表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/60

2日目

 最近、ツイッターというものをやってみた。


 アカウントを作成し、適当なプロフィールを作る。


 さすがに無機質なアイコンでは物足りない。


 だから、僕の大好きなアイスをプロフィール画像にしてみた。


 からっぽで無機質な僕と違って、アイスはカラフルでポップだ。


 たくさん横文字を使うと、僕が語彙力のない人間に見える。


 少し恥ずかしいから、あまり使わないようにしよう。


 最初はとぼしく寂しかったタイムライン。

 それも少しずつ、明るみを帯びていった。


 けれどそれは公式アカウントや有名な人ばかり。

 優々と生活しているような人間はフォローしない。 


 僕は、楽しそうに暮らしている人間の情報を見るのは嫌い。


 僕には事務的な情報を告げる、公式アカウントがお似合いだ。


 しかし、僕には少しだけ楽しみがあった。


 週に一回の更新。そして定期的にあげられるイラスト。


 そう。僕はとある漫画家が好きだ。

 あと、よく連載を休む物書きも見ていて面白い。


 二人は共通してファンタジーの作品を描いて、または書いている。


 同じファンタジーでも世界観が異なる。

 そして、別の思想を持つのが僕の脳を刺激させた。


 ところどころ日本語がおかしいのは、自覚している。


 僕は思ったことをすぐに書いてしまうから、仕方ない。


 そういえば、少し前に書いた『色』で思い出した。


 僕の部屋は真っ白なクリーム色だ。


 人間は、白い空間に閉じ込められると気が狂うらしい。


「僕はもう……狂ってるのかな?」


 そんなことを思いながら、僕は白いページを黒い文字で塗りつぶした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