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吉田松陰なる者

 「きぇぇぇ! 身の毛のよだつ様な叫び声を発し、薩摩隼人が構えた刀を全力で振り下ろす! 咄嗟にそれを左手の盾で防ぐ清兵! バキッという音を発し、盾は刀を弾き返す! しかぁし、蜻蛉から繰り出される一撃は余りに強く、清兵は思わずよろけてしまった! 態勢を整え、慌てて目の前の相手を確認する。次の瞬間、彼の目には絶望の色が浮かんだ。薩摩隼人はもう既に、次の攻撃態勢に入っていたのだ! 必死に盾を構えようとして体の異変に気づく。何と左腕が折れていた! 何と言う薩摩隼人の斬撃! そして次の瞬間、その者の命は刈り取られた!」


 松陰が縄に縛られたその身を乗り出し、ひしめく見物人に大声で語っている。

 熱心に聞いていた見物人は「おぉー!」と興奮した声を上げた。

 流れ着いた台湾で、清朝の圧政に苦しむ百姓達が蜂起を決意し、助けを求められた松陰ら。

 そして始まった戦で先陣を切った、一緒に遭難していた薩摩兵の活躍ぶり。

 太平の世に慣れ、一方で刺激を求めていた民衆には、遠い異国での戦話は堪らない娯楽であった。


 そして、松陰が講談ばりに話をしている場所は、江向に建築中の新明倫館の講堂である。

 全体は未だ完成していないが、講堂は出来上がっていた。

 そのお披露目会が松陰の報告会とは、清風の陰謀であろうか。

 

