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捻くれ者の独り言

澱み

作者: 壱宮 なごみ

足がつっかえたその場所を埋める

それだけのことがどうしてこんなにも

難しくて大掛かりで面倒くさいんだろう


足がつっかえたその場所を埋めた

せっかくできたのにしばらくするとどうして

ひび割れてへこんで目立ち始めるんだろう


教えてくれよ

そこに一体何が蠢いてんだ

見えないんだよ

その状態があるべき形なのか

聞かせてくれよ

そんなに人の足を引っかけて楽しいか


そこに在るだけの澱みは答えない

そこに在るだけで掻き乱すクセに

そこに居るだけの澱みは答えない

そこに居るだけで疲れさせんのに


平穏無事に毎日歩きたいんだ

つっかえさせるのは何のためだ

些細な変化が必要だって言うなら

ストレスフリーな変化でいいだろ


足がつっかえたその場所にしゃがむ

面倒でムカつくしたり顔が浮かんでくる

殴るつもりで腕を突っ込んだのにどうして


ああダメだ 引っこ抜けない

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― 新着の感想 ―
[良い点] 澱みの感じがとても伝わってきます。
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