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東方時空異変  作者: 昴
5/10

出会い、陰謀、そして…

金土とあげなくてすみません!5話目です!

 話し声が聞こえる。

 「……ても…恥ず……ないん……?」

 「どう……ね?今……が…たら…そうね?」

 何やら不穏な会話が聞こえる。

「ん〜!」

 とりあえず起きてみる。体を起こして伸びをしようとしたが、まず両手でなんか抱えてる。

 「あ?え…えええ!?」

 起きてしょっぱなびっくりして絶叫し、むせる。

 「げほっげほっ!?……え、なにこれどういう状況!?」

 「おはよう翔、目が覚めたみたいね。惜しいわね、せっかく絵になりそうな感じだったのに」

 「お、起きたか翔!いやぁ昨日はひやひやしたが、なんとか和解したみたいだな!」

 ………え、誰?誰ですかこの人達…

 目の前に面白がるようにこっちをみるピンクの髪の中華っぽい服着てる女性と、黒と白のエプロンドレス?っぽいのを着た、金髪の女の子がいた。

 「あ、あなた達誰ですか?てか、なんで僕の名前を?てかこの状況どうなってるんですか?」

 「あ、そういえば自己紹介とかしてなかったわね、私は仙人の茨華扇。よろしく、華扇と呼んでもらって構わないわ。名前については昨日の夜のことを見てたから知ってるの。」

 「私は霧雨魔理沙!魔法の森に住む魔法使いだぜ!よろしくな!同じく昨日の夜のことはバッチリと見てたぜ!」

 いや…いやいやいやいや

 「………とりあえずこれだけ突っ込ませてください。これはどーゆー状況なんですか?」

 そう、さっきから…というか起きた時から僕の太ももで幸せそうに寝る霊夢。そしてその霊夢お腹に左手を置き、右手で頭を撫でている状態にあった。ちなみに現在もその感じである

 「どーもこーも自分でやってたんじゃない。色々言い合って、その後看病疲れした霊夢が縋りついたまま寝たから自分の太ももの上に乗せて、自分も寝てたじゃない。てかいつまで頭撫でてるの?」

 「へ?うわっ!」

 言われて意識したとたん恥ずかしくなって両手を離す。そうすると魔理沙が面白そうに

 「いやーあれだな!まさにオシドリ夫婦って感じだったな。」

 うんうんと頷く魔理沙。いやじゃなくて

 「てか昨日のこと見てたっていつから…」

 「「もちろん最初から」」

 つまりだ、つまり全部きかれてたと。あの恥ずかしい会話全部聞かれてたと!?

 「………恥ずかしすぎて悶え死にそう。」

 「まぁ良かったと思うわよ、うん」

 「そうだぜ。むしろあそこで慰めてなかったら私がぶっ殺しにきたかもしれなかったから、正解だったんだぜ!」

 絶対面白がってるだけだこの人達…

 とその時

 「騒がしいわねぇ」

 霊夢が起きた。彼女は自然に起き上がって周囲にいる僕らを見る、そして次に今さっきまで自分が頭を乗せていた僕の太ももを見た。そして最後に僕の顔を見て

 「!!??!?!?!!????」

 顔を真っ赤にして声にならない絶叫をあげる

 「な…え…?うぁ……」

 あまりのことにテンパっているのかまともに喋れずにいたが、昨日のことを思い出したのか視線を逸らしてそのまま三角座りをして顔を埋める

 「あれー?どうしたんでちゅかー霊夢ちゃーん?昨日自分からねにいってなかったっけー?ん?なんかいってみろよー」

 「ま、魔理沙さんそこらへんに…」

 霊夢よりは早く羞恥によるダメージから復活した僕は魔理沙を宥めようとしたが、時すでに遅しだった

 ふるふるとしてた霊夢が普通に戻り、なんとなく全身からオーラのようなものが立ち上っているように見える。そして霊夢は立ち上がり、魔理沙を見る。霊夢は神社の縁側にいたので、そこから魔理沙を見下ろすような形になっていた、そして殺意さえ感じなければ惚れてしまいそうないい笑顔で、魔理沙を見ていた。

