どうやら住む場所にお困りのようです
さて、まずは泊まるとこを探さなきゃ!けどお腹も空いたから先にご飯食べようかな。そこで情報収集しよう!
最初に目に入ったお店にしよう。さて、何かないかなあ…お!早速美味しそうなお店発見!
「アルダンテ」
なんかいかにもお洒落な料理出てきそうだな。
ガチャ
な、なんだこれは!何がアルダンテだよ、めちゃうるせえじゃんか!見渡す限り荒くれ者しかいねえ…で、出ようか
「おう小僧いらっしゃい」
ひいい!つ、捕まったあ。
「食ってくか?」
「は、はい…お願いじばぶ…」
「ほら、そこのカウンターに座んな」
ううう怖いよう。これじゃ話しかけれないよ。
「おい小僧…」
「は、はひ!」隣の人が突然声をかけてきた。
「ガキが1人でここを訪ねるなんて珍しいなあ。」
「あ、いや初めてでして…あ、あはは」
「んん?この辺住んでりゃ割と有名なんだがな。どっからきたんだ小僧」
「じ、実はですね、かなり遠くの村から今日来たばっかなんですね…」
「よそもんか。どうだ?この街は」
「とても楽しそうな街ですね」
「ふっ楽しそう、ね…」
ん?どうしたんだろう。それよりこの人になら聞けるかもしれない!いい宿はないかな。
「あの、一つ聞いてもよろしいですか…」
勇気を出して話しかけた。
「ん?なんだ?」
「この辺におすすめの宿屋はありませんか?」
「この辺ならこの店でて右側に行くとメルカという宿屋がある。そこから安くておすすめだぜ。」
「ありがとうございます!」
なんだ。見た目によらず結構優しいじゃないか。
「おまちどう」
店主が料理を持ってきてくれた。とても美味しそうだ。
いっただきまーす!
なんだこれめちゃくちゃ美味しい!思わずがっついてしまった。
「はははは!うまいかそうか!」
店主が嬉しそうに笑ってる。
「はい!とても美味しいです!」
「そうか、また来な!」
ごちそうさまでした!思いのほかいい店だった。お腹いっぱいになったし「メルカ」という宿屋に行くか。
そして僕はメルカに着いた。うん!外見は少し小さめだけどいい感じ!
「す、すみませ〜ん」
「いらっしゃいませ!何名様でしょうか!!」
小さな女の子が出てきた。
「1名です」
「何泊泊まりますか?」
「まだ分かんないです。とりあえず一泊にして後から延長ってことできますか?」
「かしこまりました!それではお客さまは201号室となります。夜ご飯は19時以降になりますので時間になりましたら下へ降りてください!」
そういえば重要な事忘れてた!デイマンド学園ってどこにあるんだ?
「すみません!デイマンド学園ってここから近いですか?」
「わあ!もしかしてデイマンド学園の学生さん!?すごいわ!!分からないってことは明日入学するのね。いいわ!地図書いてあげる。ここから歩いて15分の距離よ」
「ありがとうございます!」
ふう。偶然近くて助かったぜ。こうして地図をもらい部屋に入った。
僕は部屋についてすぐに横になった。思えばちゃんと寝床で寝たのは久しぶりな気がする。明日はいよいよ入学式だ!
夜ご飯の時間になってもお構いなく死人のように寝てしまった。