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お風呂での一幕

本編の「獣を満たすのは食べ物よりもアレ」のお風呂の時のお話です

三阪と並んで湯船に浸かっているが三阪のカラダが妙に気になる。



なんと言うか、この前までは中学生だったやつとは思えないほど筋肉。肉が三阪のカラダから飛び出そうとして盛り上がっているみたいだ。




「俺のカラダで興奮でもした?」



まじまじと見つめていたら三阪がこっちをみてニヤニヤしていた。


「いや、三阪ってなんかスポーツでもやってんの?」


マッスル三阪に聞く。


「うーぬ、いや、もっといいスポーツあるよ」


「は?」


質問の答えになっていないことに少しいらっとしながら何?と聞く。


別に自分の体をヒョロヒョロとまでは思わないが、筋肉と呼ぶには少し寂しい。

三阪は生理的に無理だが、あんな体を見せられたら憧れはする。三阪の言う興奮とやらの感情は雀の涙ほどもないが!



「俺がおすすめのスポーツは、二人一組でやるんだ」


「えっ何、クイズ形式?」

  

「おう。あっでも、何人でもできるな。」


「えー、テニスとか?」


「違うな。」


クイズとかが意外と好きな俺は真剣に考える。   






三阪がニヤニヤしてるとも知らずに…


「てか、何人でもできるってどういうことだよ。」


「いやまじまじ。でも俺は二人一組のほうがいいな」


「うーん、みんなやったことあるスポーツ?」


そう聞くと三阪が吹いた


ますます、わからなくなる。


「えっと、やったことある人はいるよ?」


「何それ、絶対マイナーなやつでしょ」


「それがなんとみーんな知ってるよ」


「はぁぁぁ」


どんどん分からなくなりしばらくヒントを貰うことにした。



「えと、よく汗をかいて、道具は何も使わなくてもできるけど使ってもできる。」



「本当に分からないわぁー…」


負けず嫌いな俺は少し悔しかった。



「大ヒントいる?」



「…うん」



「日向と香野がよくやってる」



「は」



日向と香野を思い返す



イチャイチャしてるところしか見たことない。



出会ったときなんか2人はイチャイチャどころかアレをしてて…




ん?


ふと嫌な予感がする



アレ?紳士な俺をあえて言わないので察してくれ。






「なぁ、三阪。お前もしかしてクイズの答えって…」




「気づいちゃった?☆なっ、素敵なスポーツだろ?





正解は言ったほうがいい?」



「言ったら殺すからな」




真剣に考えた俺が馬鹿だった…



「スポーツの春だろ?気持ちいいし、マッスルなカラダも手に入るししようぜっ!」


「いや、それを言うならスポーツの秋だし、普通に無理だし、近寄らないでだし、ねぇ近寄らないでって言ってるじゃん、ねえ!!!!」




迫り来るキン肉マンを背に湯船から急いで上がり全力で逃げる。



後ろを見るとはぁはぁ言ってるキン肉マン。



「やめてえええええええええ」



俺の叫び声はシャワーの音にかき消されるのだった…。

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