魔理沙は自分がなにをされるのかを想像したのか、おちょくっているときの顔のままヒクヒクと頬を痙攣させ、視線だけ霊夢と合わせる。霊夢が口を開く。

 「殺す」

 心なしか、僕に向けてたより殺意に満ちていたように見えた

 「ここは逃げるが勝ちなんだぜ!じゃあな霊夢!」

 魔理沙はいうが否や一目散に助走をつけて箒に跨る

 「逃がすわけ……ないでしょ!」

 霊夢と魔理沙の空中鬼ごっこが始まった。

 「朝から元気ねぇ」

 と、華扇は手を口に当ててクスクスと上品に笑う

 「ほんと、元気ですよねぇ」

 見たらそのまま視線が釘付けになりそうだったので目線を合わせずに、立ち上がって顔でも洗おうと思ったら、立ちくらみがして、その場にたたらを踏む。

 「っとと…!?大丈夫?」

 「はい、ありがとうございます。ちょっと立ちくらみしちゃって。」

 一瞬見てしまった、支えようと、腰のあたりに手を当てた華扇さんの顔が一瞬驚愕の表情を浮かべたのを。しかし、なんとなく触れない方がいいと思って気づかないふりをした。

 「ちょっと顔洗ってきますね…ってここ水道どこですか?」

 「すいどう?が何かわからないけど顔を洗うならあっちに井戸があるわよ」

 そっか、水道とかないんだここ。

 「すいません、ありがとうございます。」

 そして僕は顔を洗いに行こうと思ったところで、霊夢が帰ってきた。米俵かのように魔理沙を担いでいる。当の魔理沙はぐったりしていて服のあちこちが焦げたりしていた。……てか、焦げるってなに?なにがあったし……

 「あら、霊夢お疲れ」

 「ほんとよもう…って…あ、え…」

 霊夢は戻って僕と目が合うなら赤面し、顔の半分を隠す。魔理沙で。

 「えと…その…昨夜は、迷惑かけたみたいで…そのごめんなさい。」

 彼女は真っ赤な顔を半分隠しながら謝る。すごく可愛い。好きになりそうだ、顔を隠しているものが人でなければ。

 「あのー霊夢さん?そろそろおろしてくれないかなーなんて…ぐえっ!?」

 魔理沙が女子としてあるまじき声を出す。

 「あら起きてたの?もう一回寝とく?」

 霊夢は拳を丸める。

 「わわっ!悪かった!悪かったよ、もうしないから許して欲しいんだぜ!」

 「仕方ないわねぇ」

 霊夢はしばしばと言った様子で魔理沙を下ろす。

 一連のやりとりを見ていた僕は

 「あーえっと…僕は気にしてないから…うん、大丈夫だよ?」

 我ながら超棒読みだったと思う。隣で華扇がちょっと睨んでいるが、知らんな。だけど霊夢は少し嬉しそうに顔を綻ばせるがすぐに笑いを隠すようにちょっとそっぽを向いて

 「あ、ありがとう」

 その姿についドキッとしてしまう、さっきの怪現象さながらな光景さえなければ、こうも意識してしまうのだろうか…

 そして霊夢は僕の心情なんか知らないと言わんばかりに話しかけてきた。

 「そ、それで、か……翔は、今日どうするの?」

 あーもういちいちそういう反応やめよ?勘違いしそうになるからやめよ?色々な仲間が残念とはいえ君普通に可愛い女の子なんだから、こんな勘違いしそうな年齢の男子に勘違いしそうになる反応はダメだよ。まぁそれは置いとくとして、確かになにしよう。そう思

