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第145話 初めてのキスは激しすぎて

「それじゃあ……行こうか……」


 誠の手を取ると薬の効果で赤く染まり始めた頬に笑みを浮かべながらかえでは誠の手を取った。


「もう、これでは役に立たないな……それにヒールももう必要ない……」


 そう言うとかえではピンヒールを脱ぎ、粘る液体が糸を引くパンツを脱ぎ捨ててガーターベルトだけの姿になった。


「かえでさん……その恰好じゃあ」


 誠は丸見えになったかえでの股間を見ながらそうつぶやいた。


「安心して良いよ、この付近に民家はない……それより……リン!」


 かえでは笑顔を浮かべて屋敷の方に叫んだ。そこから出てきたのは全裸のリンだった。彼女の手には業務用のビデオカメラが握られている。


「これから、僕と誠君が見せる甘くみだらな行為を一部始終記念に残しておいてくれたまえ。どれだけ激しく、どれだけ淫らに二人が愛し合ったか。後に思い出して思い出にふけりたいんだ」


 かえでは自分の股間をまさぐり、胸を揉みしだきながらそうリンに告げた。


「お任せください、かえで様」


 そう言うリンを確認するとかえでは自分を慰めていた手を止めて誠の手を掴んだ。誠の手が糸を引く透明の液体でぬれているのが分かった。


「この木の下が良いな。まずは……」


 そう言ってかえでは誠のジャケットに手をやった。


「まず、キスをしましょう……僕はキスをしたことが無いんで」


 照れながら誠はそう言った。ただ、誠の股間はもうすでに限界を迎えようとしていた。


「そうかい、それじゃあ」


 かえでは笑みを浮かべながらまず軽く誠の口を自分の口でふさいだ。その間もかえでは慣れた手つきで誠の服を脱がしていく。


「これで君はキスをした。たぶんこれが君の望んだキスだ。それじゃあ僕の望んだキスをしよう」


 そう言うとかえでは誠の肌着を脱がし上半身裸になった誠の唇に激しく口を重ねてきた。


 かえでの舌が誠の口の中に入ってくる。誠はされるがままに舌を出すと口の中で二人の舌は激しく絡み合った。


 かえでの唾液が誠の口から顎を伝って落ちる。かえではそのまま誠の右手を自分の股間に左手を胸にあてがった。


 誠は訳も分からず濡れた股間と温かく巨大なかえでの乳房をまさぐった。


 かえでは何も言わず激しいキスを続けた。その感覚が次第に誠の理性を奪っていった。


 しばらく激しいキスと愛撫が続いた後、かえでは口を離した。


「これが僕のキスだよ。ちょっと刺激が強すぎたかな?でもこれからはもっと刺激が強くなる」


 そう言うとかえでは誠の首元から胸元、そして乳首へと舌を這わせた。


「うっ……」


 誠は思わず快楽の吐息を漏らした。


「もっと気持ちよくなるよ……もっとね……」


 かえではそう言いながら誠の乳首を激しく舌で舐めあげた。

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