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虐待ト暴行

「父さん……痛いよ……」


5歳の少年の幼く淡い言葉が震え混じりに1つ。

暗黒に支配された部屋の中に一本の蝋燭。その部屋に親子2人の影が在していた。灯りに微かに蠢く、細く撓りながら音を立てる鞭の音。状況は拷問に近い虐待。事の発端は単純に、父親のリストラだ。


「俺は一心不乱に会社に勤めてやったのによぉ!何で俺がリストラなんだぁ?!なぁ!残念な息子よぉ!答えてくれよぉ!」


そう言って父親は、また、【バチン】と鞭を1振りした。少年は、ただ、耐えれば救済の手が降りてくるという願望に傅き、無言を貫いた……


「お父さん……止めてよぉ……」


暗黒に沈んだ部屋での出来事。そんな少年と似た境遇に在する少女がいた。ただ、事態は少年よりも苦痛だ。少女の体はもう大人にされたのだ。少女からは血が溢れる。少女の涙は、父親には届きはしない。ここの家庭での事の発端は、両親の離婚だ。


「俺はあいつだけを愛してたのに……お前の顔は偉くあいつに似たなぁ……お前でいいや。」


少女の父親は自分の一人娘を、自分の手で汚してしまった。そして、汚された少女は、号哭のメロディーを奏でていた。


人は何か不都合な事に苛まれると理不尽に誰かに八つ当たりをする。それは誰のためとかは無い、ただの自己満足だ。そんな自己満足をぶつけられた子供は莫大なトラウマを背負って生きていくだろう……

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