 「えー、ポテチ、ポテチは要らんかねぇ。柿の種、甘酒、水飴もあるよ!」

 「ポテチの海苔塩を一つくれ!」「アタシは甘酒!」「俺はポテチの梅味だ!」


 そんな松陰の講談会に、見物人の中を物売りが歩く。

 ここぞとばかりに大量に用意したポテチや水飴は、瞬く間に売れていく。

 忙しさに目の回る思いをしながらも、ホクホク顔の物売り達。

 かつてこんなに売れた事があっただろうかと、売り上げを想像し顔がにやけてしまうのだった。




 「えー、これが“阿片戦争見物記”で、こっちが“蒸気船の仕組み”だね。他にもあるよ!」


 講堂の外では松陰の記した書籍が売られていた。

 阿片戦争での清とイギリスとの戦いぶりを描いた物。

 イギリスの最新鋭の蒸気船に関する物。

 台湾民衆の蜂起の様子、台湾の文化風俗、太平天国の事、広東の様子。

 松陰が今回の遭難に際し見聞きした見聞が、わかりやすい挿絵と共に詳細に記されている。

 新しい情報に飢えていた民衆は、それらの書籍もこぞって買い求めた。


 これらの書籍は松陰一人で書いた物では無い。

 台湾に行ったそれぞれが、それぞれの知見を活かし、書き上げた物だ。

 しかし海舟らがその身分を明かす訳にもいかない。

 同行していた者は全て死んだ設定であるが、偽名であれ他の名を使えば、書いたのは誰かと後々追及されかねない。

 ならば松陰一人に押し付けてしまえ、という具合だ。


 有名になれば幕府も下手に処罰出来ない、という思惑もある。

 江戸幕府は強権政治だと思いがちであるが、意外に民衆のご機嫌を伺う様な沙汰を下す事も多かったのである。

 それに、松陰らは台湾とはいえ、民の反乱に加わっているので、治安に対する影響を考える幕府が発禁にしてしまう前に、国中に広めてしまおうという意図もあった。




 人々の興奮が冷めやらぬ中、一人の少年が決心した様に松陰に近づき、躊躇いがちに声をかけた。

 今は休憩時間となり、松陰の周りに人は少ない。


 「あ、あの……」

 「ん?」


 松陰は声のした方を振り返る。

 そこには、どことなく気弱げな少年が立っていた。

 身につけている物は立派であったのだが、自信なさげな様子に見えた。

 そして、やっとの思いでという風に口にした。


 「こ、怖くないのですか?」

 「何がでしょう?」

 「だ、だって、国禁を犯した疑いで江戸に送致されるのでしょう? 死罪になるかもしれないのに……」


 その少年は、周りの大人達の心情が理解出来なかった。

 松陰の身は大丈夫だと何やら安心している様だが、何が安心できるのだろうと不思議だったのだ。

 そして、松陰その人の落ち着き振りも理解出来なかった。


 「ところで、君は?」


 そんな少年の当然すぎる疑問に、松陰はまず名を尋ねた。


 「あ! す、すみません、も、申し遅れました。わ、私は、桂小五郎と申します……」


 小五郎君だー!

 慌てて頭を下げて名乗った小五郎に、松陰は思わず笑みがこぼれた。

 彼は維新三傑の一人桂小五郎、のちの木戸孝允である。

 思わずガッツポーズを取りそうになる気持ちを抑え、松陰は小五郎に告げた。 


 「小五郎君、私には必ずやらねばならない事があります。それを為すのが天命だと心得ています。天のめいあるうちに、私が命を落とす事はないでしょう。幕府といえども、私の命を奪う事は出来ません。ですから、恐れる必要はないのです。」


 当然だとでも言う様に松陰が断言する。

 小五郎は、眩しい物を見る様に、目の前の少年を見つめた。

 今の自分と同じ年齢の時に、国の行く末を憂い、国禁を犯して異国へ旅立った少年。

 表向きは学問の旅路の途中に遭難した事になっているが、萩でそれを知らぬ者はいない。

 たった3つしか違わないはずなのに、何という違いだろう。

 小五郎は気恥ずかしさに堪らなくなった。


 「あ、あなたがやらねばならない事って、何ですか?」

 「よくぞ聞いてくれました! カレーです! 香霊様にお会いする事です! 生きて再び香霊様にお会いする事こそ、私の至上命題です! 香霊様の御恩をこの国に広める事が、私に科せられた使命なのです!」


 小五郎はポカーンとして松陰を眺めた。

 言っている事が理解出来なかったからだ。

 かれー? かれい様? 何それ、おいしいの? であろう。

 尤も、松陰に言わせれば、美味しいですよ、と即座に断言するだろうが。

 言っている事は理解出来なかったが、目の前の少年が本気であるのは十分過ぎるほど理解出来た。

 その目は嘘を言っている様には見えない。

 冗談で天命などと言っているのではないと感じた。

 だから小五郎は、日頃心に秘めていた思いを口にした。  


 「わ、私は生まれつき体が弱く、長くは生きられないだろうってお医者様に言われました。こ、こんな私にも、天命ってあるのでしょうか?」


 真剣な顔つきの小五郎に、松陰の表情も引き締まる。

 しかし、自然と湧き上がる愉悦に、笑いを抑えきれなかった。

 そんな松陰に小五郎は怒り出す。


 「笑うなんて酷いです! 私は真面目なのに!」


 一人思い悩んでいた事を、意を決して打ち明けたのに、それを笑われては小五郎でなくても怒るだろう。

 そんな小五郎に松陰の頬は緩む。

 それを見て益々怒り出す小五郎。

 これ以上は流石にまずいと松陰は表情を引き締め、謝った。


 「笑ってしまって申し訳ない。ついおかしくなってしまいました。小五郎君、君の天命は大きな物ですよ。それはそれは大きく、私なんぞでは抱えきれない程のモノです。君の肩には、この国の未来がかかっているのですから。」

 「へ?」


 言われて小五郎はまたしてもポカーンとした。

 この国の未来? 何を言っているんだ、このヒトは? 

