どうやら森の精獣が立ち塞がるようです
「それでは一回戦!サリーvsユグシル!どちらが勝つでしょうか!?両者入場!」
会場が盛り上がると同時に二人とも入ってきた!
『負けないわよ!』
「俺だって!!」
二人とも気合が入ってる!その調子だ!
「それでは!学年模擬戦1回戦開始!!」
「カウロ!」『カウロ!』
さて、サリーのモンスターはベビードラゴンと分かっているが相手はどんなモンスターを召喚してくるのか……
ん?あれは……?
『あなたのモンスターは森の精獣ケンタウロスのようね!』
「君はベビードラゴンか。中々やるね!」
だがケンタウロスは地上のモンスターだ。空中にいるベビードラゴンには若干不利だ。その証拠にサリーが少し余裕の笑みを浮かべている。
早速サリーの方が動いた!素早く空中を移動しケンタウロスを目掛けて火の玉を数発放った!
「くっ…………」
最初の数発はなんとか避けたが最後の1発だけ当たってしまった!
『やっぱり私の方が有利なようね!もう一度行くわよ!!』
休む間もなくベビードラゴンが再び火を放つ!今度は全てかわし反撃に出た。
森の精獣なので草木などの植物を利用した攻撃が得意だ。地面から現れた木からツルのようなものが出てきて空を飛んでいるベビードラゴンには襲い掛かる!
『くっ……そんなもの避けてやるわよ!』
ベビードラゴンは全て避けた。
『やはり相性は私の方がいいようね!』
そう言い放つとケンタウロスが出した木に向けて火を放ち燃やしてしまった。そうか空中だけでなく属性の面でも有利なのか!
「ならこれはどうかな?」
〜スキル!森の怒り!!〜
すると今度は先ほどの辺り一面に木が生えてきた!
『なるほど撹乱が目的ね』
「これではどこからツルが飛んでくるか分かるまい」
左側からツルが飛んできた!そして今度は右斜めの方から!あらゆる方向からツルが攻撃してくるから予測がつかない。
これではまるで森だ!さすがのベビードラゴンも避けれない……
『なんども言ったでしょ。相性は私の方が有利だって』
なんとベビードラゴンは全て避け切ってしまった!
「馬鹿な!?」
『例えどんな攻撃でも地上からだけだと避けやすいわね!普段避ける練習をしてきてるから並の攻撃じゃないと当たらないわよ!』
そうかいくら撹乱攻撃とはいえ空中に邪魔はない。すると避けることに特化されたサリーのベビードラゴンは地上に集中できるためこんなにも容易く避けれるのか……
「これは予想外だ」
『さっさと諦めることね!』
そういうと追い討ちのように炎を放ち森を燃やしてしまい辺り一面を火の海にしてしまった。
「これはサリーの勝ちかな……」
と僕が思わず言うと……
「うふふ!この勝負ユグちゃんが勝つわね!」
こいつは確か……ユグシルと同じクラスのルージュ・メイプル!
「どういうこと?」
僕は思わず聞いてしまった。
「まだユグちゃんは奥の手を使ってないわよ!」
「奥の手……?」
なんだあのケンタウロスには何か隠されてるのか?
『さあ観念しなさいケンタウロスちゃん!』
「ふう……しょうがないなあ。やはりあれを使わないと勝てないな飛行モンスター相手じゃ」
『何をするつもりなのよ』
「お前なんて10分あれば倒せるよ」
『な……』
10分で倒せると言われて流石に同様してしまっている。
「行くぞ。ケンタウロス!」
〜スキル!ペガサス!〜
いきなりケンタウロスに羽が生えてきた!そして空を飛びベビードラゴンと同じ高さまで飛んできた!
『そんな!!だがそんな大袈裟なスキル時間制限があるはず……!』
「よく気づいたな。10分しか飛べない。だが言ったろ?お前なんて10分で倒せるってな」
『馬鹿にしないでよ!!』
こうしてベビードラゴンとケンタウロスによる空中戦が始まった……!




