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第6話 タイプミラー
今日は、学園最初の日。
私たちは今から、属性鏡で、自分がどの領魔法にあっているかを調べる。
領魔法は、その領に伝わる魔法なんだけど、性格によって、どの魔法が合うかが変わるの。
ほとんどは、親と同じなんだけど、たまに親とは違う領魔法が合う子がいるから、ちゃんと調べるらしい。
調べ方は簡単。属性鏡の前に立って、中を覗くだけ。
芸術領魔法の人は、絵筆が。
学術領魔法の人は、鉛筆が。
武術領魔法の人は、剣が見えるらしい。ちなみに、王族の人は、領魔法が選べないから、王冠が見えるんだって。
私の順番になった。周りには、先生や領主様がいて、結果を報告しないといけない。
私は、属性鏡を覗いてみる。
え?映ったのは、王冠だった。
私は、属性鏡が壊れてるんじゃないかと思って、先生に報告した。
「先生、あの属性鏡、壊れてます。だって、私は王族じゃないのに、王冠が見えるんです。」
そこに、領主様が来た。
「其方の母は、何と言う名前だ?」
「え?クリスティーネですけど…?」
「やはり。其方の栗色の髪といい、青い目といい。其方、クリスティーネ様の娘であろう?」
私は、意味が分からなかった。
たしかに私のお母さんはクリスティーネだけど、私が王族な訳がない。
だって私は、日本から来たんだもん。




