交差する想い
真悸の名字、言ってませんでしたね。中野真悸です。
そして、前回登場した りょう の名字は、杉本です。
ではでは、どうぞっ!!
「那華、あのさ・・・。」
りょう、一体どうしたの・・・・?
「りょう?」
「お前さ、中学でもあんな風に色目つかってたのか?」
「え!?そんな事、してないよぉ。」
「そ、そうか・・・。」
「じゃあ、今度はあたしが聞くけど、りょうは
いつそう思ったの?」
「い、いや・・・それは・////」
「・・・?」
あ-また黙っちゃってる。
張り詰めた空気が流れてる。それを破ったのは、あたしでもりょうでもなく・・・
「なかちゃんっ♥ って、りょう..;;」
かいくんだった。
「かいくん、どうしたの?」
「いや、なんかなかちゃんに会いたくなって。家は中野に聞いたよ♪」
「真、真悸・・・。」
-----sideりょう-----
は?"会いたくなった"だと?調子のるんじゃねェよ、かい。
「よう、かい(怒)」
「おぉ、りょういたんだ?」
・・・(怒)
「あぁ、いたよ。つかお前こそ何でいんだよ。」
「いちゃ悪いかよ。」
「那華は優しいから、許すかもしんねぇがな、
俺は許さない。」
「俺がどこで、誰といようが俺の勝手。お前は
なかちゃんの彼氏じゃあ、ないだろ?」
「・・・っ!お前だって―」
「りょうっ!!いいじゃん、もう。しつこいよ。」
「那華・・・。」
「あれれー?なかちゃんに言われて黙っちゃうってことは、
好―「黙っとけ!!」
「りょうっいい加減にして!?かいくんもだよ?
なんか、2人とも変だよ・・・。
あたし、今日は課題とかあるからもう、中入るね。
りょう送ってくれてありがとう。」
バタン
那華は、家に帰った。そりゃそうだよな。いくら何でもしつこすぎた。
かいの言う通り俺は、那華の彼氏でもねぇ。ただの幼馴染だ。
もし、那華が俺じゃない他の男と付き合ったりしたら、
心から祝福できるだろうか。・・・いやできない。その男が
かいだったら、なおさら。
「おい、かい。話しがある。」
思い切って言ってみる。それしかないんだ。
-----sideかい-----
"おい、かい。話しがある。"そう言ったりょうの目は
馬路だ。話しの内容は分かってる。きっと・・・
「なかちゃんのことだろ?ここじゃまずいから公園行くか。」
「あ、あぁ。」
俺たちは、公園に着いた。
「そんで?何が聞きたいの?」
俺は譲らねェよ?俺は・・・
「お前、那華のことどう思ってる?」
「・・・りょうが思ってるほど俺の気持ちは、まじじゃねェ。」
「本当か!?」
「ただ・・・。あの可愛さには負けるよな;;」
「・・どういう事だ?」
「好きだよ。」
「は?今、まじじゃないって・・・」
「うん、でもさっき確信した。俺は、なかちゃんが好きだ。
お前がなかちゃんのこと好きなのは、見て分かる。
だが、お前らが幼馴染だろうと関係ねぇ。
俺たちは友達だ。ただの友達じゃねぇ。
ライバルだ。」
「嘘だろ。」
俺の高校生活は初っ端から、荒れ模様だ。
どうでしょうか?2話目にて、もうライバル発言でございます。
読んで下さってる皆様。感想くれると幸いです。
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