模擬戦〜1回戦目〜
さて、ミニエンジェルを仲間にしてから数日が経ち今日はとうとう模擬戦の日だ。
「今日は模擬戦である。現時点での君たちの実力を知りたい。ぜひ全力で戦って欲しい」
マンドラ先生……!僕は絶対勝つよ!
この模擬戦まずは同じクラス同士で戦って上位3名がクラス代表となり他クラスの上位3名と戦うということだ。
ここで上位3名に食い込めば先生達にもいいアピールになる!
「まず一回戦!マーズ・サリー対ファーラット・カリン!」
マンゼラ先生が宣言する!
早速サリーの出番か!
『カリン!負けるんじゃ無いわよ!!』
カリンに対しての声援が聞こえて来る。どうやら応援してるのは双子の姉のカレンだ。
『当たり前よお姉ちゃん!』
サリー。頑張って!心の中で応援してるよ!
「それでは始め!」
「カウロ!」『カウロ!』
2人同時にモンスターを召喚した!
サリーの方はベビードラゴン。カリンの方はデビルラット!
確かEランクのモンスターだ。
『ふふふふ。私は格上ランクのモンスターにも勝つためにこれまで必死にレベル上げしてきたのよ!覚悟しなさい!』
デビルラットが飛び掛かった!なんていう速さだ!さすがにサリーのベビードラゴンは避けきれずもろに攻撃を受けてしまった。
『残念だったわね…って全然効いてない!?』
「あたりまえじゃない。当然、私も鍛えてあるわ!」
ーベビーちゃん!スキル火炎のブレスよ!ー
〜了解!!〜
するとベビードラゴンの口から炎が出た!
その炎はデビルラットを直撃して戦闘不能状態になってしまった。
「この試合はマーズ・サリーの勝利!」
サリーの圧勝だ!
「やったね!サリー!さすが!」
だが何やら不満そうな顔でこちらに向かってきた。
「テイルズ君?私のこと一回も応援してなかったわよね?」
「い、一応心の中で……」
「まあそういうことにしといてあげる」
応援しなかったこと根に持ってやがる……。
次はハルクの番だ!
「ハルクー!頑張ってー!!」
とハルクを応援したらサリーがなにやらこちらを見て睨んでいる。
「ふうん…」
な、なんだよ調子狂うなあ。
試合はというと……言うまでもないハルクの圧勝だ。
さて…次はとうとう僕の番だ。
相手はマーキュリー・プラザ。どんな人なんだろう。
『よかった〜!相手がテイルズ君で!唯一の格下相手〜』
ちっ。嫌味が上手いこと!唯一のってことはFランクかな。
「それでは!試合開始!」
「カウロ!」『カウロ!』
プラザは…ホブゴブリンか!ゴブリンの上位種のモンスターだ。ならこっちはスラ助とミニエンジェルで行くぞ!とりあえずここで止めておこう。
「こっちはスライムとミニエンジェル!」
あたりがざわつきだした。
『まさか…ツインテイマーとは…』
「え、テイルズツインだったの?やるー!」
「へえ…やるじゃないかテイルズ!」
サリーとハルクも思わず声に出てしまったようだ。
『だがGランク2体いたところで変わんねえぞ!』
と同時にホブゴブリンが襲い掛かってきた!
危ない!!なんとかかわすことができた。だんだんタイマーとして魔物の扱いになれてきたぞ。
『ちっ、すばしっこいやつめ』
ーホブ!斬撃だ!ー
〜まかせろ〜
するとホブゴブリンは持ってた刃を素早く薙ぎ払い斬撃を飛ばしてきた!
くそ!しょうがない!ここはミニエンジェルを使う!
するとミニエンジェルは素早くスライムの前に出て斬撃を受け止めた!
そう、ミニエンジェルは攻撃力がほとんどないがスキル吸収を使うことによりあらゆる攻撃を無効にできる!ただし1度使うとMPが無くなってしまうため一度しか使えない…。
さらにまだレベルが低いので斬撃程度の攻撃しか受け止めれない。
よし!隙ができた!ここで体当たりを連打する!
スラ助は勢いよくホブゴブリンに体をぶつける!何回も何回も!
そして20回くらい体当たりした後にホブゴブリンは倒れた。
「勝者!グラスター・テイルズ!」
やったあ!勝った!
さっきの体当たりだけど念話をどばさなくても思い通りにスラ助が動いてくれた。成長を感じるよ!
「やるわねあんた」
「おめでとうテイルズ君!」
サリーとハルクが駆けつけてくれた。
「ありがとう2人とも!」
すると当然奴もやってくる。そう、ユースタスだ。
「確かにツインは強え。だが今のは相手も雑魚だった。Fランク相手にギリギリじゃ先が思いやられるな」
「……!」
そうなんだよ、そうなんだよ!確かにこいつの言う通りだ。
Gランクモンスター2匹でやるには限界がある。
やはりどこかで秘密を明かすしかない……!
こうして無事1回戦は突破した。
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