っていると華扇が待ってましたと言わんばかりに会話に入る。

 「あら、それじゃあ幻想郷の案内とかしてあげたら?どうせ霊夢暇でしょ?大丈夫神社の留守は私がいるから!」

 こっちもこっちで楽しそうだ。だがそこで

 「あら、そんなのダメよ彼がこっちに残るかどうかを決めてもらわなくちゃ。」

 「真横からいきなり湧いてくるなっての」

 「え!?だれ!?」

 スキマ妖怪の紫が現れた

 「そういえば意識がある状態で会うのは初めてね、こんにちは。私は妖怪の賢者、スキマ妖怪の八雲紫や、よろしくね。」

 「あ、はい。よろしくお願いします。」

 挨拶し、軽く握手をしようとする。そうすると霊夢が

 「ちょっと、こんな奴の相手しなくていいのよ」

 うでに抱きついて手を伸ばすのを阻止してきた

 「!?わ、わかったよ。」

 腕に少し柔らかい感触がしたから、急いで腕を下げる。全くもうびっくりさせてくるな。

 「あら、もう彼に熱をあげてるのね。さすが、手をつけるのが早いわ。」

 「ちょっ!ちが…そういうんじゃないわよ!」

 この話はあまり続かないようにしよう。まぁとりあえずさっきの

 










      ーーーーだめよーーーー










 「へ?」





  ーーあいつの提案を聞いちゃダメ!ここに、幻想郷に残って!ーーー






 僕が突然の声に驚いて辺りを見回すと

 「ど、どうしたの?とつぜん…」

 「えっ?いや、今どっかから声が……」

 今の言葉に霊夢魔理沙はキョトンとするが、紫はあまり面白くなさそうな、華扇は少し警戒心をあらわにしている。……聞こえてたのは僕だけ?

 「あ、いやごめんなさい。ただの気のせいだったかも」

 な、ならいいけどと、ちょっと安堵した顔をになる霊夢。気のせいか、ちょっとずつ近づいてる気がする。

 「それよりも今更なんですけど、ここって本当にどこなんですか?幻想郷なんて場所は聞いたこともなかったし…それにこっちは残るかどうかっていったいどういう…?」

 霊夢が思い出したかのように

 「そういえばなんの説明もしてなかったわね」

 「おいおいなにやってんだよ霊夢」

 「仕方ないでしょ!色々立て続けに起きたんだから!」

 ギャーギャー騒ぐ2人を放置して紫が話し始める

 「私が説明するわ。ここは幻想郷といって妖怪や人間、そして神が共存する理想郷よ。ここと外の世界は

[博麗大結界]という私の作った結界により隔てられているの、だからここは外とは完全に別の世界なのよ」

 あまりに荒唐無稽な話にそんなバカなと笑いたくなるが、今までの普通じゃありえないような体験を考えると、簡単に嘘とは断じれない。それでも俄には信じられないのも事実。

 「結界っていっても、僕はこっちに来る時それを超えられたのだから同じように越えればかえれるんじゃ…?」

 僕はとりあえず言われたことが全て本当だという前提で話を進める

 「あら、そう言うってことは戻りたいのかしら。もちろん戻れるわ、私が結界の外に出してもいいし、霊夢の力でも外に出ることはできる。」

 そのことを聞いて魔理沙と言い争っていた霊夢がこっちを向いて話しかける

 「え…も、戻っちゃうの?外に…」

 そう言う霊夢はすごく悲しそうな顔をする。え…なんかすっごい罪悪感…いやまぁ帰らないんだけど。でもどうだろう…向こうには友達も親もいる…戻るべきなんだろうか。

 そして霊夢は無言を肯定と受け取ったのか悲しそうな顔のまま俯く。

 そんな顔されたらすごく悩むじゃん…

 でも、一回は帰ってせめて挨拶だけでもしてもう一回ここに…

 





