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あの後…私は、無事死ねたらしい。
実は死んだ後も少しだけ意識があり、多分私は、病院に連れて行かれていたのだと思う。
みんな来てくれた。ひかるこもももかもゆずきも花も。そしてゆーちゃんも。
「どうして死んじゃったの…」
「あお…っう。うっ。…ひっく。ううぅ。」
「…っ。」
みんな泣いていた。頑張って我慢していたのだろう。
でもしょうがない。
小学校から私は思っていた。
こんなイジメうけるくらいなら死んでもいい。
いつになったら。…。
そう思っていたのだから。
ちなみに死んだ後私は、意識を保てなくなり眠ってしまった。
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「…あれ?ここどこだろ」
「山口あおいさんですね?」
私は声が聞こえた方に顔を見やった
「はい…?そうですが」
「私は、女神族の長。アルクライナです」
アルクライナと呼ばれる女神族らしき人はとても美しい。
肌は白く透明感があり、目は大きくパッチリ二重。背中には白い翼が生えている。
「えっと…女神s」
「アルクライナとお呼びください。あおい様」
……ん?女神族を呼び捨てにし私に様を付ける…?なぜ。
「えっと、…アルクライナ……様。」
「はいっ♪」
「私は、これからどうなるのですか?」
一番聞きたかったことを聞いた
「そうですね〜。あおい様さえ良ければあおい様が転生したい場所へ。」
「えっ?!良いのですか?」
「えぇ」
うわっ迷う〜!推しの所へ転生するも良し。魔法とかある所に転生するも良し。
ああ…両立させればいいのか。
「えっと、ゲーム恋する乙女♡に転生させて下さい」
「…はい!魔法のLvはどうなさいますか?」
「えっと、Lvはレベル上げしたいので1からで大丈夫です」
「はい分かりました。それから何属性がよろしいですか?」
「属性も決めれるんですね…」
火、水、地、風、闇、光…
決めれなくない?
「んーと全部で☆」
とりま適当にどれかひとつに振り分けられるだろう
「はい分かりました。」
「スキルには幸運と、金運、を付けときますね!」
「ありがとうございま…s」
そう言うと私は、眠ってしまった
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「うぎゃーうぎゃー」
え?転生できた?出来たの?
「あうあう…うああ!あうあうう!(私は、…やった!転生だ!)」
「あらあら可愛い子が産まれましたわ」
…わ?貴族みたいな…喋り方するね?
「あぁほんとだな。可愛い男の子だ」
…ん?いやごめん。聞こえなかった。お…とこ…のこ?…
いや確かにね。変な物が下についてるって感覚はありますよ。…
まじかぁぁぁあ。
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えっと、…2歳になった。え?早いって?うるせ。
名前はセシルに決まった
私の姿を教えよう。
まず髪の色は銀、目は青、髪の長さはちょっと長いくらいで、カツラでも被ったら女の子に見える様な身体だ、
そして…私は、…なんと…王族でした☆
いやね?私だってね?は?やら、ん?やら言いたいよ。でも親と兄様達を見て確信ですよ。
ちなみに兄様達は全員で6人人いる。
本音を言えば…多すぎる。ゲームでは3人だったのに。何事よ。まぁそんな事は良い。
今現在兄弟全員が集まっているのだから。
「セシルゥ可愛いなぁちゅっ」
ハル兄様だ。長男
「セシー!おいで!」
ノバ兄様。次男
「セシル来て…可愛いね。抱き潰したいよ」
変な事を言っているこの人はセン兄様。三男
「セッシッル!可愛いいいい!このこの中にいつ僕のが入るのかなー!」
変な事を言っているこの人はキラ兄様。四男
「セシル〜こんな怖い事言ってる人より僕と遊ぼ!」
キラト兄様。五男
「可愛いねセシル。僕のお嫁さんになってよ」
…マフィ兄様。六男
とまぁこんな感じ。多くて覚えれないでしょ?私も覚えてない。
(๑>•̀๑)テヘペロ
私はこれからどうなっていくのやら…