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勇者一族、滅ぶべし  作者: 黄ばみバナナ


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2/5

勇者一族は腑抜けている

勇者一族が集う一室に壮年の男が入る。

「勇者一族の皆様、この度はお忙しい中集まってくださり、感謝申し上げます。

私の名は、サナク=ラムベルドと申します。聞き馴染みがある方もいるとは思いますが、勇者様のパーティーで斥候をしていたラシム=ラムベルドの息子でございます。

今回は、勇者様から遺言を預かり、立ち会うようにと頼まれましたので、私が仕切らせていただきます。」


サナクと名乗る男の発言に、緊張が走る。サナクは、重苦しい空気など気にせず続けて発言を行う。


「早速ではありますが、遺言書の内容を読ませていただきます。」


―――――――――――――――――――――――


勇者一族(お前たち)は腑抜けている。


私の栄光にお前たちはいつまで縋り続ける?

私の潔白で無垢な正義をお前たちはどこまで汚し続ける?

お前たちの中には、私の栄光に縋るだけでなく、私達勇者パーティーの(遺産)を私利私欲のために使おうとする者までいる。

私は今までお前たちに甘すぎたのだ。私の生涯で唯一の悔いとなった。

だから、決心したのだ。

私は勇者だ。お前たちに勇者()の血が流れているのならば、戦え。遺産を欲するのであれば、戦って勝ち取れ。戦って、最後の一人になった者にこそ、私の、いや、俺の遺産を継ぐ価値がある。


――――――――――勇者 ガイウス=ライオット


―――――――――――――――――――――――


勇者一族は、混乱していた。当然である。勇者一族(私たち)に優しく、争いを好まない(勇者)が遺産が欲しかったら殺しあえと言っているのだから。


「……と、以上が勇者様からの遺産に関する遺言でございます。何かご質問のある方はいらっしゃいますか?無ければ遺産を巡る戦のルール説明に移りますが……」


サナクは、混乱している彼らなどお構いなしに話を続けようとする。

が、勇者一族のひとり、勇者の第1子のラカン=ライオットが疑問を口にした。



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