 小五郎には松陰の言葉が全く理解出来なかった。 

 それもそうであろうか。

 小五郎がこれから為す事は、当時の誰もが思いもつかない程に劇的な、革命的な事であるのだから。

 戸惑っている小五郎を今度はしっかりと見据え、真剣な眼差しで松陰は伝えた。


 「小五郎君、どうか私を助けて下さい。君がいなくては私の願いは叶えられないのです! この長州藩、ひいては日の本の為、その力を貸して欲しいのです!」


 そう言って松陰は頭を下げた。

 言われた小五郎は困惑する。

 国の未来を心配し、国禁を犯してまで海外へ渡航した人物が、自分を助けて欲しいと頭を下げているのだから。 


 「ど、どうしてですか? どうして私なんかに?」

 「どうしても、です。どうしても、君でなくてはならないのです!」 


 そう力強く断言する松陰。 

 その言葉は心を揺さぶる。

 小五郎は藩医和田昌景の長男として生まれたが、病弱であった為長生きできるとは思われず、姉に婿が入り、7歳で桂家に養子に入っている。 

 将来を期待されずに育った小五郎は悪戯好きな一面も持ち合わせていたが、それも親に期待されない寂しさがあったのかもしれない。

 それがこうして、自分の肩に国の未来がかかっているとまで言われ、頭まで下げられもした。

 小五郎ならずとも、心に訴えるモノがあろう。

  

 「わ、私に出来る事があれば、何なりと!」


 当初の気弱げな少年はどこへやら、後の大器を予感させる、力のある光を目に宿した小五郎がいた。

 それを感じ、松陰は嬉しくなる。

 あの桂小五郎となれば、スパルタあるのみ、と考えた。


 「では早速、小五郎君には熊吉君謹製の甘酒を毎日飲んで貰いましょう! 甘酒は健康に良いのです。体も鍛えねばなりませんね! 剣の修行もいいですが、畑仕事は体を鍛えられますよ! 父上に頼んで鍬一本で畑を耕す事から始めましょうか! しっかり学問も積んでもらわなければ! 経済を知る事も大事ですよ! いやー、やる事は多いし、やりがいがあるなぁ!」

 「い、いや、あの、その、お、お手柔らかにお願いします……」


 こうして、桂小五郎が仲間に加わった。


 そしてこの後、国禁を犯してまでアヘン戦争を見物に行き、無事に帰国してきたとして、吉田松陰の名は日本中の、心ある者の間に広がり始める。

 同時に、その道中を描いた「阿片戦争見物記」は瞬く間にベストセラーとなり、日本中で写本されていく事となる。

 

 その本を手に取った者の中には、佐賀藩武雄領主、鍋島茂義がいた。

 彼は、アヘン戦争の起こるはるか前、1831年にはオランダより火打石式のゲベール銃を購入し、武雄の軍制をオランダ式に変えていたりもしている、先見の明ある人物である。

 西洋式大砲に精通した長崎町年寄の高島秋帆たかしましゅうはんに弟子入りし、免許皆伝を得て、西洋式大砲の鋳造にまで挑戦し、青銅砲モルチール砲(臼砲)を製作したりもしていた。

 幕府に隠れ、様々な試みを行った豪傑である。


 「がっはっは! 何とも愉快なヤツではないか!」

 「茂義様! 愉快では済みませんぞ! 国禁を犯すとは、言語道断です!」

 「良いではないか! 百聞は一見に如かず、だ。儂は断然、コヤツを支持するぞ!」

 「茂義様! その様な事を迂闊に話すのはお止め下され!」


 茂義は5年前、家督を7歳の息子に譲り、隠居している。


 「しかし、食えん男だぞ、こいつは。」

 「は? どういう事でございますか?」


 先程の言葉はどこへやら、一転して険しい顔となる茂義。


 「故郷に帰り着いて直ぐに捕縛され、江戸へと送致された様だが、ではこれはいつ書いたのだ? それに、いつ本となった?」

 「そういえば、そうでございますね。いつなのでしょう?」

 「とうに帰り着いておって、どこぞに潜伏していた可能性もあるが、本の内容から時系列を判断すれば台湾であろうな。本までしっかりと作り上げて、念入りに準備して帰って来たという訳だ。楷書で書かれて、大層読みやすいではないか! これは一人で出来る事ではないぞ。技術が未熟であったという、台湾の者達の協力だけではないな。それは誰だ? どうしてそれを隠す? コヤツは、本の内容からは迂闊に判断出来ぬ、一筋縄ではいかん男だぞ。」