    ーーーだめ、外に出たらあなたはーーー






 また声が聞こえたかと思うと、今度はぶつっと何かが切れたような感触と同時に少しの頭痛を感じた。僕は頭を押さえて、少しうめく。

 「っ!?つつ」

 霊夢が心配そうに寄ってくる

 「だ、大丈夫!?どうしたの!?」

 「いや、なんでもない。大丈夫、大丈夫だから。」

 そういって顔を上げると、何かを掴むような動作をしたまま固まっている紫がいた。その顔は無表情で、なにを考えてるのかわからない。

 「…八雲さん、僕はやっぱり外には帰りません。ここに残ります。」

 紫はその返事を聞くと少し驚いたような顔をして、諭すように言う。

 「…いいの?あなたにだって外に友達や親兄弟、それにあっちでの生活があるんじゃないの?」

 霊夢が、少し嬉しそうな顔をするがそれを聞いて僕の顔を心配そうに見る。魔理沙と華扇は同じく心配そうに、霊夢を見ている。

 「はい、だってあっちではもう…色々あって…戻りにくいですし、残ってもいいなら少なくてもしばらくはここにいようかなと」

 その瞬間の八雲さんの顔を僕は忘れることはないだろう、確かに一瞬ではあったが肉食獣もかくやという恐ろしいほどの怒りの表情ををしていた。僕は血の気が引く感じが、したが八雲さんは残りの3人が見る前には無表情になっていた。

 「そう、気が変わったら教えなさい。」

 そうそっけなく言ってそのままスキマでどこかに消えてしまった。

 「ふぅ〜」

 なんか一気に緊張が解けた感じだ

 「大丈夫か?顔色悪いぜ?」

 魔理沙が顔をのぞいてきた

 この子も普通に可愛いな、強いて言うなら肉付きがあんまりよろしく…

 「おい、心配してやってるのになんか失礼なこと考えてないか?」

 「っとごめん、大丈夫だよ。変なことも考えてないから大丈夫。」

 超能力者かよ。感鋭すぎる…

 「…ならいいんだけどな…」

 ジト目が辛い。絶対信じてないよ。

 「まぁいいじゃないの、翔さんの体調も戻ったっぽいし、余計な奴もいなくなったし。さっき華扇が言ってたように幻想郷の案内しましょう!もちろん華扇も一緒ね、私最近人里とかいってないから、あんたの方が詳しそうだし。」

 「それはいいけど、いいの?神社のこととか、あと…」

 「まぁまぁいいじゃないか華扇!霊夢がいいって言ってるんだから一緒に行こうぜ!それにこの神社人来ないからいてもいなくても一緒だぜ!」

 おーいなんで喧嘩売ってくんだー?またやられるぞーと、心で思っていると華扇が

 「それだけじゃないんだけど……まぁいいわ、どっちにしろ魔理沙も行く気満々っぽいから気を使う必要もなしか…」

 と誰にも聞こえなさそうな声で言った。あれ、僕普通に聞こえてるんだけど何故?と思いながら華扇をずっと見ていると気まずそうに華扇が目をそらす。まぁ………いいか

 「じゃあ、案内お願いします。」

 このままだと霊夢がまた魔理沙をボコボコにしそうな感じになったので防ぐために出発を提案した。
















      幻想郷のとある場所にて




 「ああ!もう、このままじゃ予定が狂ってしまう!あの人間を手駒にしようとしてたのに!まさか残るとは思わなかった…いや」

 違う、あの人間は明らかに帰りたがっていた。途中あの不審な動きをした時に突然に意見が変わったのだ。そのあと注意深く見ると彼の頭に魔力の糸のような物が繋がっていた。切って見ると彼は少しの痛みを感じたようにうめき、動揺してた。あれはあの人間が作ったものじゃないとするなら誰が…

 「!?まさかあの時彼の回収を邪魔した…!」

 このままじゃ計画を実行できない、もっと手頃なあの子と親しい人間か妖怪にするべきか…

 私が、せっかく幻想郷のために…強いては妖怪のために、その他を全て切り捨てる覚悟をしたのに…いや、そういえばなんで私は……

 「八雲紫」

 「!?誰!?」

 私は考え事に夢中になっていて接近されていることに全く気づかなかった、いや、おかしい。ここは誰であろうと入れるはずはない、藍ならば突然入ってきたりはしないし、声が違う。まさか計画がもう……

