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虚記  作者: 白鯨 現
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『二月一日 六本』

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 部屋でだらだらとした時間を過ごしていたが、余りにも暇で、年甲斐もなく手遊び等していたが、ふと何を思ったか、両手を重ねてみた。

 左手を下に、右手を上に、左手の甲に右手の手のひらを重ねて。左手の小指の位置に右手の人差し指が重なるように、上から見ると、手の両側から親指が出るように。

 何故だかその光景が酷く落ちついた。まるで元からそれが正しい形だったように。バランスが良く見えて、五本指の手はなんだか酷くアンバランスで頼りなく見えた。

 そもそも、正しい形とは?今の私達の姿が正しいのだと何故言えるのか?


 分からなくなってしまったので眠ることにする。


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