 「はあ、そういうモノですか……」


 茂義は松陰の“阿片戦争見物記”に裏があると感じた。

 語られていない事実があると思った。


 「それに見てみい。巻末には、他に出した書籍の内容まで書かれておる! “蒸気船の仕組み”だと? “西洋の新型大砲”だと? “鉄砲のこれから”だと? 全て買うしかないではないか! 全く、商売上手なヤツだ! 忌々しい!」


 茂義は長崎に出入りしていたオランダ人より蘭書(オランダ語で書かれた書籍)や地球儀、測量器具や薬品を購入し、家臣に命じて蘭書を翻訳させ、共に化学実験などを進めていた。

 そんな茂義にとって松陰の出した本は、是非とも揃えねばならぬ物であった。 


 ――伊豆――


 台湾より鹿児島に帰り着き、弥九郎はその場で皆と別れ、一人先を急いでいた。

 船にて伊豆を目指し、到着するのもそこそこに代官所に向かう。

 そこには、彼があるじと仰ぐ江川太郎左衛門英龍その人が、弥九郎の帰りの報に喜び、早速待ち構えていた。


 「英龍様、この斎藤弥九郎、吉田松陰の目付けの任より只今戻りました。」

 「おお、弥九郎! 無事に帰ってこれたか! まさかこんなに長くなるとは思わなかったぞ!」

 「申し訳ございませぬ。」

 「良いのだ。して、首尾はどうであった?」

 「は! まずはこれをお読み下さい。」


 弥九郎は、松陰の“阿片戦争見物記”と共に、弥九郎自身が記した報告書を手渡した。

 英龍はそれらに丹念に目を通してゆく。

 弥九郎は黙ってそれを待つ。

 やがて、全てを読んだ英龍は、顔を上げ弥九郎を労った。


 「委細承知した。ご苦労であったな、弥九郎。」

 「過分なお言葉、痛み入ります。」


 まずはその働き振りを褒め、そして一番聞きたかった事を聞く。


 「して、その目で直接見たイギリスの力はどうだったのだ?」


 報告では触れられていない、弥九郎の直感を知りたかったのだ。

 英龍に尋ねられ、弥九郎は考えた。

 言葉を尽くせば説明出来るが、主が求めるモノはそういう事ではないのは、これまでの付き合いからも理解している。

 記憶をさぐり、言葉を選び、口を開く。


 「正直わかりませぬ。その業や巧、行や酷。利を追い求め、敵には容赦なく、味方となれば心強いものの、信頼出来るとは思えませぬ。相手を野蛮人と見なせば、どこまでも非道な所業を為せる一面、同じ価値観を有する相手には敬意を表する面もある。誠、油断のならない相手だと。」

 「そう、であるか……」


 弥九郎の言葉に英龍は考え込んだ。

 熱心な海防論者である英龍であるが、西洋人と直接に係わった事は無い。

 だからこそ、貴重な体験をして来た弥九郎の言葉を重く受け止めた。

 

 暫くし、弥九郎は土産を取り出した。


 「吉田松陰より、英龍様にと預かりし“牛痘”がございます。」

 「はて、ぎゅうとう、とな?」

 「はい。これを事前に接種すれば、安全に痘瘡(天然痘)を防ぐ事が出来るとか。」

 「何!?」

 「はい。西洋では既に当たり前となっているそうです。これがその説明書です。」


 ジェンナーは、牛飼いには天然痘が出ない事から、牛に発症する天然痘に似た病気“牛痘”に罹った牛のカサブタを人に接種し、天然痘の予防に成功した。

 松陰はエドワードに頼み、この“牛痘”を持って来てもらったのだ。

 史実では数年後、オランダ人の医師が佐賀藩で牛痘を接種し、天然痘の予防に繋がってゆくのであるが、松陰はそれを早める意図があった。

 

