オッドアイのカワイイ男の娘
成り行きで始まったインディアンポーカだから席順も適当にって。ちなみに親は輪番制で、親は降りることができない代わり、勝てば賭点の2倍得て、負ければ二倍支払うの、ただし子のレイズ権を親は蹴って勝負する権利は有り。
田畑先生【2】
今日子【J】
ボク【8】
春花【A】
佐藤【3】
心愛【5】
仮親は田畑先生。
田畑「春花さんは降りた方がいいな、今日子君はもっと悲惨だ」
先生以外みんな目をぱちくりさせている。
圭(先生の癖していきなり? 春花を餌に今日子を引きずりおろそうって? 腹黒いなあWWWW)
今日子「こわいっすねえ、どっしよっかな~」(そ、そのカードで? WWWW、春花の強カードとオレをおろしてーんだろ? みんなキョロついてるもんな、弱気になったふりしなきゃだな、でも先生【2】かよ……W親だし、一気にぶっ殺すか! ちょい自信なさげに視線動かしてるしキョドッてるしってことは、オレ結構強カード?)
圭「先生は一気に勝負したほうがいいですよ」(みんな怒るかも知れないけど……本番前の小手調べだからね)チラチラッ
春花「もう今日子ったら、そんなこと言ったら先生降りちゃうジャン!」(って思ってるくらいわかるよ)
心愛「あら先生ったら、ふふふっ、二人の今の言葉信じるんですか?」
田畑「え」(一体どっちの意味だ?)
心愛(今回は何か分が悪そうですわね、ふつうに降りたほうがいい気がしますわ、もっとも場をグチャミソにひっかきまわしてからです)
佐藤「宿れこの札に闇の力を……逃げちゃいけない」
今日子(……ばか? 空気嫁って)ポカーン。
田畑「大体出そろったところで降りる人は?」(この場はこれで治めといた方がいいだろう、A見えてて親で勝負したくないし)
心愛「わたくしはドロップ(降り)」
佐藤「俺はイケると思うから……レイズ、賭け点2で」
佐藤以外(いやいやどこからそんなこと思っちゃうって、それなのにみんな知らん顔して……意識高い奴って痛い……)
春花「ボクは降りときます」 もったいないけどボク(圭)には嬉しいって。
圭「コール()賭け点2で」
今日子「レイズ……、賭け点9で!」(殺るか殺られるか!)
春花「ひえいきなり大勝負」
心愛「ほとんど焦土作戦(残り一点で即死はしない)ですわ」
田畑「……」(やばいかも……さっきから春花君がこっちのカードちらちら見てきてるし)
圭「ここで降ります!」(これで傷は最小に出来る、と思おう……)
佐藤「乗ります、コール」
(佐藤の意識の高さはどこから!?)全員がそう思った(こ い つ は い い か も だ な)
コールの時間だって
田畑先生【2】親
今日子【J】勝負
ボク【8】降り
春花【A】降り
佐藤【3】勝負
心愛【5】降り
田畑「じ、じゃあせーのっ!」
【今日子大勝利!】
田畑「えっ10えっ」【10】
今日子「ふんっまるっと毟ってやったぜ!」【J】
圭「そんなに一気にレート上げられたら怖いもん」【8】
春花「え~~~~~~! そりゃないよ~~~圭君~~~ってば~~~~(泣)」【A】
佐藤「アレ? おかしいなこんなはずじゃ……あれ」【3】
心愛「勘が当たりましてね、負けないことも大事ですし」【5】
結果:
田畑▼18
今日子+31
圭▼2
春花▼1
佐藤▼9
心愛▼1
やってわかったことは持ち点10点も一気にレートを上げられとインフレ化してしまって面白味が削がれるのと、親の順番が結構効いてくることが分かったので、次の本番からレイズは一点づつと、改めて席の並びと親決めをじゃんけんで決めることになりました。
●一回戦
今日子「ったくせっかく席が暖まって来たっていうのによ」
圭「えへへ、ありがと今日子」
席順は春花、圭、田畑、佐藤、今日子、心愛の並び
春花「うん! ボクが親からね」
圭「勝負だからね、負けないよ」
田畑(圭くんの隣りにすわれるとは……勝ったらオッドアイになる様にレッドとブルーのカラコン入れるって王様が目標だ!)
佐藤「だいたい先生の癖して平気で嘘吐くんだものなあ……純平の純は不純の純だろ」
今日子「だいぶん親から遠くなっちまったな」
心愛「席だけで決まるわけでもないですし、今ある中で華を咲かせればいいのです」
シャッシャシャッシャ、春花がシャッフルし、各席に札を配る。
春花「じゃあみんな用意はいい?」
田畑「じゃあ、いっせーーの!!」
春花【9】
圭【8】
田畑【J】
佐藤【3】
今日子【K】
心愛【5】
佐藤「今日子さん、今回ばっかりはおりたほうがいい、俺の本心だよ」
今日子「そ、そうか?」(佐藤のやつ3なのによくゆーよ、こいつ引き弱w)
圭「いや、でもその手札じゃあ……」
田畑「今日子君は心愛君よりは強いけど、ね」(嘘ばっかり言ってるわけでもない)
春花「最初くらい親切で言ってるんだし、今日子聞いておいた方がいいよ? 強気ばかりじゃ勝てないって」
心愛「……」(みなさん腹黒くてえげつない方ばかりですね、おかげでいいヒントをもらえましたし黙っておきましょう)
今日子(心愛が黙ってる、ってことは心愛より強くても春花に負ける程度……)
春花「ふふっそれと先生の方もね」
田畑(えっどうしてみんな俺の手札見るわけ? あれ? 弱カードってこと?)
