2日目
最近、ツイッターというものをやってみた。
アカウントを作成し、適当なプロフィールを作る。
さすがに無機質なアイコンでは物足りない。
だから、僕の大好きなアイスをプロフィール画像にしてみた。
からっぽで無機質な僕と違って、アイスはカラフルでポップだ。
たくさん横文字を使うと、僕が語彙力のない人間に見える。
少し恥ずかしいから、あまり使わないようにしよう。
最初はとぼしく寂しかったタイムライン。
それも少しずつ、明るみを帯びていった。
けれどそれは公式アカウントや有名な人ばかり。
優々と生活しているような人間はフォローしない。
僕は、楽しそうに暮らしている人間の情報を見るのは嫌い。
僕には事務的な情報を告げる、公式アカウントがお似合いだ。
しかし、僕には少しだけ楽しみがあった。
週に一回の更新。そして定期的にあげられるイラスト。
そう。僕はとある漫画家が好きだ。
あと、よく連載を休む物書きも見ていて面白い。
二人は共通してファンタジーの作品を描いて、または書いている。
同じファンタジーでも世界観が異なる。
そして、別の思想を持つのが僕の脳を刺激させた。
ところどころ日本語がおかしいのは、自覚している。
僕は思ったことをすぐに書いてしまうから、仕方ない。
そういえば、少し前に書いた『色』で思い出した。
僕の部屋は真っ白なクリーム色だ。
人間は、白い空間に閉じ込められると気が狂うらしい。
「僕はもう……狂ってるのかな?」
そんなことを思いながら、僕は白いページを黒い文字で塗りつぶした。