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ever Friend  作者: 遊馬貴
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夢見る少年と少女

いつまでたっても子供が抜けない俺。大学生にもなって小学生低学年レベルの脳みそなのは誰もが知らないのであろう。

そのへん女ってすごいよなって感じる瞬間が数多く存在するこの異世界なんだ。

まあいつまでも男は成長しないのはアウストラロピテクスの時代からAIまでも造り出してしまう現代のハイスペック動物でも同じなのかもしれないが…

しかし夢を語るって体にいい事だよな!

俺の田舎ではそんな夢すら語る大人なんて一人もいやしなかったからね。

俺の夢?まあこの際だから言ってしまうと、ガキのころから憧れている事があるんだ!こんな取り柄もない俺が言うのもなんだけどツアーコンダクターになりたいなどと恐れ多く持っているんだ。

な、ハイスペックだろ!

何でかって?みんな小学校や中学校、高校で卒業旅行なんてもの行かなかったか?ツアーには必ずといっていいほど添乗員が同行してるよな!そう…

俺は小学生ながら当時その添乗員の人に恋をしたんだよな笑

もちろん女性だ。

あの優しい微笑みを俺だけに与えてくれた事に当時のガキの俺は、いつかこの人と結婚してやる!何て思い込みをしたんだが、結婚という意味をまだあまり理解していない年代である事は分かるだろう。

いざこの年になってみると何歳上やねん…と、自分でツッコミを入れたくなる。しかし改めて夢を追いかけようと勉強する中で、いろんな所で人間や文化と接し、触れ合い、交流できる素晴らしい職業なのだと何ともいえない気持ちになれる。そこからまた新しい自分が産まれてくるのだと…

大元にはたぶん初恋なのだろうあの人と仕事したい!この仕事をしてみたいってそれだけ考えるだけでもなんでも活力みなぎってしまう。

そう、さっきから大きな事言ってる様だけどただのガキの初恋。笑えるだろ!

ただ大人になるにつれてその職業がどれだけ優秀で優れた人がなるのか自分の限界さえも見えてくる。夢は努力の積み重ねで自分で掴むモノだと誰かは言うが掴めない人が大半。

夢に向かって挫折、努力、挫折を繰り返していまがあるんだけどやはり夢。

だけど夢って諦められないよな。……って話をゆりに、話したっけね。

その君の眼差しは今でも覚えてる。

君は本気で自分の奥底を見つめて聞いてくれてた。親身になって相づちを打ちながら「うん、うん」と共感してくれた。

違う土地から人が集まり、それぞれの夢を目指して生きる2人。

常々思うが男はいつまでたっても子供だからだめなんだよな…

女は夢を持ちつつ現実主義。あいも変わらず女性はすごい!っと思える瞬間である。

君にもあるだろ。

目指す夢、向かっている現在進行形の夢、諦めた夢、挫折を味わった夢、色んなカタチはあるが俺は諦めた夢なのだろう。

だが決して彼女は諦めない。

目の奥から伝わるそれが全て物語っている。

そのエネルギーを人は欲しがり、求めて見つけ、1人では生きていけない理由がそこにあるのだろうと自分の右手に持つペンに近いが入った。

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