今日子「まあそんな手札じゃ勝てっこねえだろ」(ちっこれ位言っとかねえと舐められるからよ)
心愛(今日子ナイス!)
佐藤「先生のカードも大概だよね」
全員(佐 藤 君 っ て 意 外 と 面 白 い 奴 か も 天 然 で)
春花「じゃあコールでいいわね!」(レイズしてこないで今日子!)
春花【9】親
圭【8】勝負
田畑【J】降り
佐藤【3】勝負
今日子【K】降り
心愛【5】降り
今日子「何!! Kだと~~~ テメーらやってくれたな……」(でもヒキは悪くねえぜ)
田畑「こ、子供だとおもって……悔しい、騙された~~」
春花「やった、勝った!」(ちょっとアヤから心愛を逃がしちゃったけど、強敵二人を降ろせたんだし、まあこんなものかなって)
圭「あーちょっと届かなかったな」(まあうまく春花が親落ちしてくれると思えばさ)
佐藤「酷いゴミ手……」(一生懸命やってるのに)チラッと心愛を見る。
心愛「佐藤君っておもしろいですわ、もっともわたくしも酷い物ですけど」(疵は最小限で済みましたし)
圭「心愛も可愛い顔して言う事いうよね~涙目してるよ、佐藤君」
勝者春花
集計:
春花 +7 合計17点
圭 ▼2 合計 8点
田畑 ▼1 合計 9点
佐藤 ▼2 合計 8点
今日子 ▼1 合計 9点
心愛 ▼1 合計 9点
●二回戦
圭「よし、今度はボクが親だね! さくさくいくよ!」
シャッシャシャッシャとカードを配り、
「いっせーの!」で全員が札をおでこの上に。
春花【2】
圭【4】
田畑【2】
佐藤【2】
今日子【3】
心愛【3】
「………………………………………………………………………………」一瞬テーブルが静まり返った。
心愛「あらあら、まあまあ」
圭「ふえー、何て顔してるの春花ちゃん」(平たいよ、みんな点数低いって、これは逃がしちゃだめだ)
今日子「くっくっく、先生こりゃチャンスだ、心愛もな」ニヤニヤ
田畑「確かにね」ニヤニヤ
佐藤(これなら絶対にいける! 自信じゃない確信だ!)ニヤニヤ
心愛「えーほんとに~~?」ニヤニヤしながらも周り全員の顔を然り観察してるって。
春花「でもどうしようかなぁ、さっき勝ったばっかだしなあ」(困ったふりして誰か釣ってやるの、うふふ)
今日子「降りるなら降りれば? オレはレイズするぜ、みんなどうする? 女は度胸だからな!」
全員(その言葉、待ってました!)
佐藤「いいよ、乗るよ」ラクショー(ニコニコ)
圭「……」(でもどうしよう? バースト狙いなら……三点まで引き上げたいけど、一気に片付けたいけど、ボクが何か言えば逃げる人出て来るんじゃない? 誰かもう一声かけてくれないかな?)
心愛「レイズ乗りますわ」
春花「もちろんボクも」(待ってました! 毟り取っちゃうんだから)
田畑「先生も乗った」(行くときに行かんとなフフフ)
圭「イイね、二点で勝負!」(やっぱりガメリ過ぎて逃すより、ここは我慢ガマン)
「いっせーーの!! せ!」
佐藤【4】「え、なにコレ! そ、そんな」
今日子【3】「な、何じゃこりゃ~~~~」
心愛【3】「こ、怖いですわ」
田畑【2】「ま、マジかよ! こんな展開って無しだろ!!!」
圭(田畑先生って、学生時代に戻っちゃってるよ、しっかりしてよねって、春花あきれてるし。)
春花「わあ、しっかり取り返されちゃったね、悔しい~~~」
圭【5】「やった! 獲ったよ!」(凄いドロドロしたことになって、心愛の言う通り少し怖いや)
心愛「佐藤君ってヒキ弱いよね……」
佐藤「そ、そう、かな」(いやいや心愛ちゃんだって十分弱いのに、この娘に言われたかないな)怒。
今日子「アツいぜ、こりゃたまんねえな」
春花「あ、今日子ハマっちゃったね」
圭「ボク春花が身体のっとってくるとか思ってたけど、意外としてこないんだよね」
春花「バカにしないでよ、しちゃいけないことくらいの分別はあるつもりだけど」
心愛「春花も少しは大人になったのですね」
勝者圭
集計:
春花 ▼4 合計13点
圭 +20合計28点
田畑 ▼4 合計 5点
佐藤 ▼4 合計 3点
今日子 ▼4 合計 4点
心愛 ▼4 合計 4点