 英龍は以後、領民の中で希望者に牛痘を施し、天然痘の予防に成功していく。 


 ――宇和島――


 「どこで何をしているかと思えば、まさか密かに海を渡っていたとは……。全く、何を考えておるのかまるで分からん男だな。真珠の養殖もやっと本格的に始めようかというのに、このままでは死罪になりかねんぞ……」

 「宗城むねなり様?」

 「うん? どうした、おきよ?」

 「これを見てください! こんなに大きな真珠が取れました!」

 「おお! これは大きい! 十分な売り物になる品だな!」

 「はい!」


 弾んだ声が宇和島の海に響く。 

 

 そしてここ土佐にも、


 「こりゃあ、竜馬! まぁた寝小便したんかや!」

 「船で海を渡る夢、見ちょったぜよ!」

 

 男と見紛うばかりの体格の良い女性が濡れた布団を片手に、やれやれといった表情でその実行犯を見つめた。

 言われた方はあっけらかんと、ニコニコとした顔で答えた。

 8歳になろうかというのに、未だに布団に絵を描く癖が残っている弟竜馬である。

 姉乙女はそれをどうにかしようと、寝る前には必ず厠に連れて行き、夜中にも起こしてはいた。

 徐々にその癖は無くなってきていたが、それでも完全には治っていなかった。

 少々の事では根を上げない勝気な乙女ではあったが、弟の将来を考えると若干の不安を覚えるのだった。

 

 「はぁ……。ほんだら、これでも読まんかえ?」

 

 乙女は一冊の本を竜馬に渡す。


 「あへんせんそうけんぶつき?」 

 「長州には、ごっつい男がおるっちや。おまんも、見習わんね?」


 坂本乙女は、薙刀・剣術・馬術・弓術・水泳といった武芸一般に加え、琴・三味線・舞踏・謡曲といった文芸にも長けた、文武両道の偉丈婦である。

 それでも、たった2歳しか違わない者が、まさか国禁を犯して異国に渡り、堂々と帰国しているなどとは思いも寄らなかった。

 そして、近所の者が噂していた“阿片戦争見物記”を手にし、読んで、乙女は率直に羨ましいと感じていた。

 圧政に苦しむ民の為、義により力を貸した長州、薩摩の侍達。

 女の身とて、武に励んだ者として、それを思う存分に振るう機会を得た彼らに、不謹慎ながらも憧憬の念を抱いた。

 知りもせぬ彼らの間に混じって、民の為に薙刀を振るう、己の姿を夢想した。 


 そして、母が、竜が天を飛ぶ夢を見た翌日に生まれた弟竜馬。

 今も夜尿症が治らない弟ではあったが、他の者には無い、将来を感じさせる何かを持っていた彼に、乙女は期待して“阿片戦争見物記”を渡したのだった。

土佐弁は、ちょっと自信がありません。

おかしい所がありましたらご指摘下さい。


桂小五郎にはここで合流してもらいます。

といっても松陰は江戸に行くので、暫く出番はありませんが……

竜馬は、登場だけしていただきました。

まだまだ参加は致しません。

乙女さんですが、どんな性格だったのでしょう?

こんな風にして、怒られないか不安です。


鍋島茂義は、正直この作品を書く上で調べ物をするまで知りませんでした。

英明な君主ぶりですと島津斉彬が一番有名でしょうが、領主とはいえ、勝るとも劣らない人物だなぁと。

雷管の研究までしていたとかいう話です。


松陰が台湾で英語の本を手に入れなくても、様々な分野の様々な本が、蘭書として既に日本に入っていた様です。

蘭学をしていたのは限られた人達で、蘭学に拒否反応を示す人が多かったらしいですが、それでも、ですね。

松陰の知識はそこまで目新しい物ではないのかもしれません。


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