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一日目のラヴ
「私は……腐ってますか? 貴方を愛してしまうなら。私は、死んだ方がましでしょうか?」
一日目のラヴ
「ほーら!兎海!みて、法螺貝見つけたぁ!」
「るっせえなぁ……んあ、それヤドカリ入ってんぞ」
「ギャア!」
控えめにクスリと笑う兎海を他所に、私はヤドカリが入っているらしい貝を乱雑に砂浜へ投げ捨てる。
少しばかり大袈裟に叫んでみたものの、不意に恥ずかしくなり投げた貝を覗き込む。
「……て、アレ……?入ってないじゃん!も、兎海!!」
覗き込んだ先には綺麗な渦巻きがただ広がっているだけ。それに苛立ちを覚えて兎海の方を見て、本日二回目の叫びを上げる。
「鵜呑みにするお前が悪いんだろー」
御最もであった。正論を笑いながら言う兎海。私はこの時、小学六年から貴方を見ています。
素敵な素敵な。眼が眩む程の笑顔に、キューピットが私に矢を投げました。




