墜落。リューソーは体勢が崩れることなく、道を挟んだ向かい側の屋根へ無事に着地。
リ(体勢、崩れてる。
今が、攻めどき)
ダン!
リューソーはすかさず敵めがけて屋根から屋根へと飛び出した。
屋根を蹴る音を聞き、リューソーの方に視線をやったファーレンは既に、着地地点にはおらず、こちら目掛けて飛んでくるリューソーを見つけた。
ファ(こっち来るのが早いんだよ!)
ファーレンはしゃがみ状態から、バク転でリューソーの振り下ろされる剣を避けながら、立ち上がる。
リューソーは振り下ろした剣を避けられても、続けて追撃するため2、3歩走って距離を詰める。
対するファーレンも反撃のために右手の剣を振るう。
カィィン!
リ「ッ!」
ファーレンの剣は片手で振るっているというのに、両手のリューソーの剣は受け止められた。剣なんて、大の大人でも片手で振るおうとすれば、剣に振り回されるというのに。
ファーレンは特別筋肉が多いとか、剣そのものが軽いとかでは無いだろう。
リ(神技か...
身体強化系。もしくは二刀流そのものが神技だろう。すたぁばぁすとすとりぃむ、だな)
相手の神技について分析するリューソーを相手は待つ訳もなく、鍔迫り合いとなっているリューソーに左手の剣を振り始めた。
リ(単純に、剣士が2人いると考えればいいな)
リ「なんだ...たったの2人分か...」
ファ「?」
カァン!
リューソーはファーレンの右手の剣を弾き、左手の剣を防ぐ。次は右手、左手、右手...無数に飛んでくる斬撃にリューソーは防戦一方となる。
だが、防御で手一杯というような様子ではなく、あくまで様子を伺うかのように、反撃の機を待ちながら静かに牙を潜める。
リ(ここ)
リューソーはファーレンのやや真ん中に寄った右手の剣を、左下から相手の剣を叩き上げるように弾く。すると、ファーレンが振り下ろしてきていた左手の剣が右手の剣とぶつかり合い、一瞬の無防備状態が出来上がる。
リューソーは、振り上げた剣から右手を離し、がら空きとなったファーレンの土手っ腹に右手の拳を叩き込む。
ドンッ!
ファ「あがっ、」
腹を抑えながら後ろに千鳥足で後退するファーレン。
ファ「げほっ!げほっ!
・・・女の腹を殴るなんて、最低だなお前」
リ「仮想空間だしな。それに、そんなに大事なら死ぬ気で守ってみせろ。こんな世界じゃ、そんな言い訳が通じると思うな」
咳き込みながら、理不尽な主張をするファーレンをリューソーは冷たくあしらう。ファーレンを仕留めに行こうと、リューソーは1歩踏み出そうとしたその時、
リ「...!」
ズパァ!!
リューソーは咄嗟に体を右側に倒して、遠くから飛んできた斬撃を直感で避けた。
斬撃の飛んできた方を見ると、大柄な男が剣を振りぬいた状態で固まっており、その横にスパイルが待ち構えているのが見えた。
周りには既に、『誰も踏み込ませない』という意志を感じる程の、無数の罠魔法が仕掛けられているのがわかる。
リ(危ねぇやつだな)
ス「今完全に視界の外だったろ。意味わかんねぇ、第六感か?野生の動物かよ」
ス「あー、ムカつく。いつもはおどけて馬鹿な面して、夢見ていることを自分ですら笑っているくせに」
ス「戦いになると現状を見て、ちゃんと未来を見据えているような、そんな目をしているのが気に食わねぇ。
真っ直ぐで諦めようともしねぇ、その心意気が鼻につくんだよ」
ス「なんで、諦めてくれねぇんだよ...」
リューソーは2人の方へと距離を詰めようと、足を1歩踏み出そうとしたが、
ファ「おい、何もう勝った気でいんだよ、!
まだ私は立っているぞ」
ファーレンがそれを呼び止める。リューソーは小さく笑いながら振り向き、答える。
リ「心配すんな、昔を思い出していただけだ」
さぁ、剣を構えろ。戦場に火花を散らし、甲高き音を轟かせよ。




