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第二図書室のアーカイブ  作者: らゆの.
◉新島 奏編◉

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22/31

【其のニ十ニ.】灰原先輩と新島後輩の最期のお話

「灰原先輩も……すみませんでした。身勝手なこと言って……って、先輩!?

ずっと仏頂面だった灰原先輩が……ちょっとぎこちないけど……微笑んでる……?」


「良かったよ。新島がその正解のない答えにたどり着いてくれて」




〝だから、もう自分のために謝りません。〟

〝ちゃんと罪を認めて、せめて深山さんが帰ってきた時、学校にいてもいいって思える環境を作ります〟


その言葉に、思わず口が緩んでしまった。

俺じゃあ多分、新島の根本は変えられなかった。

千歳先輩にも出来なかったと思う。

俺のために、千歳先輩の意志の為に、金城先輩の怒りのために、俺達の関係の為に犠牲になってくれた松田先輩の自己犠牲という「光」が、新島のエゴを焼き払い、純粋な贖罪の心だけを残した。

正解がない、答えがないからこそ、俺が叱責するでも、千歳先輩が優しく嗜めるでもなく、本物の光を見て自分が犯した罪の重さに気づくのだ。


そこから二人で千歳先輩を待つ間の何分か話した。

そして、俺は思った。

加害者でもあり、被害者でもあった新島になら、俺の悩みの答えがわかるのではないかと。














「―――来ないですね、千歳先輩」


「長引いてるんだろうな、進路相談……」


「……」


「……なぁ、新島」


「……!はい!」


「……自分のせいで、大好きな、大事な人が夢を捨ててたら、どう思う?」


「―――え、」

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