#000「プロローグ」
犯罪。
それは一つの集団内で個人に対して集団が行う攻撃的な行為。
攻撃的行為とは物理的、精神的に何らかの危害を加えようとする行為の事だ。
例えば、障害罪、暴行罪、強要罪、侮辱罪、強制性交等罪などがある。更に、そうした事が行われているのが現状。
無論、それらを公的機関が減らそうとしているが、世界中の何処かで人知れずに起こっている。
いじめの構造は、被害者、加害者、観衆、傍観者のこの四構造で成り立っている。
いじめの持続や拡大には、「被害者」と「加害者」以外の「観衆」や「傍観者」の立場に居る人が大きく影響している。「観衆」はいじめを積極的に是認して興がる。「傍観者」はいじめを見て見ぬ振りをして「加害者」からは暗黙的に支持していると見なされ、いじめを促進する役割を担ってしまっているのだ。
二〇四〇年にアメリカで《ワールドカメラ》開発され、二〇五二年には日本にその技術が伝わり、日本の技術的が更に設計を見直し日本にある量子コンピュータと連携させる新たな《ワールドカメラ》を作り出した。
また、二〇五五年にチョーカー型ウェアラブル量子コンピュータ《リアルリンカー》が発売された。
《リアルリンカー》は脳細胞と量子レベルで無線接続して、映像、音、感触を送り込んだり、逆に現実の五感はキャンセルする事が可能。それにより拡張現実と仮想現実が行える機械。この様な技術により更に街が発展した。
二十二世紀。――二一〇五年により日本の約八割を監視出来るようになった。それにより、犯罪率が約六割も減ったのだった。
だが、《ワールドカメラ》存在しない場所では、犯罪が存在するのだ。
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