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プロローグ



この世には目に見えないものがある。



俺の父さんはそんな事を良く言っていた。



そして、この世の本質はそんな見えないものが支配している。と



当時、小さかった俺は父さんの言っていた事の意味が全然分からなくていつも首を傾げていた。母さんはそんな父さんと俺を見て微笑みながら俺の頭を優しく撫でてくれた。俺はそんな父さんと母さんが大好きだった。うぅん、今でも大好きだ。最も、父さんと母さんに、もう会う事は出来なくなってしまったが。

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