 「おいおい協力者の声を忘れるなんて酷いやつだな…」

 「ああ、貴方か。来るなら前もって藍とかに言って欲しいわね。それに私よりも好きなように移動できるなら正面からきて欲しいものだわ。」

 「すまないね、今さっきなんとなくで思いついて来たものだから、連絡のしようがなくてね。まぁ許してくれ。」

 「別に問題ないわ、それで何かあったの?」

 「いや、現在の状態について確認して起きたくてね。その後、首尾はどうだい?」

 「少しまずいわね、使おうと思っていた彼が外に出なかったから、洗脳する機会を失った。それに何者かが、明らかに妨害して来ている。それも完璧なまでにこちらの目的を明確に理解した上で。」

 「なに?それは本当?」

 「ええ、本当よ。本来なら彷徨っていた彼を幻想郷に入れたあと、ここに連れてくる予定だったのにまずそれを妨害された。彼の出現場所をずらされた。それにあの人間の思考を誘導している可能性もある。それについてはまだ仮説だけどほぼ、確実ね。それに問題はそこじゃないわ。奴らは私が彼を使おうとしていることをわかっている。そこが問題、彼が来て対して日数も経ってない、そして私と彼への一時接触すら妨げているとなると、明らかにおかしい。彼自体、降って湧いたようなものだというのに、完璧な対策がされている。これがどうしても腑に落ちない。」

 「…ふむ」

 彼女は考え込むような動作をして、予想外なことを言う。

 「この前だが、著しく場の空間が不安定になったことがあった。無論その人間が来る前にな。だが、空間自体が不安定だったのも、数日で、確か1週間ほどで何事もなくなっていたことがあった。あの時不思議には思ったが、なにかしらの強い力が働いているだろうと思ったのだが、違うのかもしれない」

 「どういうこと?」

 「正直まだ、憶測の域を出ないしその空間自体、お前のところに行く途中、近くで感じただけのものだったから、本当に憶測になるが…おそらく何者かがこの幻想郷に干渉したのだろ」

 耳を疑った

 「ありえない!?外から来たのなら私なり霊夢なかりが必ずわかる!それなのに私達に悟らさずに入ってきた奴がいるっていうの!?」

 「落ち着け、外からじゃない。中からだ。つまり別の幻想郷から、という可能性がある。」

 「べつ……の?」

 「そうだ、憶測の域を出ないがおそらく、何者かが別の並行世界、もしくは別の時代、過去か未来かわからんが…おそらく後者だろうが、この幻想郷に入ったのだろう、それが今の私たちに干渉しているんだ。おそらくこの幻想郷の未来を変えるために。だが、まだ予想だ、確実じゃないからまだ調査が必要な段階だ。あまり真剣に考えるな、頭の片隅にでも置いておけ。」

 「…………そう…」

 なんとなくだが、腑に落ちた。そうでないければ説明がつかないことが何度も起きている。

 「それじゃあ私は戻る。また何かあればこっちにきてくれ。」

 「あなたのところに行くのなかなか難しいのよねぇ、あのちびっ子の監視も厳しいし。」

 「まぁその辺は苦労をかけるが、理解してくれ、全ては妖怪の存続、強いては繁栄のためだ。」

 「ええ、わかっているわ。それでも、一応こんな感じで定期的にはきて欲しいわね。」

 「善処しよう」

 彼女はそう言って、いつの間にか消えていた……

 「未来人の可能性……か。面白くなってきたじゃない」

 私は現状を打破すべく、新たな策を考えるのだった








       幻想郷上空にて

 「はぁ、危ない。洗脳がまさかとけかけるとは…。まぁ先程しなおしたし、それに意識の誘導もしてあるが…感情が昂ると洗脳が解ける可能性があるな…いざという時は…」

 不穏な影はそのまま月を見て…

 「もうすぐだ、もうすぐお前に報復を与えられる日がくる。待っていろ○○」

 影は一瞬でその場から消えて、後にはなにも残らなかった。











        

 

 

6話目も頑張ります!

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