紀州攻防戦!
紀州へ到着した景虎達は根来衆を叩く策を練っていた
紀州北部
敵本拠地まで十里
津田氏の本拠地をどう叩くか?
雑賀衆同様、鉄砲で武装している
景虎は策がないわけではなかった!
雷蔵に策を授け、現在は家臣の意見を聞いている!
我が軍は雑賀衆300 雷蔵方150 雑賀に組みしている地侍、豪族250
一方根来衆600 地侍200 豪族120 忍衆100
700対1020
景虎 孫一、半兵衛に雑賀衆を指揮を命じ 左近、慶次に地侍、豪族
自らは雷蔵衆に指揮することに決めた!
夜襲をかける!敵本城津田氏さえ抑えれば良い!
明日になれば相手方援軍が1000は来る!こちらに援軍はないしくじれば
死あるのみじゃ!
まず半兵衛、根来衆に鉄砲を撃たせるだけ撃たせよ!
次に慶次、地侍豪族200を引いて正面から対峙せよ
左近お主は50を引いて相手地侍等の横っ腹をつけ!
雷蔵は時を待て!
はっ!一同
雷蔵等には松明を焚かせ、あたかもそこにまだいると思わせるよう命じてある!
酒はいかぬが宴をあげよ!
相手偵察隊に聞こえるように!
景虎の軍は道無き道を進軍し本城まで来ていた。
ここでも雷蔵衆に城門を開けさせた。
行け〜〜!突き進め!
景虎が勢いよく駆け抜ける先陣を切り突き進む!
続いて左近、慶次が続く
敵兵達は警備兵のみ鉄砲を所持していたが他のものたちは常時撃てる状況ではなかった!
決戦は明日と見ていたからだ。
後方より孫一、半兵衛等が進める
後方より孫一等には悲しい話があった!
本来なら大将が先陣をきることなどない!
景虎は突撃する半刻前、半兵衛に指揮を任し、一人雷蔵衆50を連れて走って行ってしまったのである!
半兵衛、上杉家は代々大将が先陣きるのだ!後は後方より支援を任した
半兵衛は何度も説得したが頼むの一言に首を縦に振ってしまった
左近、慶次らは自分たちが先陣と思っていたが慌てて景虎について行ったのだ!
景虎が凄まじい勢いで斬っていく、背後から左近、慶次が凄い勢いで叱責して来た!この3人は3人とも文句を言い合って敵を斬っていた!
殿!危のうございます!お下がりください。
うるさい!大将が先陣をきらずしてなんたるかだ!
左近は景虎をたしなめる!慶次は一番槍を景虎に取られたのが悔しいようで一人斬っては文句を言う!
それを見て地侍達は活気づいたのか!士気が上がった!
この時代はまだ天守という物が無くて津田氏の城は屋形のような造りになっていた!
半兵衛は隊を二つに組みなおし左右に分かれて進んでいた。
景虎達は津田氏が居るとは思われる屋形まで来ていたが左右から鉄砲部隊が現れた!
いかん!一旦下がれ!少しづつ引いて行く景虎の肩に衝撃が走った
慶次 殿!血が!
2段目の鉄砲隊が出て来る!その時、宴をそそくさとやめた雷蔵衆が津田鉄砲部隊を斬っていく!
雷蔵良くやった!皆!かかれ!
津田氏屋形!
迂回していた孫一等が津田氏を発見
鉄砲を太刀に変え首を上げていく
津田氏
待て!降伏する!命だけは命だけは!
孫一 命乞いをするは武士にあらず
孫一は叩き切った!
孫一が首級を挙げたことを皆に知らせると津田兵達は降伏していった!
景虎は勝鬨を挙げた!
えい!えい!
お〜!
そこへ根来忍頭領が現れた!
皆、身構える!
待て!
大儀であった!
はっ!
景虎は雷蔵に文を渡し根来衆に調略をかけていた
味方になれば忍衆は助命し新たに召し抱えると、景虎にとっては忍が増える。根来衆忍とっては無駄な戦をしないで安堵されるならそれにこしたことはない!
これよりは雷蔵衆に組みしてもらう!雷蔵を補佐しよ!
仰せのままに!
こうして景虎は紀州一部を切り取った!
半兵衛に紀州全土に書状を書かせた。上杉に降りないのなら即刻軍を向けると!
これにより紀州各地をから地侍、豪族らが旧津田氏屋形に集結し景虎に忠誠を誓った!
左近には近衛の叔父にもらえるはずの金子を受け取りに行かした!
次回から大名編、国造り編を書きたいと思います。
意見を受け付けたいと思います。
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