ミューシック
青い人です。
イキってる奴です。
プロローグ
体……「体重が軽すぎる理由としてはDNAの異常によるものかと。そのせいで消化が遅く、取り込める栄養も少ない…そんな所でしょう。貧血もそこから来て………」
心……「統合失調症ですね。自閉症と連合障害の。」
小さい時から心身ともに安定しなかった…
久しぶりに教室のドアを見る。
ガラガラ…ドアを開ける。
「えww生きてたんだwww」
「今日も倒れるの?www」
「心が弱いとか言って慰めて貰う言い訳言うなよ」
「私お腹空いたからその薬分けてよwww」
「体重が軽すぎて困ってるとか喧嘩売ってるの?」
まただ、またクラスメイトは自分に無意味な矛を向ける。
「う、うぅ、うぁ、あぅ、」
「どうしたの?ちゃんと日本語喋って?」
「あ、ぁぅ、あ、あぁ、…ハァハァ」
そして過呼吸が始まる。
息が、酸素が、心が、足り…無い、
…バタリ
「先生ーまた倒れましたー」
遠のく意識の中、「またか」という目でクラスのみんなが私を見てくる。
「久しぶり。学校に来てくれたのね。ありがとう。」
意識を取り戻し、保健室の先生が自分の顔を心配そうに、また安心したように見つめている。
「う、うわ、あ、あぁ、うわぁぁぁ」
そして唯一の優しさに飛び込み、泣き喚く。
そして、家に帰って自分の無力さに涙し、自分が生きている理由が欲しいために刃物で腕を傷つけ、痛みを安心に変える。
こんな生活をもう何年も続けていた。
そして遂に………
「ここがあなたの病室よ。隣の部屋の子達も貴方と同い年だから仲良くしてね。」
「はい。」
入院生活が始まった。
続きをお楽しみに…